日本の伝統工芸を身近に感じたイベント!
日本の伝統文化をどれくらいの人が理解しているだろうか。たとえば、着物などの模様染めに用いられる“京手描友禅”。着物を日常で着るなんて機会は、アラフォーの大人にとっても、いまやなかなかないはずだ。
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- ハートに火をつけて! Vol.92
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- ハートに火をつけて! Culture Safari Magazine
REVEAL PROJECT
そんな、日本のアイデンティティを見つめ直そうと立ち上がったのが、タトラス ジャパンの新ブランド〈リィヴィールプロジェクト〉。この第1弾として京手描友禅を広めようと、木村染匠とコラボし、日本画をバックスタイルにデザインしたボンバージャケットを制作。そのプレゼンテーションが、4月24日に京都・二条城にて開催された。ゲストとして、木村染匠・代表の木村信一、元競泳選手の北島康介や俳優の窪塚洋介など著名人が参加。また、ブランドイメージを体現するような、和傘を差したモデルによるファッションショーや新作の展示なども行われ、多くの来場者が日本の伝統と身近なファッションとの見事な融合を堪能した。これを機に参加者は伝統工芸のすばらしさを再認識したに違いない。
背中にデザイン!?
幕末から明治にかけて活躍した日本画家、河鍋暁斎。その代表作ともいえる“髑髏と蜥蜴”をバックにデザインした1着。この機会に日本の伝統工芸に触れてみて。受注販売のみ。100万円(リィヴィールプロジェクト/タトラス ジャパン)
日本の模様染めといえば“京手描友禅”といわれるほど世界的に知られている技術。今回コラボした木村染匠の作品だ
開催場所の二条城を幻想的にライトアップ
日本の伝統工芸の継承をコンセプトにした、ブランドのロゴ。扇子がモチーフになっている
新作のボンバージャケットを着用したファッションショー
●タトラス ジャパン
TEL:03-5708-5188
雑誌『Safari』7月号 P227掲載