幻の広島県産和牛 “榊山牛”が味わえる〈肉匠ふるさと銀座本店〉がオープン!
2023年4月23日に〈肉匠ふるさと銀座本店〉が銀座にオープンした。 広島グルメ界で話題の〈焼肉ふるさと〉が東京に初進出したとあって、食通たちの間で早速話題となっている。
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コースも人気があるけれども、高いクオリティの肉を自由にオーダーできるアラカルトをおすすめしたい。数あるアラカルトメニューの中でも、東京ではここだけでしか食べられないのが“榊山牛”だ。広島県の肥育農家でだけ生産されていて、月に15頭くらいしか出荷されていないので、幻の和牛ともいわれている。
幻の和牛ともいわれる“榊山牛”
“榊山牛”は、莫大なコストをかけて牧場で配合した飼料が与えられ、通常より100日以上も長い32カ月以上の長期肥育された和牛。なので、肉の味わいがしっかりとしていて、奥行きのあるコクを堪能できる!
“榊山牛サーロインステーキ”1万3200円
店主の笠原龍二さんは日本料理で研鑽を積んできた料理人で、肉の目利きや扱いも一級。そんな笠原さんが自信をもつのが、“榊山牛サーロインステーキ”だ。“榊山牛”の中でも、脂がちょうどよくのったものを厳選し、ステーキとして採用している特別なステーキ。目の前でスタッフが焼いてくれるので、焼き加減も完璧。通常のサーロインとは違って赤身肉の味わいが存分に感じられ、脂のジューシーさも口中にあふれる。150gとボリュームもたっぷりで、食べ応え満点の逸品となっている。
ほかにも、まだまだ珠玉のメニューが味わえる。
“広島直送 広島和牛タンてっさ”3960円
“広島直送 広島和牛タンてっさ”は、同店が誇る名物料理のひとつ。 広島から直送された新鮮な和牛タンを極限まで薄くスライスして、フグの“てっさ”のように仕上げた。噛むごとにとろけるような食感と豊かな味わいが堪能できる。極薄の1枚を食べたあとに、数枚を重ねて一緒に食べると味わいの変化が楽しめるのでいい。
“榊山牛ユッケ”3300円
サーロインを用いた贅沢なユッケが、“榊山牛ユッケ”。旨味を引き出す自家製タレとコクのある大分県産の卵“蘭王”の黄身をからめて食すと、赤身の輪郭がよりはっきりと浮かび上がる。
“キューブサラダ”1100円
“キューブサラダ”は、ピンチョススタイルで季節折々の根野菜をキューブ状で堪能できる“箸休め”。旨味にあふれたジュレドレッシングが出色だ。
“広島直送 広島和牛特選タン”4枚 7480円、2枚 3740円
希少な黒毛和牛の牛タンを味わえるのが、“広島直送 広島和牛特選タン”。厳選した広島和牛タンだけが用いられており、 サクサクとした食感とふんだんの旨味が特長的。
“榊山牛特選ハラミ”4枚 7480円、2枚 3740円
“榊山牛特選ハラミ”は、市場直送の新鮮な和牛ハラミの中でも厚い芯の部分だけを用いた。かなりの厚切りになっていて、噛めば噛むほどに味が出る。
“広島直送 広島和牛レバー”2640円
レバーの中でも先端部分の希少なところだけを使用しているのが“広島直送 広島和牛レバー”。あえて薄皮をとっていないので、まるでソーセージを食しているかのように、外はパリッとして中はなめらかな食感のコントラスト。鮮度や処理がよくて臭みがまったくないので、レバーが苦手でも食べられる味わい。
“テグタンスープ”1760円
“テグタンスープ”は広島で人気のスープで、滋味がたっぷりながらも適度な辛味がよいアクセントに。
“韓国冷麺”1650円、小 1430円
締めにオーダーしたいのが、同店の名物である“韓国冷麺”と“石焼きピビンパ”。前者は、鶏ガラと牛骨の味わいが染み込んだ自家製スープが、さっぱりとしながらもコクがあり、コシの強いシコシコな麺と抜群にマッチする。スープに浮かぶ酢橘を好みで食すと味変になっていい。
“石焼きピビンパ”1980円
後者は自家製のナムルやキムチなどの食材を石鍋でおこげを作りながら丁寧に混ぜ合わせることで完成する。同店のテストに“合格”したスタッフだけが調理できるので、完璧な仕上がり。ほうれん草、豆もやし、有馬山椒風味のゼンマイ、大根と様々な食材の妙味がからみ合う。
専任のパティシエが在中しているので、締めのデザートも好評だ。
“季節のジェラート”770円
焼肉の定番デザートといえば、アイスクリーム。“季節のジェラート”は、ピスタチオのジェラートが実に味わい深い。
“季節のデザート”1100円
アシェットデセール(=皿盛りデザート)を楽しみたいのであれば、“季節のデザート”がイチオシ。イチゴとピスタチオのアイスに、パッションフルーツのクリームを挟んだサクサクのマカロンが添えられている。
お酒は、奈良県の〈酒家なかみち〉から直送されたワインが中心。幅広い経験をもつソムリエの高岡 晃さんに相談して、最適な提案をしてもらうのもいい。高岡さんをはじめとしたソムリエに加えて、英語や中国語も対応可能なワインアドバイザーが2名も常駐しているので、体制は盤石だ。
ワインは奈良県の〈酒家なかみち〉から直送されたものが中心。右から2番めは“デルタ ソーヴィニヨン・ブラン 2021”、3番めは“マウント・ハーラン ミルズ カレラ 2017”
“デルタ ソーヴィニヨン・ブラン 2021”(1500円)はニュージーランド・マールボロ地区の白ワインでソーヴィニヨン・ブラン100%。フランス・ボルドースタイルと違って、果実味があって、ジューシーでトロピカルフルーツの感じが味わえる。繊細な“榊山牛”にはもちろんのこと、野菜や魚介類に相性抜群だ。赤ワインの白眉が“マウント・ハーラン ミルズ カレラ 2017”(4500円)。アメリカ・カリフォルニア州の赤ワインで、ピノ・ノワール100%。広がりのあるまろやか~なタンニンを有しており、上品ながらも飲み応えが抜群。“フローズンマッコリ”(750㎖ 1800円)は、ソルベ上になっているマッコリ。生匙ですくって自由に飲めるのがまたいい。シャキシャキっとした甘いマッコリが食欲をそそる。
夜景が見えるカップル席
ゲストの利用シーンに応じて、過ごし方を選べるのが嬉しい。デートでは夜の首都高の夜景を眺めながら誰にも邪魔されない個室で過ごせ、接待や会食では高級店らしく焼き師やソムリエ、多言語で対応可能なスタッフによるフルアテンドを堪能できる。さらには、iPadですべて注文して自分たちで焼き、しっぽりと親密な時間を楽しんだりすることも可能だ。
幻の黒毛和牛“榊山牛”を味わえる機会なんて、そうそうない。次の銀座デートでは、希少でスペシャルな“榊山牛”を味わうなんていいんじゃない?
●肉匠ふるさと銀座本店
住所:東京都港区銀座8-8-11 銀座博品館ビル5F
営業時間:11:00~15:00(14:30LO)、17:00~22:00(21:30LO)
不定休
TEL:03-6274-6428
URL:https://furusato-ginza.jp/
※サービス料別
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。