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CULTURE カルチャー

2025.06.28


『ミッション:インポッシブル』シリーズが映画界に残したものとは?【前編】ツメアト映画〜エポックメイキングとなった名作たち~ Vol.35


『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025年)

2025年6月にアカデミー名誉賞の授与決定が発表され、生涯にわたる映画界への貢献が認められる形となった俳優&映画プロデューサーのトム・クルーズ大先生(1962年生まれ)。えっ、彼ってオスカー像ひとつももらってなかったの!? と今更ながら驚いたりもするが、確かに俳優部門でも作品部門でもノミネート止まりだったのだ。1990年に『7月4日に生まれて』(1989年、監督/オリヴァー・ストーン)で初めてアカデミー主演男優賞にノミネートされてから、『ザ・エージェント』(1996年、監督/キャメロン・クロウ)で主演男優賞、『マグノリア』(1999年、監督/ポール・トーマス・アンダーソン)で助演男優賞、主演と製作を兼任した『トップガン マーヴェリック』(2022年、監督/ジョゼフ・コシンスキー)で作品賞の候補になったものの、受賞には至らなかった。
 

 
例えば当時妻だったニコール・キッドマンと共演したスタンリー・キューブリック監督の遺作『アイズ ワイド シャット』(1999年)など、30代までは作家性の強い監督と組んでいたりするのだが、いつしか命知らずのアクションスターへと変異。おじさんになってから加齢という自然の法則に逆らうように、全盛期のバスター・キートンやジャッキー・チェンを超えんばかりの“ノースタント”(俳優自身が危険なスタントを行うこと)に挑戦し続ける前代未聞の生きざまを見せるようになった。それ以来、立派な賞や栄誉とは縁の遠い娯楽映画への献身を貫く“無冠の帝王”として、孤高のスタンスを守りながらずっと突っ走ってきたのだと言える。
 


『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025年)

そしてついに来るべき11月16日(現地時間)、映画芸術科学アカデミーが主催するガバナーズ賞授賞式(第16回)で初のオスカー像を手にする予定。いまや彼のキャリアは映画産業全体の行方を占うほどの影響力があり、特に“映画館に観客を呼ぶ”という命題に関しては最後の砦的なキーパーソンのひとりだ。新型コロナウイルスのパンデミックと配信サービスの台頭で、劇場で映画を鑑賞するという文化そのものが危機に瀕していると叫ばれていた時、『トップガン マーヴェリック』が大ヒットを記録したことを受けて、スティーヴン・スピルバーグ監督がトム・クルーズに「君がハリウッドを救った」との熱い賛辞を贈ったことも記憶に新しい。
 
 
そういったエンタメ映画界の救世主という使命(MISSION)を背負ったスーパーアクションスターとして、同時に自分の仕事を厳しく管理するスペシャルなプロデューサーとして、トム・クルーズの偉大なツメアトを象徴/代表するのが、約30年にも及ぶ『ミッション:インポッシブル』シリーズである。もともとは往年のテレビドラマ『スパイ大作戦』(1966年~1973年)のリメイク企画だったことを、皆がすっかり忘れているほど(ラロ・シフリンによるオリジナル音楽が使用されているにもかかわらず!)、この一大巨編は極秘任務を遂行するスパイ組織IMFのスーパーエージェント、イーサン・ハントを演じるトム・クルーズの代名詞的なシグネチャーモデルとして世界中の映画ファンを魅了してきた。今年(2025年)5月に公開されたシリーズ最新作にして第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、トム本人がシリーズ集大成と位置づけており(ちなみに完結編とは言っていない)、『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年、監督/山田洋次)すら彷彿とさせるほど想い出アルバムのように過去のシリーズ映像が引用されたりもする。ちょうどこれまでの全貌を振り返るには絶好のタイミングなので、ポイントを絞ってシリーズの流れを簡単に整理&紹介してみよう。
中編に続く

 
文=森直人 text:Naoto Mori
photo by AFLO
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