銀座にできたネオビストロ〈ラトリエ ド オト〉は、フレンチとワインを気軽に楽しめる!
寒い冬の日、彼女と銀座でデート。フレンチとワインを気軽に味わうのにぴったりな新店が、ネオビストロ〈ラトリエ ド オト(L'atelier de oto)〉だ。ビストロではあるが、ガストロノミーレベルの料理とセレクトワインでもてなしてくれる。
2024年10月にオープンした、銀座のネオビストロ〈ラトリエ ド オト〉。シェフを務めるのは、新時代の若き才能を発掘する料理人コンペティション“RED U-35(RYORININ's EMERGING DREAM U-35)”(2023年開催)にて、シルバーエッグを受賞した、村田美月さん。
フランス料理の修業に加え、実家のパティスリーでの修練、生まれ育った三重県伊勢への想い、絵や建築を学んで得た感覚などすべての要素を料理に盛り込む。
取材時のメニューから数品と合わせたワインを紹介していこう。
ワインはフランスを中心にイタリアやスペイン、アメリカから日本まで約250種類が揃う。ボトルはもとより、グラスワインも正統派からトレンド、ナチュールまで幅広く、料理に合わせてスタッフと相談しながら選ぶのが楽しい。ワインインポーターが運営しているビストロだから、適正価格で飲めるのもありがたい。
今日は、シャンパーニュ“ボランジェ NV スペシャルキュベ”(2310円/グラス)で彼女と乾杯!
“オトナのエビフライ”2750円 ※エビの種類は季節や仕入れにより変わる
“オトナのエビフライ”は、村田シェフの“RED U-35”の受賞料理。伊勢志摩の海に浮かぶ小島に、夕日が落ちる直前の黄金に輝く海の姿を、ブイヤベース風に表現したひと皿。エビの上には“伊勢ほうじ茶”を練りこんだパンのパン粉が乗り、香ばしい風味と食感を添える。ブロッコリーと鯛出汁の鮮やかなグリーンンのソースも印象的だ。
合わせたワインは、フランス・ブルゴーニュ、ドメーヌ・シャンソン“リュリー 2022ブルゴーニュ”(2090円/グラス)。適度な樽香をまとったシャルドネのミネラル感が甲殻類の旨味とマッチする。
寒い冬の日に彼女とシェアして食べたいのが、“牛フィレ肉のウェリントン風 ソースペリグー”。
“牛フィレ肉のウェリントン風 ソースペリグー”9900円
フランスのクラシカルな料理を、村田シェフが昇華させた逸品。国産牛のフィレ肉と、上質なバターの香り漂うパイ生地、トリュフ香るソースの三位一体の美味しさ。細心の注意をもって焼き上げるという火入れは絶妙、濃厚ながらも重すぎない味わいがちょうどいい。
こちらには、フランス・ボルドー、シャトー・ディッサンの“ブラゾン ディッサン マルゴー 2020” (2090円/グラス)を。滑らかな飲み心地、複雑ながらも重すぎないテイストが、マデイラ酒とトリュフを使ったソースペリグーを引き立てる。
“バラの香りのパンペルデュ”3300円
デザートは、ブリオッシュのパンケーキ“バラの香りのパンペルデュ”。キャラメリゼした表面はカリッと香ばしく、中はふんわり。とろけるローズバターと、テーブルで仕上げに吹きかけるキプロス産ダマスクローズウォーターが香り、能登産の塩が味わいを引き締める。
デザートは、シャンパーニュ・メゾンのアンリ ジローのデザートワイン“アンリ ジロー ラタフィア シャンプノワ”(1540円/グラス)とともに。専用のスポイトを使って注ぐのも、締めにふさわしい演出。
銀座・中央通りに面した開放的な空間
店名の“oto”=“音”は、物体の振動によって発生する“波”より。ゲストとスタッフとのやりとりや、食事を楽しむ際のグラスやカトラリーの音、キッチンでのサウンド、店内に流れるミュージックの振動といった波が調和し、ひとつになる。
そういった居心地のいい空間で、彼女と気軽にフレンチとワイン、楽しんでみて!
●ラトリエ ド オト(L’atelier de oto)
住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
営業時間:11:00~15:00(14:00LO)、16:00~23:00(フード21:00LO、ドリンク22:00LO)
定休日:施設に準ずる
TEL:03-6264-5402
URL:https://oto.winelatable.com/
※サービス料10%別
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。