白のリフレクション効果で西海岸的な光が満ちる家
交通量の多い道路に面しながら開放感たっぷりの五十嵐邸。外部からの視線をコントロールする設計とこだわりの仕様で贅沢に光と風を取り込みつつ、プライバシーを確保している。白い空間に奥行きと表情を生んでいるのは、異素材の組み合わせがなせるワザ! シンプルだからこそ差が出るセンスを学ぼう。
- SERIES:
- 西海岸的なハッピー・ルーム! vol.46
五十嵐邸/3LDK+店舗/181㎡
白のDKはヴィンテージのペンダントライトと〈クラリン〉のフォールディングチェアがアクセント。梁にライティングレールで照明を付け、天井はすっきりと見せている
階段を上ると、光あふれる白い空間が広がる五十嵐邸。交通量の多い道路に面した立地だが、そんなことを忘れさせる開放感とプライバシーを両立させている。吹き抜けの勾配天井を生かした高窓から贅沢に光を取り込み、2階LDKの中央に設けた階段が、その光を階下まで行きわたらせる。
LDKに続く約12畳のバルコニーは、キッチンと同じタイルを敷き詰め、窓を引き込めば室内外が一体の大空間。高い塀をぐるりと巡らせているため、周囲を気にすることなく友人たちとBBQやビアパーティを楽しめる仕様だ。
フロアごとにテイストを変えているのも五十嵐邸の特徴。1階はアウトドアグッズの手入れもできる広い玄関土間を設け、フローリングの床に木の階段、建具も木を生かしたカジュアルで温かみのある遊べる空間に。2階は一転、ホワイト&グレーを基調にしたシックでモダンなつくりだ。
階段の腰壁はグレーに塗ったアイアン、キッチンの背面はマットな白のタイルに白目地、キッチンはホーローの艶やかな白をセレクト。異素材が織りなす白からグレーのグラデーションが柔らかく光を反射し、明るさを保ちつつ落ち着ける空間をつくり上げている。
深い座面に身を預けてくつろぐ
革を編み込んだ幅広のシートと木のアームのなだらかなラインが特徴のラウンジチェア。深い角度の座面と独特のハリ感に身を預けてゆったりくつろげる。ヴィンテージショップで見かけ、ブラックの落ち着きと編み目のヌケ感が放つほどよい存在感にひと目ぼれした。
「家を建てるのは2軒目。美容師として働いてきた妻が、プライベートサロンを開けることを前提に土地を探して、家を建てました。前回は設備や仕様もメーカーが提示するものから選ぶだけでしたが、今回は、タイルや水まわりの設備などもすべて自分たちが採用したいものを選んで、家づくりそのものも楽しみました。今後は、この部屋に合うビタミンカラーのインテリアで楽しみながら探す予定です」
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URL:www.housetrad.com
雑誌『Safari』5月号 P274~275掲載
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photo : Hirotaka Hashimoto text : Kuniko Nakajo