
子供の頃に親しんだ味や、昔ながらの喫茶店で楽しんだ定番メニュー。そんな記憶の片隅にある味わいが、大人の夜を楽しむカクテルになったら? そんな遊び心を形にしたのが、〈東京エディション銀座〉の2階にあるバー〈パンチ ルーム トーキョー〉。日本で唯一、本格的なパンチにフォーカスする同店で、シグネチャーメニュー『WONDERLAND』が第3弾へと刷新。10月28日から新たなラインナップが登場した。
今回のテーマは、日本の歴史や食文化の再解釈。カクテルの原型ともいわれるパンチは、スピリッツ、スパイス、柑橘類、ティー、シュガーという5つの要素を組み合わせたミックスドリンク。そのルーツを掘り下げながら、日本ならではの素材や文化を掛け合わせ、全20種類の新作へと昇華させている。
興味深いのは、その着想のユニークさ。港町のバー文化から、和菓子、昔ながらの喫茶店、さらには日本の家庭料理まで、幅広いテーマがカクテルのアイデアになっている。たとえば、みたらし団子やメロンソーダ、カレーといった、誰もが一度は親しんだことのある味わいも登場。メロンを使わずにメロンソーダを表現するなど、思わず発想に驚かされるものも。馴染みのある食文化を、カクテルという新たな視点から楽しめるのが今回の魅力だ。
こうした自由な発想を支えるのが、バーディレクターの川久保安寛を中心としたバーテンダーチームのクリエイティビティ。前回のメニューで人気を集めた4種類も引き続き楽しめる。さらに、アーティストのエリカ・ワードによるイラストレーションと、デザイナー藤吉匡によるテキスタイルデザインが、メニュー全体を彩り、西洋と日本の文化が交差する世界観を表現している。
カクテルは一杯ずつオーダーできるほか、ゲスト同士でシェアできるパンチボウルスタイルも用意。気の置けない仲間とテーブルを囲み、それぞれが選んだ一杯の背景にあるストーリーを語り合うのも楽しそうだ。『Asia’s 50 Best Bars 2026』では23位にランクインし、日本国内のバーとして最高位を獲得。その実力と独創性を兼ね備えた一軒で、いつものカクテルとはひと味違う夜を過ごしてみてはいかが?
⚫︎パンチ ルーム トーキョー
住所:東京都中央区銀座2-8-13 東京エディション銀座 2階
営業時間:火〜木曜 18:00〜24:00、金・土曜・祝前日 18:00〜26:00
定休日:日曜・月曜
価格:各3000円(税・サービス料込)
予約:https://www.editionhotels.com/tokyo-ginza/restaurants-and-bars/punch-room/







































































