
超人気アトラクション“スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス”を擁するディズニー・ハリウッド・スタジオ
ここでは4つのテーマパークを、マジックキングダム・パーク、ディズニー・ハリウッド・スタジオ、エプコット、ディズニー・アニマルキングダムの順に紹介していく。Safari読者のロマンと冒険心をくすぐるショー&アトラクション、お酒も楽しめるバー&ダイニングなど、ここでナビゲートするのは“大人のための”歩き方だ。
パーク紹介1:マジックキングダム・パーク
〜もっともクラシックであり、新発見が詰まった王道パーク〜
メインストリートUSAを歩いてシンデレラ城へ。この瞬間に味わう高揚感は世界のパーク共通だ
〈東京ディズニーランド〉のモデルになったパークのため、多くの日本人にとって既視感があるパーク。だが、ここオーランドのマジックキングダム・パーク(Magic Kingdom Park)は規模が格段に大きく、頻繁にアップデートも行われているため、東京とはひと味もふた味も違った新発見が数多く待ち受けている。4パークの中で比較してももっともアトラクション数が多く、開園時間も一番長いのだが、朝から晩まで巡り歩いたとしても遊び足りない最高にエンドレスなプレイグラウンド。それがマジックキングダムだ。
【マジックキングダムの必見ショー&アトラクション①】
トロン・ライトサイクル・ラン
https://disneyworld.disney.go.com/attractions/magic-kingdom/tron-lightcycle-run/
〈東京ディズニーリゾート〉には未上陸のバイク型アトラクション。高速での疾走は大人でも病みつきになるほどスリル満点
もしもマジックキングダムでひとつだけマストなアトラクションを選ぶとしたら、映画『トロン:レガシー』のデジタル世界を疾走するトロン・ライトサイクル・ラン(TRON Lightcycle Run)を挙げたい。満足度が高い理由は、その独特のライドスタイル。通常のシート型とは異なり、バイク型のライトサイクルにまたがり、腰を固定して乗り込む。前傾姿勢で感じる時速約100kmの風圧、重力、スピードに、大人の男性といえども絶叫不可避。SFマシンで爆走という男の欲望をも満たしてくれる、爽快感MAXのアトラクションだ。
屋外と屋内を時速約100kmで疾走。ライトニング・レーン(シングルパス)対象アトラクションなので、課金して行列をスキップするのもおすすめ
【マジックキングダムの必見ショー&アトラクション②】
ハッピリー・エバー・アフター
https://disneyworld.disney.go.com/entertainment/magic-kingdom/happily-ever-after-fireworks/

非常に混み合う人気のショーのため、有料鑑賞エリア(デザート付き)で優雅に見るのもおすすめ
シンデレラ城前で上演されるハッピリー・エバー・アフター(Happily Ever After)も、絶対に見ずしてパークを後にすることはできないナイトエンターテインメントショー。お城をキャンバスにしたプロジェクションマッピングなんて、ロマンティックがすぎると思う男性もいるかもしれないが、次々に切り替わるディズニーの名曲&名シーンが、花火、そしてレーザー光線と見事にシンクロする様子は圧巻。気づけば視線は釘付けになっているはず。実際、ディズニーパークのナイトショーとして最高傑作との呼び声も高く、お馴染みの主人公たちが逆境を乗り越え、運命を切り拓いていくストーリーは世代や性別を超えて胸に響くものがある。
【マジックキングダムのおすすめバー&ダイニング①】
ビー・アワ・ゲスト・レストラン
https://disneyworld.disney.go.com/dining/magic-kingdom/be-our-guest-restaurant/
©︎Disney
ランチとディナータイムには野獣が登場するビー・アワ・ゲスト・レストラン。キャラクターダイニングではないため、テーブルでの個別写真撮影やサインはできない
映画『美女と野獣』の野獣が住むお城を再現したビー・アワ・ゲスト・レストラン(Be Our Guest Restaurant)。実はこのレストランができる以前、マジックキングダムは開園以来41年間お酒を飲むことができないパークだったが、「本格的なフレンチを提供するのにワインがないのは、物語のリアリティに反する」という理由で“禁酒の掟”を初めて打ち破った歴史的なレストランでもある。写真のグランドボールルームのほか、絵画や人形が飾られたローズギャラリー、野獣の薔薇が光るウェストウィングなど、世界観の再現も本格的。ここは館の主人である野獣になった気分で、極上のワインとフレンチを堪能しよう。
【マジックキングダムのおすすめバー&ダイニング②】
ザ・ビーク・アンド・バレル
https://disneyworld.disney.go.com/dining/magic-kingdom/beak-barrel/
2025年8月オープンのザ・ビーク・アンド・バレル。『カリブの海賊』のテーマソングが流れるとスタッフも合唱する
野獣気分を満喫した次は、海賊へ。マジックキングダムでもっとも新しいバー&ダイニング“ザ・ビーク・アンド・バレル(The Beak and Barrel)”は『カリブの海賊』をテーマにしており、荒くれ者の海賊たちが集う秘密の酒場のような雰囲気がたまらない。ここではカリブ海の名産、ラム酒をベースにしたカクテルを頼むのが流儀(ノンアルコールカクテルもある)。バーでは突然嵐の演出が始まったり、バーカウンターの上からオウムのキャラクター、ラミーが登場して合唱が始まったりと、飽きさせない演出が目白押しだ。
シグネチャーカクテル“Port of Call”と“Salty Seas mARRRgarita”(写真左)、キャストもみな海賊のような雰囲気!(写真右)
【マジックキングダムのおすすめショップ】
メメント・モリ
https://disneyworld.disney.go.com/shops/magic-kingdom/memento-mori/
メメント・モリ(Memento Mori)とは、「死を忘れるな」という意味を表すラテン語。パーク内でも異色のショップだ
せっかく〈ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート〉(以下、WDW)に来たのだから、レアなおみやげを買って帰りたいところ。大人の男性にはちょっと可愛すぎるアパレルグッズが多い中、おすすめしたいのがリバティ・スクエアにある『ホーンテッドマンション』のショップ“メメント・モリ(Memento Mori)”だ。「かつて怪しい霊媒師が暮らしていた館」というおどろおどろしいコンセプトの店内には、ダークでホラーなアイテムがずらりと並ぶ。キャップやTシャツ、パーカーなどはシンプルロゴかつモノトーンなものが多く、一見するとディズニーグッズに見えないのも大人の男性には好都合かもしれない。甘いキャラクターグッズとは一線を画すショッピング体験が楽しめる。
紋章があしらわれたアパレル、ヴィンテージ調の怪しげなインテリア小物は、大人のディズニーみやげに最高のセレクト
【マジックキングダム】Safari読者向けアドバイスまとめ
4つのパークの中でショー&アトラクションの数で最大規模を誇るマジックキングダム。Safari読者へおすすめしたいマジックキングダムの歩き方は、まんべんなく回るのではなく、冒険心や男のロマンをテーマに訪問先を絞ること。そうすることで、シンデレラ城に代表されるような従来のイメージとは全く異なるパーク像が見えてくるはず。SF世界をバイクマシンで疾走し、日が暮れてきたらホラーなショップで男のアパレル&みやげ探し、夜は野獣のフレンチと海賊の酒場へ、そして〆には豪華なプロジェクションショーと花火の融合……。大人の男性も夢中にしてしまう魔法の世界、それがマジックキングダムというパークだ。
パーク紹介2:ディズニー・ハリウッド・スタジオ
〜映画の世界に没入し、ヒーローになりきる〜
アトラクションの数は多くないが、1つ1つが話題作。ライトニング・レーンを活用すれば1日で全制覇も夢ではない
開業初期(1989年〜)は「映画作りの裏側(メイキング)を見せる」ことをコンセプトにしたテーマパークだったが、時代の変化とともに現在では「映画の世界に飛び込む(イマーシブ体験)」へと進化したディズニー・ハリウッド・スタジオ(Disney’s Hollywood Studios)。映画『スター・ウォーズ』や『トイ・ストーリー』の世界観を緻密に再現したテーマランドでは、愛すべきキャラクターたちとの出会いはもちろん、映画の主人公になりきれるアトラクションやダイニングも充実。映画好きにとって天国のようなテーマパークだ。
【ディズニー・ハリウッド・スタジオの必見ショー&アトラクション①】
スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス
https://disneyworld.disney.go.com/attractions/hollywood-studios/star-wars-rise-of-the-resistance/
プレショーを含め、アトラクションの所要時間が15分以上という超大作。〈WDW〉に来たら絶対に体験したいアトラクションだ
テーマパークアトラクションの概念を塗り替えたと言っても過言ではないスター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス(Star Wars: Rise of the Resistance)。レジスタンスの秘密基地に向かうため宇宙へ飛び立つところから始まる物語は、実際の映画にも引けを取らないほどシネマティック。突然敵勢力ファースト・オーダーの巨大戦艦スター・デストロイヤーに捕獲され、数十体のストームトルーパーに囲まれた時の恐怖と絶望感。そこへ起死回生、レジスタンスの仲間が救出に現れ、絶対に不可能だと思われた脱出劇を奇跡的に遂行していく。この喜怒哀楽と起承転結こそが、まさに映画『スター・ウォーズ』の世界。その完成度の高さは没入感という言葉だけでは到底表現しきれない。
ストームトルーパーの監視を潜り抜け、戦艦を脱出するのがミッション(写真左)、テーマランド内では運がよければマンダロリアンとグローグーと遭遇できる(写真右)
【ディズニー・ハリウッド・スタジオの必見ショー&アトラクション②】
ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン
https://disneyworld.disney.go.com/attractions/hollywood-studios/millennium-falcon-smugglers-run
映画に登場するサイズと実物大、全長34.75mで建造されたミレニアム・ファルコン号のレプリカ
『スター・ウォーズ』ファンにはお馴染み、“銀河系最速のガラクタ”ミレニアム・ファルコン号に乗り込むアトラクション、ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン(Millennium Falcon: Smugglers Run)。実際に操縦体験ができるシミュレーション型のライドで、コックピットに6人が乗り込み、パイロット、ガンナー(射手)、エンジニアの役割に分かれてミッションに挑む。映画で何度も見たハイパースペースを駆ける場面では、夢が叶ったと感じる男性も少なくないだろう。ちなみに2026年から始まった新ストーリーではマンダロリアンやグローグーが登場するのでそちらも見逃せない。
ミレニアム・ファルコン号では前の2人が操縦桿を握る(写真左)、コックピットを出た先の空間も精巧に再現されている(写真右)
【ディズニー・ハリウッド・スタジオの必見ショー&アトラクション③】
ディズニー・ヴィランズ:アンフェアリー・エバー・アフター
https://disneyworld.disney.go.com/entertainment/hollywood-studios/disney-villains-unfairly-ever-after
ショーの勝者は毎回異なるのも興味深い。この日の勝者はマレフィセントだった
ディズニーの悪役(ヴィランズ)たちが主役の異色のステージショー“ディズニー・ヴィランズ:アンフェアリー・エバー・アフター(Disney Villains: Unfairly Ever After)”。魔法の鏡の中から登場したクルエラ・ド・ヴィル、フック船長、マレフィセントの3人が、「我こそが最も不当に扱われてかわいそうなヴィランである」と主張しあう。彼らの必死なアピールぶりに、途中からヴィランたちも愛おしく思えてくるから不思議なものだ。エッジの効いた楽曲やパフォーマンス、スクリーンを使った映像技術も見事で、最後に観客の拍手によって勝者が決まる演出も秀逸。物事には必ず善悪の両面がある、そんなことを思い知らせてくれる大人のエンターテインメントショーがここにある。
【ディズニー・ハリウッド・スタジオの必見ショー&アトラクション④】
ファンタズミック!
https://disneyworld.disney.go.com/entertainment/hollywood-studios/fantasmic/
優先エリアで鑑賞と対象レストランでの食事がセットになったダイニングパッケージも人気
ハリウッド・スタジオの1日を締めくくるのは、専用の野外劇場で行われるナイトショー“ファンタズミック!(Fantasmic!)”。ミッキーマウスの想像力が作り出す夢の世界を舞台に、水と光、花火、そして炎が入り乱れる壮大なエンターテインメントだ。巨大な水幕に映し出される映像と、実際に目の前の水上で繰り広げられる映画の名シーン。クライマックスで出現する巨大な悪のドラゴンとの激しいバトル、そして大量の火薬で夜空が明るく照らされるフィナーレは圧巻の一言。1日遊んだ疲れもすべて吹き飛ばす、アドレナリン全開の大迫力スペクタクルショーだ。
【ディズニー・ハリウッド・スタジオのおすすめバー&ダイニング①】
オーガのカンティーナ
https://disneyworld.disney.go.com/dining/hollywood-studios/ogas-cantina/
“スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ”エリアに、映画の世界観そのままひっそりと佇むバー
ディズニー・ハリウッド・スタジオでお酒が飲みたくなったら、辺境の惑星バトゥーに佇む異端児たちの隠れ家、オーガのカンティーナ(Oga’s Cantina)へ足を運ぼう。怪しげな配管と照明、バーカウンターの奥にはエイリアンの水槽が置かれ不気味な雰囲気が漂えば、それを一掃するかのようにドロイド型DJのレックスが陽気な音楽をプレイする。思わずドリンクオーダーするのを忘れてしまうほど目を奪われるが、ここは見た目もユニークな銀河系カクテルをいただこう。暗がりのカウンターに立ち、賞金稼ぎや密輸業者などに混じった気分でグラスを傾ければ、あなたはもう完全に銀河のアウトローだ。
【ディズニー・ハリウッド・スタジオのおすすめバー&ダイニング②】
サイファイ・ダインイン・シアター・レストラン
https://disneyworld.disney.go.com/dining/hollywood-studios/sci-fi-dine-in-theater/
クラシックカーを模したテーブルで、ハンバーガーやステーキなど超定番のアメリカンフードをいただこう
1950年代のアメリカで流行したドライブインシアターを再現したサイファイ・ダインイン・シアター・レストラン(Sci-Fi Dine-In Theater Restaurant)。ズラリと並ぶヴィンテージのクラシックカー型のテーブルに着き、星空が輝く夜空の下、映画を見ながら食事を楽しむ。そんな古き良きアメリカのカルチャーをまるごと体験できる。正面の大スクリーンに流れるのは、1950〜60年代のレトロなフィルム映画。ジューシーなアンガスビーフのクラシックバーガーにかぶりつき、フライドポテトをコーラで流し込むザ・アメリカな体験がここにある。
【ディズニー・ハリウッド・スタジオ】Safari読者向けアドバイスまとめ
ハリウッド・スタジオは粒揃いのショーやアトラクションが揃い、映画好きのロマンをくすぐるものばかり。テーマランドの再現度も非常に秀逸で、ただ散策をしているだけでも映画の世界に迷い込んでしまったかのような感覚に浸れるのが魅力でもある。冒頭に述べたように、数が多くないのでアトラクションの全制覇も十分可能だが、ここではひとつひとつのテーマランドにじっくりと浸り、キャラクターとのグリーティングやゲリラ的に始まるショーをのんびり堪能するのも乙な過ごし方だ。またパーク全体の雰囲気が昼と夜でがらりと変わるので、夜の散策の時間も大切に取っておくとよい。
次回(vol.3)では残りの2パーク、エプコットとディズニー・アニマルキングダムについて紹介する。










































































