Safari Online

SEARCH

LIFESTYLE ライフスタイル

2022.02.07


【鈴木武蔵】初A代表での国際試合で感じた世界レベルのDFの強さ! コロンビア戦で見えた 理想のFW像への道!

サッカー日本代表における1トップの座を奪取することに、意欲を燃やす鈴木武蔵。真のストライカーとしての覚醒を求めて海外に渡った。そのきっかけは、初招集・初先発を果たして苦杯を飲んだ、A代表デビュー戦にあった。

MUSASHI SUZUKI
TURNING POINT【鈴木武蔵】初A代表での国際試合で感じた世界レベルのDFの強さ!
2019年3月22日
キリンチャレンジカップ
VS コロンビア

ベルギー1部のベールスホットVAで背番号10を背負う鈴木武蔵。日本代表で絶対的な選手になると誓い、海外での挑戦を続けている。そんな鈴木が今回、ストライカーとしての気づきがあったと語ってくれたのは、2019年3月に行われたキリンチャレンジカップのコロンビア戦。このゲームが国際Aマッチデビュー戦となった鈴木は、1トップとして先発。2列めの堂安 律、南野拓実、中島翔哉と攻撃陣の1人として、南米の強豪チームに対して果敢に挑んだ。

「世界との差を感じた試合。その一言につきます。もちろん、それ以前も各年代の代表の試合で感じたこともありますが、この試合でマッチアップした相手DFには、ジェリー・ミナやダビンソン・サンチェスといったプレミアリーグで活躍している選手もいました。世界のトップレベルで常にプレイしている選手と対峙したわけですから、やはりアンダーのカテゴリーとは圧倒的な違いがありましたね」

この試合で日本代表は、序盤からゴールへ迫り、37分には鈴木が決定機を迎えたシーンもあった。左サイドの中島が放ったクロスを、相手DFのマークを絶妙に外しながらヘディングで合わせたのだが、惜しくもゴールの枠を捉えることはできず。その後も鈴木は持ち味のスピードを生かして守備の裏を狙い続け、前線で体を張ったポストプレイも見せたものの、後半20分の交代までに放ったシュートはわずか1本。試合自体は、後半開始早々から守備の局面が続き、64分に相手に与えたPKによる得点を覆すことができず。0対1の敗戦となった。

「対戦して感じたのは、相手チームの選手は全員、基礎の身体能力が高いということ。特にDFはカラダが大きくてゴツいのに、足も速い。やっぱりこういう相手と毎日のように練習をしたり、試合をする環境は海外にしかない。だから、自分自身も早くそうした環境に身を置いてメンタル的にもフィジカル的にももっとタフにならなきゃいけない。そして、ストライカーとして、もうひと段階成長したい。この試合を経て、その思いがよりいっそう強くなりました」

世界と戦ううえでのフィジカルの強さの必要性は、カラダでも体感したという。

「この試合が終わった後に、まるでハードな筋トレをやった後みたいにめちゃくちゃ筋肉痛になったんです。こんなサイズ感の人間と毎日サッカーをやったら、やっているだけで成長できる。これは、スゲエって思いましたね(笑)。もちろん日本人選手にも速さがありますし、また違ったよさがあるとは思うのですが、フィジカルの違いはベルギーに来てからも日々感じていること。体重でいうと僕は76㎏ぐらいですが、こっちの選手は85㎏とか90㎏が普通です。そんなゴツいカラダで、動きも速いわけですから」 

フィジカルに加え、意識的にも変化の必要性を感じたことがあるという。

「フィジカルの強い相手と対等に渡り合えるカラダは、すぐには作れません。ただ、大きいDFが嫌がるところを突いていくことはできます。簡単にいえば、動きの質ということなのですが、もっと頭を使えるフォワードにならなくてはならない。その意識が強くなったのも、やはりこの試合がきっかけでした。Jリーグでは興梠慎三選手や小林 悠選手のような動き出しは、見ていて非常に勉強になりますし、年齢を重ねた現在もトップで活躍し続けている理由がわかります」

ストライカーとしての成長を求めてベルギーに渡り、2年めのシーズンを迎えた。果たして、手ごたえはあるのだろうか。

「メンタルがタフになった。それは間違いありません。ここでは自分の軸を持ち、それをプレイとしても発言としても主張しなければ、チームメイトや監督の信頼を得ることはできません。昨シーズンは自分の軸がブレて落ち込んだこともありました。でも、今はそこを乗り越え、自分自身がやっていることに自信を持ち、それを曲げない強さを持ってプレイしています。チームとしては苦しい状況が続き、自分自身もなかなか結果が出せていませんが、自信は失っていません」

厳しい環境の中で手に入れた自信が、飛躍のきっかけになる。そう信じている。

「僕は、アンダーカテゴリーで活躍してきた選手ではありません。しかし、こうやっていくつもの試練を乗り越えていくことで、はじめて本当のストライカーになることができると信じています。そして、そんな自分を信じてくれている人のためにも、ここで毎日タフにサッカーと向き合う。今はそれしか考えていません」

【鈴木武蔵】初A代表での国際試合で感じた世界レベルのDFの強さ!サッカー選手
鈴木武蔵
Musashi Suzuki
1994年、ジャマイカ生まれ。桐生第一高校2年でU-16日本代表に選出される。高校卒業後にJ1アルビレックス新潟加入。2018年にV・ファーレン長崎、2019年に北海道コンサドーレ札幌に移籍。2020年にベルギー1部ベールスホットVAへ移籍。

TAMURA'S NEW WORK[〈西川〉の“エアー”]
【鈴木武蔵】初A代表での国際試合で感じた世界レベルのDFの強さ!〈西川〉と睡眠コンディショニングサポート契約を結ぶ、堀米雄斗。「写真や言葉では伝えきれない堀米選手ならではの躍動感を感じる作品になっていれば嬉しい。ちなみに、マットレスも実は写真ではなくイラストです。細かい描き込みも楽しんでもらえたら(笑)」

「堀米雄斗が輝く瞬間を描いた」
従来のアーティストがやってこなかった、新しい道を切り開いている田村 大。“アートによるブランディング支援”というテーマで取り組んでいる作品は、そのひとつ。今回紹介する、布団の〈西川〉の“エアー”シリーズとのコラボ企画はその好例だ。同社が眠りの面からサポートしているアスリートを紹介するシリーズの第一弾として、スケートボード男子初代金メダリストの堀米雄斗を描いた。

「質の高い眠りでトップアスリートのベストパフォーマンスを支えているのが、“エアー”のマットレス。僕の絵を通してその関係性を感じてもらいたいという思いを込め、堀米選手のエネルギーがほとばしっている瞬間を表現しました。太陽は描いていませんが、一部の影を強調することで堀米選手に光があたって見えるようにしています。写真とはまた違う手法で見る人の想像を掻き立て、アスリートを輝かせられる。そんなイラストならではの表現も、楽しんでほしいです」

<img src=アーティスト
田村 大
DAI TAMURA
1983年、東京都生まれ。2016年にアリゾナで開催された似顔絵の世界大会、ISCAカリカチュア世界大会で総合優勝。アスリートを描いた作品がSNSで注目を集め、現在のフォロワーは10万人以上。その中にはNBA選手も名を連ねる。海外での圧倒的な知名度を誇る。Instagram:@dai.tamura

 
Information

雑誌『Safari』3月号 P176掲載

“アスリートの分岐点”の記事をもっと読みたい人はコチラ!

イラスト=田村 大 文= 遠藤 匠
illustration : Dai Tamura text : Takumi Endo photo by AFLO
創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!
SPONSORED
2025.12.01

創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!
大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!

1950年にはじまった〈ゴールドウイン〉のヒストリー。その新作スキーウエアコレクションの名前は、創業地にちなんだ“オヤベ”だ。歴史の深みを感じさせ、エイジレスなスタンダードデザインでありながら、機能は最新鋭。素材はもちろん、ひとつひとつの…

TAGS:   Fashion
初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!
SPONSORED
2025.11.25

初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!
カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!

一流は一流を引き寄せるとは、よくいわれること。ロックアーティストHYDEがまとったのは“キング・オブ・ダイヤモンド”として名高い、世界最高峰のジュエリー&ウォッチブランド〈ハリー・ウィンストン〉。常に最高を求め続ける両者が出会うと、どんな…

TAGS:   Fashion Watches
〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!さりげに違い出しできる大人の冬アウター
SPONSORED
2025.11.25

〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!
さりげに違い出しできる大人の冬アウター

冬カジュアルの主役であるアウターは、さりげなく違いが出せる1着を選びたい。そこで注目すべきなのが、大人のための上質な冬アウターに定評のある〈タトラス〉。定番ベースのシンプルなデザインを基本としつつ、街ゆく人をハッとさせるさりげない“違い”…

TAGS:   Fashion
〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!大人の革小物はさりげなロゴ使いで!
SPONSORED
2025.11.25

〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!
大人の革小物はさりげなロゴ使いで!

普段、バッグや靴ほど目立たないが、意外とセンスを問われるのが財布などの革小物。大人ならシンプルながらも品があって、さりげない上質感のあるものが狙いめだ。となれば〈サンローラン〉の革小物を。小ぶりなアイコンロゴがピリッと効いた財布やカードケ…

TAGS:   Fashion
大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!冬カジュアルに効く品格バッグ!
SPONSORED
2025.11.25

大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!
冬カジュアルに効く品格バッグ!

大人の冬カジュアルに欠かせない名脇役がバッグ。どんな着こなしにも似合う上質なバッグがあれば、気分よく外出できるというもの。そこでおすすめしたいのが、〈フルラ〉の新作として登場した“アーバン バックパック”。コートなら背負って、短丈ブルゾン…

TAGS:   Fashion
俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!
SPONSORED
2025.11.25

俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!
“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!

航空計器から着想を得た革新的なデザインが人気の〈ベル&ロス〉から、2本の限定モデルが登場した。情熱的な輝きを放つダイヤルの赤と闇夜にクールに浮かび上がる蓄光の緑。異なる魅力を宿す2本のパワーウォッチがファッションシーンでも注目を集める俳優…

TAGS:   Fashion Watches
機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?
SPONSORED
2025.11.25

機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!
こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?

男のカジュアルウエアは、ワークやミリタリーをモチーフにしたタフで骨太なアイテムが定番。それは服だけでなく、足元も同じだ。とはいえ往年のワークブーツなどでは、履き心地やスペック的に現代の暮らしにフィットしない!? ならば、〈アシックス〉のワ…

TAGS:   Fashion
“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!“上質”を贈りたい 大人のギフト!
SPONSORED
2025.11.25

“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!
“上質”を贈りたい 大人のギフト!

クリスマスに忘年会、そしてニューイヤー……年末年始は、特別なギフトシーズン。頑張った自分へのご褒美に、大切な人に感謝を込めて、“とっておきの上質”を贈りたい。自分の身と心を一新させるようなワザありの逸品から、相手の顔が思わずほころぶ名品ま…

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。
SPONSORED
2025.11.18

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。
ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。

上質なレザーのしなやかな感触と使い勝手の良さで支持を集めている〈アニアリ〉のバッグ。ミニマルで洗練されたデザインは、装いを自然に洗練されたものへと導いてくれる。また、確かな日本の職人技に裏打ちされた使いやすさと安心感が、使うほどに深まる風…

TAGS:   Urban Safari Fashion
建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。
SPONSORED
2025.11.14

建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。
豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。

〈バルミューダ ザ・ストア 青山〉を訪れた建築家・クマタイチさん。暮らしに寄り添う建築を数多く手掛けてきたからこそ、関心を寄せたのは新しい加湿器“レイン”だ。ただ湿度を調整するだけでなく、暮らしを豊かに導くための機能や造形美を兼ね備えた“…

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!名作時計はファッション使いするのが決め手!
SPONSORED
2025.11.11

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!
名作時計はファッション使いするのが決め手!

2025年で創業165周年を迎え、そのうえ、22年ぶりにモータースポーツの最高峰である“F1”公式タイムキーパーにも返り咲いた〈タグ・ホイヤー〉。モータースポーツと密接な関わりをもち、勝利を象徴するウォッチとして君臨してきたそれは、時を経…

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ