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2019.02.01


独自の視点で選んだ北澤豪さんの愛用時計とは?

時計へのこだわりが強い北澤さん。今回は、ご自身が所有するモデルの思い出やその魅力を語っていただきました。また、アイテムを購入する際の決め手も公開。これは今後の時計選びの参考になるかも!?

写真はイメージです

時計は巻いていないとしっくりこない、大切な相棒ですね


今回のテーマは待望の“時計”です(笑)。そのくらい大好きで、修理に出していないものを入れると20本ぐらいは所有しています。最近のお気に入りのブランドは〈クストス〉、〈IWC〉、〈タグ・ホイヤー〉です。振り返ってみると、はじめて高級時計を所有したのは、〈タグ・ホイヤー〉でした。当時付き合っていた年上の彼女にアイルトン・セナのモデルを買ってもらったんです。淡い思い出ですね(笑)。

時計は、モデルによっては数千万円もするし、今よりも価値が上がるものもあります。だから資産として購入する人もいますよね。でも、自分はそうではありません。見た目のかっこよさはもちろんなのですが、そのブランドが持つ理念やコンセプトに共感して購入することが多いんです。では、自分の所有するモデルを少しだけ紹介します。
 

 
〈クストス〉は“チャレンジクロノⅡ”を2本所有しています。シルバーのケースに白のラバーストラップをあしらったモデルと、ゴールドケースにネイビーのレザーストラップのモデルです。好きなところは、トノウ型のフェイスに収められた複雑な機構。面白いので、ついつい眺めてしまうんです。白のラバーストラップのモデルはスポーティな印象なので、カジュアルな着こなしのときに愛用しています。ネイビーのレザーストラップのモデルは、スーツなど落ち着いた装いに合わせることが多いですね。

このブランドは立ち上がった経緯にも惹かれます。〈クストス〉の創業者は〈フランク・ミュラー〉を手掛けていたヴァルタン・シルマケスの息子、サスーン・シルマケスです。父親に〈フランク・ミュラー〉を継げといわれたのに、それを断り自ら〈クストス〉を立ち上げたそうです。すべてのモデルに“チャレンジ”という文字を配していますが、その信念がいいですよね(笑)。こういった背景が自分の心の琴線に触れるんです。デザインは少し派手ですが、ダイヤルから見える複雑な機構が男心をくすぐります。

“チャレンジクロノⅡ”が気になった人はコチラへ↓
http://www.cvstos.jp/products/chrono2/CVT-CHR2-CP5N-BLST_22/
 

 
〈IWC〉は、丸形のフェイスでビッグな文字盤が男らしい“ポルトギーゼオートマティック”です。シンプルなデザインで、すごく洗練されていると思います。〈IWC〉は、環境保護など慈善事業を支援していて、特別限定モデルも発表しています。そして、これらの時計の売り上げの一部は、各慈善事業団体へ寄付されているそうです。そういった企業の姿勢に共感して、〈IWC〉の時計に興味を持ちはじめたんですよ。“インターナショナル・ウォッチ・カンパニー”という、ちょっとミステリアスなブランド名も惹かれますよね(笑)。

“ポルトギーゼオートマティック”が気になった人はコチラへ↓
https://www.iwc.com/ja/watch-collections/portugieser/iw500705-portugieser-automatic.html
 

 

こちらは北澤さん所有のモデル。ケースサイズ39mm×39mm、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、100m防水。63万円(タグ・ホイヤー/LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン タグ・ホイヤー)

〈タグ・ホイヤー〉は、スクエアフェイスで、はじめて防水機能を搭載したモデル“モナコキャリバー11”です。このクロノグラフの小窓が目になって、文字盤がちょうど顔みたいに見えませんか?この表情がなんともかわいいですよね。〈タグ・ホイヤー〉は現在、Jリーグのオフィシャルタイムキーパー兼公式パートナーを務めています。サッカーに関わっている者としては、縁を感じるブランドなんですよね。
 

 
〈ロレックス〉は、〈ティファニー〉とのコラボというところに惹かれた“デイトジャストティファニー”です。20代の頃に購入したもので、時計全体がゴールドで統一されている小ぶりなモデルです。当時はワル目立ちするかなぁと心配していました。最近は小ぶりなモデルもトレンドになっているので、あえてボーイズサイズを楽しむ感覚で、使用頻度も増えています。〈ロレックス〉は長年、テニスのウィンブルドン選手権のオフィシャルタイムキーパーを務めています。スポーツを支援している姿勢も選んだ理由のひとつです。
 

 

ジョホールバルでの勝利を記念して買った時計


以前、クラブワールドカップでレアルマドリード所属のカリム・ベンゼマ選手に取材したことがあります。そのときに、彼が〈クストス〉のゴールドで黒文字盤のビッグフェイスを着用していたんですよ。「これからこの時計は価格が上がるから、今のうちに買っておいたほうがいいぞ」といわれました(笑)。フランスでは、ゴールドのケースに黒文字盤が人気らしいんです。〈クストス〉を2本所有しているのは、それに影響されたのかな? いや、それはないですね(笑)。

自分の中で印象に残っている1本が、〈ブルガリ〉の時計です。当時、FIFAワールドカップフランス大会のアジア予選を戦っていたんですね。場所は、マレーシアのジョホールバルです。そこで、イランと対戦して3対2で勝利し、ワールドカップ初出場を決めました。自分はこの証を残すため、貰った報奨金と同額の時計を買おうと思い立ったんです。それで帰路の際に経由地のシンガポールで、街を歩き回って、ふさわしい時計を探しました。そして、見つけたのが〈ブルガリ〉の時計だったんです。所有するコレクションの中でも、思い出が詰まっている時計ですね。

本当の時計好きともなると、〈パテック フィリップ〉や、〈オーデマピゲ〉、〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉といった世界3大時計ブランドや宝飾系ブランドの数千万円という超高級モデルを購入するようになりますよね。自分は、まだそこにはたどり着いていないです(苦笑)。若い頃に一度、そういった超高級時計を購入する機会があったのですが、なぜか買わなかったんですよ。おそらく、そこで購入していたら、その路線を走っていたかもしれないですね。今考えると恐ろしいですけど(笑)。

大好きな時計ですが、最近ではもっぱらアクセサリー感覚です。時間が知りたければ、スマホを見ますから。けれども家に忘れてきた時などは、なんかソワソワしますね。腕に巻いていないとしっくりこないんです。時計は僕にとって大切な相棒ですね。

北澤 豪|Kitazawa Tsuyoshi
元サッカー日本代表。現役時代は豊富な運動量と闘志あふれるプレースタイルから、“中盤のダイナモ”と称された。現在は日本サッカー協会の理事を務めながら、サッカーの普及などに尽力する傍ら、日本テレビ系『NEWS ZERO』のサッカー解説やサッカー中継の解説などでも活躍中。

 
Information

●LVMH ウォッチ・ジュエリー・ジャパン タグ・ホイヤー
TEL:03-5635-7030

文=牛島康之 text:Yasuyuki Ushijima
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