寒~い季節が到来したということで、そろそろアウターメインのコーデになってきたのでは? ということは、アウターで洒落感を出すってことがカギに。であれば、ちょっと工夫されたものを選ぶのはいかが?
上品プラスのスポーティに!
スポーティな定番アイテムは、もともと若々しいイメージだから、小僧と差をつける大人らしさを出すってったって……、って思ってませんか? いやいやソレ、できるんです。メインに選んだのは、ヴァーシティジャケット。その名のとおり、語源はユニバーシティからきている。ハーバード大学の野球チームのユニフォームがはじまりで、その後ほかのスポーツにも広まっていったアイテム。だから、スポーティなイメージが強いのも納得。ただコレ、色味の強いカラーブロックされた定番デザインを羽織ってしまうと、ザ・スポーツ好きに。そうならないためには、ひと工夫されたものを選ぶのがコツ。たとえば、肩の切り返しで色を変えないワントーンもの。さらに、ウール生地にピリング加工(毛玉のこと)を施し個性的に仕上げたものなど。こういった色使いと加工感の工夫で、かなりファッション性が高まって見えるのがわかる。まずは、こういったメインアイテムのデザインに大人らしい変化をつけるということが大切。合わせるパンツも、スウェット生地ではなく風合いのあるニットに変えてみると、これまた大人感をいい具合に後押ししてくれるはず。ほら、アイテム自体はスポーティだけど、小僧とは全く違った雰囲気に仕上がっているでしょ? コツさえ掴んじゃえば簡単。この冬も流行りのスポーティスタイルを楽しんじゃってください!
ヴァーシティジャケット5万2800円(キグリー/アンシングス)、マルチボーダーTシャツ6050円(ミスフィット シェイプス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、ニットパンツ12万8700円(フェデリ/トレメッツォ)、シャツ3万6300円(フランク&アイリーン/サザビーリーグ)、キャップ7480円(ピルグリム サーフ+サプライ)、サングラス5万3900円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー1万9800円(リーボック/リーボック アディダスお客様窓口)
グレンチェックの力を借りる!
大人カジュアルは、ラフといえども大人にふさわしい貫禄を出さなくてはいけない。そのへんの若造と一緒というわけにはいかない。とはいえ、堅苦しいのも休日シーンには似合わない。しかも、シーズンごとにアイテムを買い替えるなんてことも無理。であれば、現実的なのは、いつものカジュアルコーデにひと工夫して大人らしさを出すということ。これならできそうでしょ。というわけで、今回は、一気に大人の階段を駆け上ることのできるアイテムを紹介。ベースは、ニットTシャツにデニムパンツという、ごくごく普通の組み合わせ。ここに投入したのが、今回の主役コーチジャケットだ。といっても、普通のコーチジャケットではない。ナイロンの定番ものだとまさにスケーターライクになってしまうが、コレは違う。冬仕様になっているのがキモ。まずは、今季メンズでも注目度の高いモヘア素材使用っていうのが面白い。暖かみのある表情が出るからそれだけでも格が上がって見えるってもの。さらに、グレンチェック柄っていうのが大人感出しに効果絶大だ。紳士的で落ち着きのある柄だから、一気にラフさを格上げしてくれるのは言うまでもない。柄に貫禄があっても、もともとはコーチジャケットというスポーティなフォルムだから、チグハグ感もなし。今季は、こんなアウターに挑戦してみると、ワンランク上のカジュアル姿を見せられそう!
コーチジャケット4万6200円(サウス2ウエスト8)、ニットTシャツ7万9200円(ルシアン ペラフィネ/ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店)、デニムパンツ3万1900円、スニーカー2万8600円(以上ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、ニット帽6600円(アスリドア/ハンドイントゥリー ショールーム)、マルシェバッグ2530円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山店)、サングラス5万7200円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)
たったこれだけで見違える!
デートでも、ご近所でも、海でも。とにかく全身を同じカラートーンでまとめれば大人っぽく見えるし洒落ても見える。そんなワントーンコーデは大人カジュアルの手法としてあまねく愛される存在だ。特に、優しげなベージュトーンでまとめたコーデは大人っぽくもありつつ華やかさもある。さらに暖かみもあるので、秋冬にもってこいの存在。けれどそれだけに、“お馴染みの手法”感も否めず、マンネリを感じている人もいるのではないだろうか。ただ、ワントーンコーデが簡単にできるように、そこに変化を加えるのも実はとても簡単。その方法は、こんなふうにデニムシャツを差してやるだけ。これだけで、暖かみの中に爽快感がプラス。いつもと違う見た目になっていると思いませんか? しかも、定番アイテムのデニムシャツを足すだけというのもお手軽。これ、ただの水色シャツだとパリッとしすぎて優しいベージュワントーンから浮いてしまう。味のあるデニムシャツだからこそすんなり馴染んでくれていたりするのだ。ワントーンの中にこなれたブルーが入ることで、見た目にもメリハリが生まれて、洒落感もアップするってわけ。馴染みのスタイルに、馴染みのアイテムを足す。たったこれだけで新鮮になるので、是非お試しを!
B-3ブルゾン15万4000円(ルシアン ペラフィネ/ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店)、デニムシャツ2万900円(スリードッツ/スリードッツ青山店)、Tシャツ7150円(サタデーズ ニューヨークシティ)、デニムパンツ1万9800円、キャップ1万1000円(以上スコッチ アンド ソーダ/コロネット)、サングラス3万7400円(モスコット/モスコット トウキョウ)、ブーツ6万2700円(フィルソン/アウターリミッツ)
おじさん見えは避けられる!
上品で紳士的なイメージのあるチェスターコート。1枚羽織るだけで、なぜかデキる男にも見えるから、アラフォーには必携のアウターといえる。ただ、これも気を付けなければおじさん見えしてしまう危険がはらんでいるのが難点。というのも、クラシカルなシルエットに長丈とくれば、フォーマルやビジネスシーンの印象が強いからね。これに、首元まで暖かいタートルネックニットなどを合わせると……、ちょっと年配風に。であれば、品のあるデザインはキープしつつも、素材やつくりに変化を出したチェスターコートにしてみるっていうのはどう? たとえば、今回用意したのは中綿入りでちょっとふっくら感があり、素材もナイロンでぐっとカジュアルに仕上げた1着。これなら、スポーティさがプラスされているぶん、若々しさが漂うはず。インのニットも、ダークにしないほうがスポーティさを加速できるってもの。こんなマスタードイエローなら、あざやかながら渋さもあってアクセントとしてちょうどいい。さらに、パンツ選びにも気を配ると洒落感がぐ~んとアップ。秋冬だからグレーデニムなんて引き締まる色を穿きたいところだけど、ここはあえて白デニムで爽やかさと清潔感を主張。長丈コートに重量感があるから、インはなるべくライトな色をチョイスしたほうが、おじさん見えは回避できるってものですよ!
中綿チェスターコート6万8200円(アスペジ/トヨダトレーディング プレスルーム)、タートルネックニット6万2700円(ストーンアイランド)、デニムパンツ9万6800円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)、サングラス3万9600円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、巾着バッグ1万7600円(ホワイトマウンテニアリング)、ブーツ12万6500円(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●アンシングス
TEL:03-6447-0135
●サザビーリーグ
TEL:03-5412-1937
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●トレメッツォ
TEL:03-5464-1158
●ピルグリム サーフ+サプライ
TEL:03-5459-1690
●リーボック アディダスお客様窓口
TEL:0570-033-033
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●サウス2ウエスト8
TEL:011-280-7577
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●トラディショナル ウェザーウェア 青山店
TEL:03-6418-5712
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
●ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
●アウターリミッツ
TEL:03-5413-6957
●コロネット
TEL:03-5216-6518
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●スリードッツ青山店
TEL:03-6805-1704
●モスコット トウキョウ
TEL:03-6434-1070
●ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です