『バイオハザード』クライマックスは我を忘れるほどの興奮が押し寄せる!
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人気シリーズ映画が、その世界観、キャストなどをすべて一新して再始動する。そんなケースは過去にもあったが、そこで再び成功するかどうかは紙一重。“過去の栄光”と比較され、どうしても分が悪いのが再始動の宿命だから。しかしそんなハンデを撥ねのけ、新たな面白さで降臨したのが、この『バイオハザード』だ。
日本発の人気ゲームが、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で実写映画化されたのが、2002年。そこから6本が製作され、ゲーム映画化の最高の見本になった。同シリーズでは超人的な身体能力を持つヒロインのアリスが活躍したが、今回の新作はアリスとはまったく違うキャラが中心。しかも、どこにでもいそうな普通の若者。配達人のブライアンが、重要な医薬品をラクーンシティ総合病院に届けることになる。雪が降りしきる山道を急ぐ彼に、想像を絶する運命が待っていた……という物語。『バイオハザード』でおなじみのラクーンシティ、アンデッド(ゾンビ)と化した人間や生物など、オリジナルゲームの要素を使いながら、まったく別種のサバイバルアクションが展開していく。すでに公開された全米では前シリーズを凌ぐオープニング記録を樹立。しかも評判も、すこぶる高い!
雪道での突然の事故に始まり、ブライアンには次々と“悪夢”が襲いかかる。このノリは、まさにゲーム感覚。ノンストップで加速する勢いに加え、本作の魅力は主人公のキャラに支えられ、そこが映画らしいところ。ブライアンは、どちらかといえば優柔不断。しかしいざという時の人間性や勇気、仕事への熱心さは人一倍で、観ているこちらも彼の気持ちを共有してしまうのだ。注目してほしいのが、ブライアンを演じるオースティン・エイブラムスで、本作とほぼ同時期公開の『クジラに落ちた男』でも主演を務めており、ハリウッド若手俳優の注目株(現在30歳)。なぜ、そんなに引く手数多なのかは、ブライアン役での親しみやすさ満点の演技を観れば納得のはず。そして監督を務めたのが、全米で大ヒットを記録した『WEAPONS/ウェポンズ』のザック・クレッガー。その前作と同様に、ホラー的演出は冴えわたるし、笑いの入れ方も絶妙。終盤の怒涛の流れでは、我を忘れるほどの興奮を確約する!
『バイオハザード』10月9日公開
製作・監督・脚本/ザック・クレッガー 出演/オースティン・エイブラムス、ザック・チェリー、カーリー・レイス、ポール・ウォルター・ハウザー 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2026年/アメリカ/上映時間94分








































































