人生をワンランクアップする“攻め”の神経系トレーニング!
今回紹介するのは、神経系トレーニング。神経系といわれても“?”な人もいるかもしれないが、これは、筋肉をつけながら、その〝使い方″を同時に学んでいくトレーニングのこと。なかでもトータル・ワークアウトならではのスピード・トレーニングは、瞬発力や爆発的なパワー、また動きのキレを生み出すことにフォーカスしている。意識できる筋肉を増やし、頭で思ったとおりに筋肉を使いこなすことで、趣味のスポーツや日常生活のパフォーマンスもアップするとあって、是非トライしたいトレーニングだ。
- SERIES:
- アクティブ・ウェルネスでセルフチェンジ! 04
❶ 筋肉の“使い方”を学ぶ!
❷ 動きのキレが自分を魅力的に!
❸ 趣味・仕事のパフォーマンス向上!
スーパー・トレッドミルを使ったスピード・トレーニング。世界で活躍するトップアスリートも活用しているトレーニングだけに、効果は絶大!
アクティブ・ウェルネス/ワークアウト
ここにしかないスピード・トレーニングでカラダはどう変わる?
“スーパー・トレッドミル”でトレーニング!
トップスピードは44.8㎞ /h、最大傾斜は40度に至るランニングマシン。誰もが経験がある“走ること”で、太腿の筋肉や腸腰筋、腹筋といったふたつ以上の筋肉を順番に連動させて使い、神経系を開花させるのに効果的だ。
メリハリボディを作る!
「立体的なカラダを作るには動きを伴うトレーニングが必須。だからミス・ユニバース日本代表のトレーニングにも必ず活用します。蹴って進むことでお尻の位置も上がります」と池澤さん。股関節の可動域を広げることにも効果的。
筋肉を肥大させて代謝アップ!
短時間でふたつ以上の筋肉を100%使うスピード・トレーニング。スーパー・トレッドミルで傾斜を上げれば上げるほど、また、スピードを上げれば上げるほど、使う筋肉の量が増えるため、必然的に代謝の向上へと繋がる。
QOLを上げる!
パフォーマンスの高い、美しいカラダを作るほか、正しく走ることができたら、日常の立ち居ふるまいにも余裕が生まれ、より魅力的に。腰痛などの不具合もカラダの使い方を正すことで根本的な改善に繋がるので、幅広い年齢層が活用。
スポーツのパフォーマンスアップ!
筋力の立ち上がり速度を高められるのがスピード・トレーニングの特色。だから様々なスポーツのパフォーマンスがアップする。「ゴルフでもサーフィンでもなんでも上手という人はそれができているということ」と池澤さん。
数秒間のダッシュでこのすべての動きを正しく実施することが目標。これができれば、より強度の低い日常の動きに余裕が生まれる。どこまでできるか、まずは挑戦あるのみ!
トータル・ワークアウトが実践するスピード・トレーニングはほかにもある!
神経系トレーニングとは、筋肉を鍛えるだけでなく、その使い方を学ぶもの。スピード・トレーニングに特化していえば意識的に使える筋肉を効率的に増やすことが可能。「スーパー・トレッドミルのトレーニングで走ったことのないスピード、脚の感覚を強制的に覚えます。筋肉の未知の使い方を知ることで、神経系を開花させるわけです」。たとえば、ホームランを打つために必要な筋肉量があっても、正しい使い方を知らなければ確率は低い。そのための使い方を覚えることでスタンドまで届く確率は高くなる。
「プロアスリートのためのトレーニングと思われがちですが、趣味のゴルフやサーフィンなどの潜在能力を引き出すことができます。動きのキレなどを生み出すことにも繋がるので、日常の所作や姿勢にも反映されます。魅力的な人は、動きも素敵。キビキビとしたふるまいを見せるだけで印象はガラリと変わりますよ」。アクティブな『サファリ』読者のパフォーマンス向上はもちろん、人前に立つことの多い仕事でも、好印象を与えられるトレーニング。挑戦しない手はないのでは!?
池澤 智 Tomo Ikezawa
日本初の女性パーソナル・トレーナー。約30年もの間、多くの俳優やモデル、文化人のボディメイクを手掛けるカリスマ。ハリウッドセレブによるライフスタイルブランド〈グープ〉では、日本のリテールディレクターを任されている。
神経系トレーニングに必要な体幹部・骨盤の状態のセルフチェック方法
カラダを正しく使うために欠かせない、体幹と骨盤の状態をチェック。股関節を柔らかくし、骨盤を立てる練習にもなるので、もし、今はできなかったとしても継続してトライしてみよう。1⃣ 上半身を起こし、脚は開いた状態で膝を立てる。腕は胸の前で組む。
2⃣ 背筋を伸ばしたまま、脚を左右にパタパタと倒す。
背中が丸まったり、お尻が浮く、上体がブレてしまうのは、股関節が硬いor骨盤を立てられていない証拠!
●トータル・ワークアウト
URL:https://totalworkout.jp
雑誌『Safari』2月号 P166-167掲載
photo:Tsutomu Yabuuchi composition&text:Ryuta Ikegami(AM5:00)