現代に蘇った歴史的時計の伝説とこだわりとは!?
1960年に〈ブローバ〉が生み出した世界初の音叉式電子時計として、時計史に燦然と輝く〈アキュトロン〉。そんな歴史的タイムピースが、革新技術である音叉機構を搭載した“アキュトロン チューニングフォーク スペースビュー 314”として復活。マネージング・ディレクターのマイケル・ベナベンテが、その魅力を熱く語ってくれた。
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- ハートに火をつけて!
マネージング・ディレクターのマイケル・ベナベンテ
「まず知っていただきたいのは、なぜ〈アキュトロン〉の誕生がエポックメイキングだったかです。1960年代当時は、機械式時計が主流。そんな時代に音響装置の音叉にトランジスタの電気振動を用いて、高精度な計時機能を実現したのが〈アキュトロン〉でした。その精度の高さは当時の機械式時計を凌駕するもので、NASAのアポロ計画にこの計時装置が採用されたことが、評価の高さを物語っています。今回この技術を復活させたわけですが、決して簡単ではなかった。現代にない部品も多数ありましたが、妥協せず当時と変わらない魅力にこだわりました。注目してほしいのは音。音叉式電子時計は耳を近づけるとブーンという独特の音が聞こえますが、これもオリジナルと全く同じ360ヘルツです」
ちなみに〈アキュトロン〉は、当時のポップカルチャーにも影響を与えたそう。
「当時、音叉式電子時計は最先端でしたので、スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマンといったセレブリティた
ちがこぞって身につけました。内部構造を大胆に見せるデザインも革新的で、これも多くの影響を与えています。パリの
ポンピドゥー・センターは内部構造がむき出しの前衛的建築で知られますが、実はこれも建築家のお父様所有の〈アキュトロン〉に着想を得たらしいのです」
語り継ぎたいレガシーとこだわりをつめ込んだ音叉式電子時計。60年以上のときを経て、新たな伝説が生まれるかも!?
世界初の音叉式電子時計が帰ってきた!


スイープ運針の秒針も特徴的な“アキュトロン チューニングフォーク スペースビュー 314”。こだわりの音叉機構を含むムーブメントを表裏から眺められる。技術の複雑さゆえ、ムーブメントは100%手組み。ケース径39㎜、音叉、SSケース、牛革ストラップ、3気圧防水。99万円(アキュトロン/ブローバ相談室)
アポロ15号の船長とともに月に降り立った時計を復刻した“ルナ パイロット クロノグラフ”もマイケルは愛用。ケース径43.5㎜、クォーツ、SSケース&ブレス、5気圧防水。10万3400円(ブローバ/ブローバ相談室)
PROFILE
[マイケル・ベナベンテ]
Michael Benavente
1963年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。数々の時計ブランドでマーケティング、セールスなどの経験を積み、〈ブローバ〉のマネージング・ディレクターに就任。
⚫︎ブローバ相談室
TEL:0570-03-1390
※『Safari』2月号213ページ掲載
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