『ヴェリティ/真実』アン・ハサウェイの演技が観る者をハラハラさせるミステリーサスペンス!
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それぞれの世代を代表するスター俳優が本気でぶつかり合うと、それだけで映画が面白さを増す……。そんな法則を証明するのが、この『ヴェリティ/真実』だ。今年は出演作ラッシュのアン・ハサウェイは、40代のハリウッド代表と言ってもいい存在。そして着実に主演作を放ち続けるダコタ・ジョンソンは、30代のカリスマ的存在。2人が製作にも名を連ね、演技も別次元で勝負する!
アン・ハサウェイとダコタ・ジョンソンが演じるのは、まったく境遇が違うが、同じ“物書き”の職業。アンは交通事故に遭った人気作家のヴェリティ役。そしてダコタは、そのヴェリティのゴーストライターを務める売れない作家のローウェン役。車椅子生活で食事はできるものの、まばたきなどわずかな運動機能しか残っておらず、意思疎通もままならなくなったヴェリティ。その夫が、彼女の新作を完成させるべくローウェンを雇う。郊外のゴージャスな邸宅に招かれたローウェンは執筆をはじめるが、ヴェリティが隠していた原稿を見つけ……という物語。ローウェンの執筆という“現在”進行形ドラマと、ヴェリティの“過去”パートが交わる展開によって、ゆっくりと不穏な空気が満ちていき、衝撃のクライマックスも用意されたミステリー・サスペンスだ。
最もドキドキさせるのは、アン・ハサウェイの演技かもしれない。過去のシーンではヴェリティの行動を挑発的に伝え、現在のシーンでは全身が硬直して身動きできない状態なのに、何かを隠している雰囲気を醸し出す。アン・ハサウェイとダコタ・ジョンソンは顔立ちが少し似ていることもあり、途中から“一心同体”に見えてくるのも本作のカギ。ヴェリティの夫も絡んで、さらに闇は深くなるし、かなりハードなラヴシーンも出てくるなど全体に“攻めた”作りになっている。気がつけば、劇中のドラマとヴェリティが書こうとした小説がシンクロし、不思議な感覚に陥るのも事実。全体的に『氷の微笑』や『危険な情事』のような、1980〜90年代の濃密ラヴサスペンスのムードが漂ってくるので、ちょっと懐かしい気分に浸れるのも本作の持ち味だろう。
『ヴェリティ/真実』11月6日公開
原作/コリーン・フーバー 監督/マイケル・ショウォルター 脚本/ニック・アントスカ 出演/アン・ハサウェイ、ダコタ・ジョンソン、ジョシュ・ハートネット、ブレイディ・ワグナー 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2026年/アメリカ/上映時間117分











































































