本格的な夏を目前にして、いよいよ気分も高まってきた。となると着こなしにも陽気なテイストを加味したくなるもの。けれども、派手色は一歩間違えるとチグハグな印象になりがちなので、頭を悩ませてしまうことも……。そこで頼りにしたいのが時計。アクセントの効いた1本を手元に置くだけで、コーデの印象がずいぶんと変わってくる。〈ベル&ロス〉の新作BR 03-92 ラジオコンパスは、まさにそれ。ご覧のように文字盤にある3本の針がなんともカラフルで色あざやか。武骨なスクエアボディに、ポップさが加わって、実に個性的でお洒落でしょ? 針以外は精悍なブラックをまとっているのも好印象!
BR 03-92 ラジオコンパスはモデル名どおり、無線ナビゲーション機器“ラジオコンパス”に由来。ポップなカラー使いで確かな視認性を確保しているのが特徴だ。モダンで遊び心のある新作ウォッチは同ブランドの“フライトインストゥルメント・コレクション”から登場したもの。2010年にはじまったこのコレクションでは、航空機のナビゲーション機器の要素をデザインに取りこんでいて、これらのタイムピースは根強い人気を誇っている。
まず目に入るのがユニークな文字盤。これは電波を受信し、航空機の位置や方向を確認できる無線装置“ラジオコンパス”のディスプレイを再現したもの。針やインデックスを再解釈し、いかなる環境下でも最適な視認性を実現している。
ダイアルには3つのホワイトのサークルを採用。サークルは内側からアラビア数字の時表示、次にバーインデックスの分表示、外側のアラビア数字は秒表示を配する。また、バーインデックスと12時位置のマーカーにはスーパールミノバをコーティングし、暗闇でも時刻や方角がしっかり認識できるように計算されている。しかも内側と外側のアラビア数字には、視認性の高い“isonormタイポグラフィ”を採用。文字盤の4時と5時の間に日付窓を配置し、日常使いにも対応している。
そして、一番特筆すべきなのは、珍しい針のカタチとカラーリング。針先にオレンジで“H(hour)”、イエローで“M(minutes)”が配された針は、それぞれ時針と分針を表し、細長いグリーンの針は秒針を表現。当然、こちらのカラーにも蓄光のスーパールミノバをコーティング。時針はイエローに、分針はグリーンに光るという具合だ。これらのカラフルな針は見た目のデザインでテンションを上げてくるのはもちろん、そのコントラストの高さが視認性を確保してくれる。夜間、霧、雨といった状況下でも誘導できるコンパスにインスパイアされた、〈ベル&ロス〉らしい機能美にあふれる逸品となっている。
999本限定、ケース径42mm、自動巻き、セラミックケース、ラバーストラップ、100m防水。48万4000円(ベル&ロス/ベル&ロス 銀座ブティック)
武骨なアビエーションウォッチの中に、カラフルなアクセントを注入した1本は、世界999本限定。半袖が多くなる季節において、手元から個性を主張してくれるアイテムは実にありがたい存在。サマーシーズンの相棒として、是非いかが?
●ベル&ロス 銀座ブティック
TEL:03-6264-3989
URL:https://www.bellross.com/ja/