水中や高所でもつないだ聖火リレー!【オリンピック アラカルト】
熱戦が続くパリ2024オリンピック。ここではこれまで開催されたオリンピックの中から、印象的な出来事や事件などを振り返っていく。今回はユニークな聖火リレー編!
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世界遺産モンサンミシェルをはじめフランスの名所を巡った、パリ2024オリンピックの聖火リレー。過去の大会ではユニークな聖火リレーも行われてきた。
【シドニー2000大会】
2000年のシドニー大会では、聖火がケアンズにほど近いグレートバリアリーフの海中をリレー。摂氏2000度の燃焼システムを備えた特別なトーチで2分40秒間、聖火を運んだ。
【リオ2016大会】
海上をボートなどで移動して、聖火を運ぶシーンはこれまでも多くみられた。今大会でもカール・ルイス、ラファエル・ナダル、ナディア・コマネチ、セリーナ・ウィリアムズらレジェンドアスリートの4人が船で運んでいたが、リオ2016大会ではウェイクボードやサーフィンなどで聖火をリレー。そのほかウォーター・スライダーで滑り下りるというパフォーマンスも披露していた。
【1968年メキシコシティ大会】
海での聖火リレーでもっともアグレッシブだったのが、1968年のメキシコシティ大会。メキシコ湾に面する都市ベラクルスに到着した聖火は、17人の泳者によって運ばれた。波のある海で、聖火が消えないよう片手を上げて泳ぐのは大変な苦労があったに違いない。
【ロンドン2012大会】
一方、より高いところで聖火リレーをしたのがロンドン2012大会。テムズ川沿いにある巨大観覧車ロンドン・アイのカプセルの上に冒険家アメリア・ヘンプルマン・アダムスが立ち、聖火を掲げた。ロンドン・アイは高さ130m、円周は400mで、頂上からは40km先まで見渡すことができる。
【リオ2016年大会】
海の上での聖火リレーを披露したリオ2016大会では、観光名所ポン・ジ・アスーカルに向かうケーブルカーの上に乗り、聖火を運ぶ一幕も。ポン・ジ・アスーカルはグァナバラ湾に突き出した標高約400mの花崗岩による1枚岩。ここからはボタフォゴの街並みや海が見渡せる。
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