ビーチフェスティバルで訪れたバハで満喫したシークレットキャンプ!
ミュージシャンとして参加したバハのビーチフェスの道中に組みこんだロードトリップ。細かい計画などはいっさい立てずに、ローカルのサーファーから仕入れたシークレットスポットでサーフキャンプを満喫。気の赴くままに訪れたボヘミアンなトリップは、いまや彼の旅スタイルの原点だそう。
大好きなデニムは
旅先でもフルに活躍
ジャケットは自身でチェーンステッチを施した〈リーバイス〉のビッグE。黒Tも同じくリーバイス。穿き慣れたブラックデニムはどんなコーデにも合うお気入りの501。足元はコンバース。バッグは旅先で使える〈パタゴニア〉の黒リュックと、肩にかけているのは森林警備隊専用のヴィンテージリュック
Profile
ミュージシャン、〈オール マイ リレーションズ〉ファウンダー&デザイナー
カイ・ブラウン
オーストラリア出身。10年ほど前にLAに拠点を移しミュージシャンとしても活躍中。趣味ではじめたアメリカの伝統的なチェーンステッチをマスターし、3年前に自身のチェーンステッチブランド〈オール マイ リレーションズ〉を展開。RHC、サファリラウンジなどで取り扱われている注目ブランド。
www.allmyrelationsco.com
オーストラリア出身でLAを拠点に活動しているミュージシャンのカイ。サーファーでありバイカー、デニムマニアとしても有名で、最近では自身がオーナーを務めるアメリカのトラディショナルなチェーンステッチブランド〈オール マイ リレーションズ〉のデザイナーとして活躍し、日本でも注目を集めている。マルチな才能を発揮し常に多忙なスケジュールをこなしている彼だが、時間があれば仲間と海や山、砂漠へと足を延ばすハッピーな冒険野郎でもある。
そんな彼の思い出深い旅は、メキシコは北バハでのサーフキャンプ。4年前にバハの音楽フェスにミュージシャンとして参加した際に、クルマで国境を越えて友人とロードトリップを楽しみつつ、途中のシークレットスポットにテントを張って波を独り占めしたそう。
「フェスの帰りにローカルのサーファーにこっそり教えてもらったサーフスポットはまるで天国。朝から日が暮れるまで好きなだけ波乗りを楽しんだよ」
街灯がないので真っ暗と思いきや、星空が眩しいくらいに煌々として天然のプラネタリウムみたいだったそうだ。
「道中にあったメキシカンレストランでは、カリフォルニアでは食べたことのない家庭的な絶品タコスも満喫したよ。思いがけないディープなエリアに立ち寄れるのは、ロードトリップの醍醐味だね」
続いて2番めに印象深い旅は、コスタリカのパボネス。急に予定が空いたので友人を誘ってショートトリップを決行。
「ここは世界で2番めにロングライドが楽しめるポイントとして有名。このときはお気に入りのショートボードを持参して1日最低3回は波乗りしたっけ(笑)」
自由気ままな旅スタイルがお好みのカイは、自身のブランドのPRを兼ねた日本へのトリップを密かに計画しているそう。
旅慣れ大人の必須アイテム Best3!
〈TRAVELING MUST ITEM 1〉
〈アウターノウン〉のウォーターボトル
機内やホテルはもちろんアウトドアでは肌身離さず携帯
友人でもあるケリー・スレーターのブランド〈アウターノウン〉のウォーターボトルは、オレゴンのブランド〈ハイドロ・フラスク〉とのコラボアイテムで機能性も優れている
〈TRAVELING MUST ITEM 2〉
小説
旅先で少しずつ読み進めている友人執筆のアドベンチャー小説
旅行中は携帯電話やインターネットはできるだけシャットアウトするのが主義。その代わりにフライト中や旅先のちょっとした空き時間に読みたい小説を1冊カバンに入れている
〈TRAVELING MUST ITEM 3〉
バンダナ
アクセやロープ代わりに。旅先でも便利なバンダナ
自ら施したチェーンステッチがアクセントになっているブルーバンダナはデニムとの相性も抜群。旅先でもお洒落を楽しんだり、大切なお土産を包んだりもする万能アイテム
心に残るバカンス BEST3!
〈MY FAVORITE DESTINATION 1〉
バハ in MEXICO
バハカリフォルニアの北外れ。砂利道をひたすらドライブしてたどりついたシークレットスポットで3泊ほどサーフキャンプを楽しんだそう。花柄のテントがなんともお洒落
〈MY FAVORITE DESTINATION 2〉
パボネス in COSTA RICA
何度も訪れているパボネスは行くたびに病みつきになったそう。最低でも1日3回は海に入るので、いつでも波チェックできるように海近のコテージに泊まるのが基本なのだ
〈MY FAVORITE DESTINATION 3〉
バイロンベイ in AUSTRALIA
去年、故郷のオーストラリアに帰省した際、友人とシドニーからバイロンベイまで1週間ほどかけてロードトリップを行った。バイロンべイでは湖でスイミングも満喫したという
雑誌『Safari』2月号 P194・195掲載