これみよがしな自己主張なしで、魅力が際立つ〈ベルルッティ〉の大人顔ブリーフケース!
上品な装いが求められる場面で過度な自己主張をしてしまうのは、空気が読めないイタい大人がすること。違いがわかる大人としては、控えめながら魅力がにじみ出るお洒落を目指したい。そんな理想のスタイルを叶えてくれるバッグを紹介!
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“スクリット”の意匠が施されたハンドルの金属パーツは、ヴィンテージの時計ケースに着想を得たデザインに。背面にはトロリーバッグのハンドルにセットするためのループがあり、旅での使い勝手も良好だ。W40.5×H29.5×D6.5㎝。68万2000円(ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
映画『バービー』のケン役でのチャーミングな演技で強烈な爪痕を残したライアン・ゴズリング。だが、彼の魅力が引き立つのは、やはり抑制を利かせた繊細な演技にある。その象徴的な作品といえるのが、ゴールデングローブ賞主演賞にもノミネートされた『ラ・ラ・ランド』。多くを語らずとも夢を追いかけるジャズピアニストの内面にある感情と葛藤を表現したセバスチャン役こそが、ライアンの真骨頂かと。
台詞に頼らず、表情の微妙な変化や仕草だけで心の揺れを観客に伝える彼の演技力の高さは、寡黙な主人公を演じた『ドライブ』や『ブレードランナー2049』でも存分に発揮されている。その演技は、過度な主張を抑えることで逆に魅力が際立ち、大人の色気を漂わせる。そんなライアンの演技のような抑制の中に品格と華やかさを秘めたバッグを見つけた。それが、この〈ベルルッティ〉のブリーフケース“アン ジュール”だ。
一枚革のボックスカーフを贅沢に使用し、同社の名作“アン ジュール”シリーズを現代的に再構築。フロントのジップポケットやリーフ型ハンドルホルダーといったアイコン的意匠がちりばめられているが、そのスタイル自体はライアンの演技ばりに抑制を利かせた、主張しすぎないデザインが基本となっている。だからこそ、独特の色気と華が感じられるというわけだ。 加えて、ハンドルの金属パーツに施された“スクリット”というブランドを象徴する意匠も、過度な主張がないシンプルなデザインだからこそ、その美しさがより際立って見える。ライアンのような男になるのは至難の業かも……なんて諦めることなかれ。
この“アン ジュール”に頼れば、少なくともバッグのお洒落に関しては彼に近づけるかもしれないのだから!
●ベルルッティ・インフォメーション・デスク
TEL:0120-961-859
※『Safari』1月号226ページ掲載
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