【大人の名品教科書】暖かくかつラグジュアリーなんて!
大人が求める冬アウターのすべてがココに詰まってる!
軽くて暖かい冬アウターといえば、いうまでもなくダウンジャケットが筆頭。かつてはアウトドア的なイメージが強かったが、今ではラグジュアリーダウンという名でスタイルの幅を広げている。その代表格といえば〈タトラス〉だ。ダウンの品質はもちろん、表生地の素材やデザイン、ディテールによって、大人にふさわしい上質なダウンジャケットを届けてくれる。
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TATRAS
■なぜ〈タトラス〉のダウンアウターを大人は重宝するのか■
理由1:上質なホワイトグースダウンであったか
理由2:ラグジュアリーな生地&デザイン
理由3:スタイルの幅が広いラインナップ
イタリアのミラノを拠点としつつ、ポーランドと日本の3カ国で事業を展開する〈タトラス〉。2007年にローンチした同ブランドは、上質なラグジュアリーダウンジャケットを中心に、洗練された大人のためのトータルブランドとして人気を博している。今回はダウンアウターにスポットを当てて紹介したい。
〈タトラス〉のダウンアウターの魅力は、まずダウンの質にある。ダウンにおける世界的産地である、ポーランド産のホワイトグースダウンを採用。ホワイトグースダウンは白い羽の水鳥から採取されたもので、寒冷地であるポーランドで育った白鳥はダウンボールが大きく、それゆえ空気をより含み保温性が特に優れている。 
次に挙げられるのがデザイン性の高さ。ピッティ ウォモに参加するほか、近年ではパリコレクションと同時期にパリにてインスタレーションを行う。そんな同ブランドは、機能性とデザイン性の融合が見どころ。ダウンアウターにおいても高い保温性を確保しながら、ラグジュアリーなデザインに仕上げている。トレンドに沿ったカラーパレットなどにも注目だ。
表生地に採用する素材も、高級感溢れるウール生地からナイロン生地まで幅広く揃え、アウトドアなダウンアウターと一線を画す。ジップなども光沢のあるメタル素材を使用するなど、シャープで都会的な印象に仕上がっている。ちなみに、ロゴに記されている3つの十字架は、それぞれ機能、洗練、唯一無二を意味する。
23万6500円(タトラス/タトラス カスタマーセンター)
ミニマルなデザインにスリムなシルエット。ホワイトグースダウンで保温性を確保しながら、その着姿は実にスタイリッシュだ。スリムだが立体的なパターンや前振りのアームなどにより、着心地は快適。これはラグジュアリー感を強めたRラインの1着で、生地にロロ・ピアーナ製ウール×シルクを採用する。
22万6600円(タトラス/タトラス カスタマーセンター)
ミリタリーアウターでお馴染みのN-3Bをインスパイアしたモデル。表生地はナイロンで、ファーにはポーランド産ラクーンを用いることで、ラグジュアリー感を際立たせている。それでいて大型の4つポケットやウエストのドローコード、さらに起毛生地を使ったポケット内袋など、機能性もしっかりと。
4万3000円(タトラス/タトラス カスタマーセンター)
ホワイトグースダウンに加え、中空糸で織り上げたナイロンタフタ生地を使用することで、極軽量に仕上げたのがこれ。光沢感がありながらもナイロンでありがちなシャカシャカ感がなく、なめらかな肌触りが上質であることを示してくれる。アームにはMA-1を想起させるアームポケットがあしらわれ、機能性も誇示。
右:オソド18万4800円 左:タロ13万6400円(以上タトラス/タトラス カスタマーセンター)
ボディとフードにダウンを採用しつつ、アームはストレッチ性の高いジャージ生地に切り替えている“タロ”。ダウンステッチの幅も狭くすることで、動きやすさを確保する。インナーダウンとしても使える。MA-1をベースにした“オソド”は、ダウンを採用しつつもステッチが表に出ないデザインなので、スッキリとしたルックスに。とはいえ、アームポケットやスナップボタン付きスラントポケット、そして本来コードなどを留めておくタブも再現するなど、ミリタリーらしい武骨なディテールを踏襲している。
右:セダム24万4000円 左:カスタグノ18万1500円(以上タトラス/タトラス カスタマーセンター)
定番ラインとは一線を画す素材使いやコンセプチュアリーなデザインを展開するシリーズ。“カスタグノ”はエコレザーを採用したブルゾンタイプで、ダウンを最大限使用した丸みのあるシルエットに仕上げた。ステッチを表に出さないことで、ミニマルな印象に。“セダム”は、表生地にコットンを採用することでクラシックなアウトドアダウンをイメージした1着。パッチポケットやウエストにドローコードを採用するなど機能的なディテールも見どころ。
⚫︎タトラス カスタマーセンター
TEL:03-6277-1766
https://tatras-official.jp/
photo : Tomoo Shoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix) text : Masafumi Yasuoka




































































