K邸/4LLDK/214.47㎡
訪れる人たちの心を奪うのは、その絶景ぶり。広々としたテラスに出ると、周囲に建物の姿はなく、見渡す限りの自然が広がる。「山の上に建っており、目の前は木々が生い茂る森。その先には海が広がっているという絶好のロケーションです」という。この場所は、1年半ほど前に購入し、細部までこだわり抜いてリノベーションした住まい。もともとはコンドミニアムで、その構造を生かして水まわりはもちろん、壁材や床材の変更、さらには、テラスの照明の再塗装に至るまで手を入れ、現在も理想のカタチに近づけている状態のよう。
リビングやダイニングには、エドワーディアン様式(エドワード7世が在位中の1901〜1910年に流行したデザイン)の家具が置かれ、以前から使用されていたものを再利用。その一方で、〈イサム・ノグチ〉の照明やイタリアブランドのソファといった新たな要素も取り入れている。「以前は南フランスの雰囲気で、クラシック感が強すぎると思いました。国や年代を問わず、質感が合うものならミックスして、多国籍な雰囲気を目指しました」。趣味で所有する船からインスピレーションを受けたプレイルームはウッドの内装に、まるでキャビンのようなバーカウンターを新設。テラスは芝生を取り払い、コンクリートとタイルで整備。温水仕様のプールやシャワーなどを完備、そしてカウンターまで設けることで、友人を招いてのホームパーティに最適な空間へと生まれ変わった。ダイニングにも〈イサム・ノグチ〉の照明が。壁をウッドに変更することで、海を望む開放感と落ち着いた雰囲気を両立した
さらに注目したいのは、窓の工夫。西側の窓には木製ルーバー(細長い板を平行に複数並べたもの)を設置して強い陽射しを和らげつつ、海が望める東側は縦引きのロール網戸のみを設置。絶好のオーシャンビューを望めるように工夫を凝らしている。その開放感からか、どの部屋にもテレビはなく、自然と向き合える、まさに男の憧れが詰まった邸宅だ!
「釣りが趣味の僕にとって、船着場が近くにあり海を望めるこの家は理想的。視界を遮ることのない絶景を心ゆくまで楽しめる大きな窓や、船をモチーフにしたバーカウンターなど、毎日海を身近に感じられる設計や内装が、とても気に入っています」
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※『Safari』7月号214〜215ページ掲載
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photo : Takafumi Matsumura text : Masafumi Yasuoka