オリンピックとアスリートを支え続ける〈オメガ〉【全5回】
Vol.4 パリ2024大会では勝敗を分けたポイントがいち早くわかるようになる!②
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パリ2024大会で〈オメガ〉は、選手やその他の対象物の動きをトラッキングするコンピューター ビジョン テクノロジーを導入する。これは一つもしくは複数のカメラシステムを組み合わせ、各競技用に特別にトレーニングされた人工知能モデルにデータを取り込んでいくもの。前回に続き、実際の競技でどのように活用されるのかを紹介していく。今回は、テニス、棒高跳び、体操競技をピックアップ!
コンピューター ビジョン テクノロジーで使用される高解像度カメラ
テニスでは勝者と反応時間の相関関係を明らかにする!
大坂なおみ、錦織圭らが金メダルを目指すテニス競技。そこでは選手、ラケット、ボールをリアルタイムでコンピューター ビジョン テクノロジーがトラッキング。リターンされたサーブの反応時間を測定する。選手がどれだけ早くボールを返すことができたか? ラケットの正確な位置は? といったデータを、勝者とサーブ後の反応時間との相関関係を見出すことに利用されるという。競技は全仏オープンの会場でもあるスタッド・ローラン・ギャロスで、7月27日〜8月4日の間に行われる。日本からはシングルスに大坂なおみ、内島萌夏、錦織圭、ダニエル太郎、ダブルスに柴原瑛菜と青山修子のペアが出場する。
オリンピック初! 棒高跳びで選手とバーの間隔を自動計測!
世界記録の更新が期待される競技のひとつが棒高跳びだ。世界王者で金メダリストのアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)は4月に6m 24を成功させ、世界記録を更新。自身8度目となる記録更新で、パリ2024大会でもその活躍に注目が集まっている。
アルマンド・デュプランティス(スウェーデン)
その棒高跳びでは、オリンピック史上初めて、選手とバーの間隔が自動的に計測されるようになる。これはジャンプ成功時に選手とバーの間にどれだけのスペースが残されていたかを最も正確に確認する方法となる。デュプランティスのジャンプとともに、瞬時に計測される様子にも注目してほしい。競技は8月3日〜7日の間に実施される。
ジャンプの高さや足の角度まで検出する体操競技!
ダイナミックな技が楽しめる体操のゆか競技。けれども難度の高い技になるとその違いなどは、素人では判別しづらいもの。そんなストレスを今大会ではコンピューター ビジョン テクノロジーが解消してくれそうだ。マルチカメラシステムが選手を追跡し、審判の判断やテレビ表示を充実させるのに役立つ指標を生成。選手がラインを越えたかどうか、あるいはジャンプの高さや滞空時間も表示可能となる。またAIの骨格トラッキング技術により、選手の足の角度まで検出し、ジャンプ回転中の詳細な分析も提供するという。体操競技は7月27日〜8月5日にかけて行われる。男子の日本代表は橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、杉野正尭、谷川航。女子の日本代表は宮田笙子、岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽。
【column /〈オメガ〉が誇る重要な計時機器】
④クァンタム タイマー編
クァンタム タイマーは現代版のストップウォッチで、100万分の1秒という高度な分解能(計測できる最小値)を備えている。1932年のロサンゼルス大会で使用された〈オメガ〉のストップウォッチが10分の1秒単位だったことを考えると、その進化に驚かされる。タイマーに埋め込まれたマイクロクリスタル部品によって駆動する装置で、分解能が従来の100倍、誤差が生じるのは1000万秒あたりわずか1秒という5倍の精度を誇る。
【柔道/阿部一二三、阿部詩】
阿部一二三(あべ・ひふみ)/1997年8月9日生まれ。東京2020大会では男子66kg級で金メダル、混合団体で銀メダルを獲得
「パリ 2024 は、やはり 2 連覇を狙っています。内容にこだわり、とにかく勝つことだけを考えています。(オメガのアンバ サダー就任については)以前から時計は好きだったので、とても嬉しいですし、〈オメガ〉の時計は毎日着けたくなるような時計だと感じています」
●競技スケジュール(日本時間)
7/28 男子66kg級1回戦(17時〜)、決勝(00時38分〜)。NHKにてテレビ放送あり
阿部詩(あべ・うた)/2000年7月14日生まれ。東京2020大会では女子52kg級で金メダル、混合団体で銀メダルを獲得
「大会まで気を抜かず、自分に甘えず、 しっかり過ごしていきたい。(今回〈オメガ〉のアンバサダーに選ばれたことへは)かっこいい女性が〈オメガ〉を着けているイメージがあったので、今回選ばれて嬉しいですし、自分もそのようなかっこいい女性になりたいと思います」
●競技スケジュール(日本時間)
7/28 女子52kg級1回戦(17時〜)、決勝(01時09分〜)。NHKにてテレビ放送あり
【やり投げ/北口榛花】
北口榛花(きたぐち・はるか)/1998年3月16日生まれ。世界陸上2023ブダペストで日本女子フィールド種目では初の世界陸上金メダルを獲得。
「東京 2020 の経験を生かして、パリではやはり金メダルを目指したい! (〈オメガ〉のアンバサダーになったことへは)ダイヤモンドリーグで、オフィシャルタイムキーパーを務める〈オメガ〉を見る機会も多く、身近に感じていました。周りに〈オメガ〉を着用している海外選手もいたので、お話をいただけて光栄ですし、とても嬉しい気持ちです」
●競技スケジュール(日本時間)
8/7 女子やり投げ予選(17時25分〜)
8/11 女子やり投げ決勝(02時40分〜)
【卓球/早田ひな】
早田ひな(はやた・ひな)/2000年7月7日生まれ。東京2020大会にリザーブ(補欠)として帯同し、その後エースへと成長。2023年には世界選手権シングルス3位に。
「オメガが“究極”という意味を持つように、オリンピックは、“究極の場”だと思います。そこへ向けて、メンタル、 フィジカル、技術力を発揮できる“人間力”を突きつめてきました。〈オメガ〉とともに、真のエースとして究極”の存在を目指していけたらと思います。(アンバサダー就任については)新たな一歩という気持ちです。常に進化するため、これまで通らなかった道に踏み込むことが卓球でもありますが、そんな感覚でとても嬉しいです。ファッションも好きなので、時計を合わせる楽しみや、着用した先々での思い出もこれから増えると思います」
●競技スケジュール(日本時間)
7/27 女子シングルス予選ラウンド(22時〜)、混合ダブルス1回戦(23時30分〜)
7/30 混合ダブルス3位決定戦(20時30分〜)、混合ダブルス決勝(21時30分〜)
8/3 女子シングルス3位決定戦(20時30分〜)、女子シングルス決勝(21時30分〜)
8/5 女子団体1回戦(17時〜)
8/10 女子団体3位決定戦(17時〜)、女子団体決勝(22時〜)
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