【Vol.25】最先端を体感しながらNYの街を流したい!
キャデラック CT6安全・快適性の極みを味わうなら、〈キャデラック〉に乗るといい。特に、最先端のIT技術満載のCT6は、NYのVIPも唸るもの。これはちょっとレベルが違うかも⁉毎度のことだが、NY出張のときはなんとなくワクワクする。JFK空港に降り立ち、イエローキャブでマンハッ…
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キャデラック CT6
安全・快適性の極みを味わうなら、〈キャデラック〉に乗るといい。特に、最先端のIT技術満載のCT6は、NYのVIPも唸るもの。これはちょっとレベルが違うかも⁉
毎度のことだが、NY出張のときはなんとなくワクワクする。JFK空港に降り立ち、イエローキャブでマンハッタンへ向かうあたりから胸は高鳴る。イーストリバー越しの摩天楼が見えたときが頂点だろう。トンネルよりも橋で渡ったときのほうがその感情は強い。
そんなマンハッタンにピッタリのクルマがある。〈キャデラック〉だ。ザ・プラザホテルをはじめ、パーク ハイアットやマンダリン オリエンタル、セントレジス前はその特等席といえる。ビジネスエリートやセレブが車窓から顔を覗かせる。
その〈キャデラック〉が、さらにNY色を濃くしたのをご存知だろうか。〈キャデラック〉ブランドを持つGM(ゼネラルモーターズ社)が2014年にキャデラック本社をデトロイトから移したのだ。また、2016年には“キャデラックハウス”をオープン。キャデラックブランドの世界観を提案するカルチャースペースを設けた。しかも場所は、クリエイティブ活動が盛んなソーホー。NYで人気の“ジョーコーヒー”を片手にアートな気分に浸るのにピッタリの環境だ。
さて、その〈キャデラック〉だが、アメリカ車に興味の薄い人は、いまだ旧態依然とした印象を持っているかも。大きくてフワフワした乗り心地で大排気量エンジンのクルマ、といったような……。でも、現実は全く違う。サイズは〈メルセデス・ベンツ〉Cクラスや〈ビー・エム・ダブリュー〉3シリーズくらいからあるし、走りは〈ポルシェ〉などと同じく、ドイツのサーキットで研究開発を進めている。それだけキリッとした乗り心地ということだ。さらに、エンジンは強靭なV8もラインナップ。前述したドイツメーカーに勝るとも劣らないスペックを誇示し、今年も北米で行われるIMSAウェザーテックスポーツカー選手権に参戦している。そう、現代の〈キャデラック〉は幅広いニーズに応えているのだ。
きっと、そうしたところが〈キャデラック〉とNYの親和性が高いポイントかもしれない。1900年代初頭のビルが立ち並ぶマンハッタンには、伝統と最新のアートが共存するし、〈キャデラック〉もまたヘリテージを重んじながら最新のテクノロジーで進化し続けている。まさに、コンセプトは温故知新ってところだ。
そんな目線で〈キャデラック〉を眺める。写真はフラッグシップのCT6。石畳の道にこの最先端のデザインがマッチする。このなんともいえない感じが、まさに今の〈キャデラック〉を言い表しているんだよね。
ほかにもある! このクルマの楽しみ方&使い方
アメリカ車を侮ってはいけない! CT6を実際に走らせると、そんな言葉が脳裏に浮かんだ。いってしまえば、アメリカはIT大国。インターフェイスをはじめとする最新テクノロジーは、おそらくアナタの予想を遥かに上回るかも⁉ そんなレベルになっているのだ。
まずは、タッチパッド付き“CUE”。これはスマホのように直感的に操れるインフォテイメントシステムのことで、ナビ、音楽&映像再生、ハンズフリー通話が簡単に行える。しかも、“アップルカープレイ”や“アンドロイドオート”にも対応。スマホと同じアプリのアイコンが並ぶので説明書なしでガンガン使える。
それにセンターコンソールのワイヤレス充電機能も見逃せない。携帯電話を専用トレイに置くだけで充電可能。うん、これは新しい。ルームミラーにも仕掛けがある。通常の鏡のほか、リアカメラの映像を映すこともできる。
また、安全面でも最新機能はてんこ盛り。今どきの自動ブレーキは前方車だけでなく、歩行者も検知しブレーキ操作を行うし、夜間の視界を確保する赤外線映像をメーターに映す"エンハンスドナイトビジョン"も装備。360度障害物を検知するサラウンドビジョンを含め、まさに全方向全天候型の安全装備だろう。
というように、最新テクノロジーが満載されるCT6。やっぱアメリカって国は侮れませんね~って思うクルマである。
ココにもソソられる!
〈01 運転席〉大人の男の必須アイテムが備わる!
ヨーロッパ車に負けないクラフトマンシップで作られたインテリアはまさに上質の極み。独自のカット&ソー製法で仕上げられたシートやトリムが大人の雰囲気を出す。開放感あふれるウルトラビューパノラミック電動サンルーフも見逃せない。
〈02 コンフォートシート〉ずっと乗り続けていたいほどの快適さ!
1mのレッグスペースを持つリアシート。センターシート以外にはシートヒーター、ベンチレーション、さらにはマッサージ機能まで用意される。10インチディスプレイを使ったエンターテイメントシステムで、映画鑑賞なんてのも悪くない。
〈03 セーフティ〉ドライバーに注意を促すのも役目
’90年代から、どこよりも早くナイトビジョンを採用してきた〈キャデラック〉。最新バージョンの“エンハンスドナイトビジョン”は、人や障害物を映し出すだけでなく、危険を察知すれば、ドライバーにシートの振動で知らせる機能が付いている。
SPECIFICATIONS
キャデラックCT 6セダン プラチナム
●全長×全幅× 全高:5190×1885×1495 ㎜
●エンジン:3 . 6ℓV 6 DOHC
●トランスミッション:8速AT
●最高出力:340 ps/ 6900 rpm
●最大トルク:386 Nm/ 5300 rpm
●使用燃料:プレミアムガソリン
●駆動方式:AWD
●ステアリング:左
●税込み価格:998万円
TEL:0120 - 711 – 276(GMジャパン・カスタマーセンター)
雑誌『Safari』7月号 P216・217掲載