パーコーメン(星ヶ岡スタイル)
まだまだ寒い日が続くとなれば、どうしても熱い麺類に心惹かれるのは人情というもの。というわけで、今回も‟ホテル麺”をご紹介。麺類といえば、手軽なイメージがあるけれど、それとは裏腹に、素材にこだわってじっくり丁寧に作られた麺料理というのもある。そんな名店の麺をデートがてらにいただく。これって、ある意味贅沢じゃない?
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- ホテルの名物メニューを彼女と♡ Gourmet
〈ザ・キャピトルホテル 東急〉は2010年にリニューアルオープンした東急ホテルグループのフラッグシップホテル。ホテルが建つ地にはかつて、稀代の美食家であった北大路魯山人が主宰した会員制料亭〈星岡茶寮〉があり、美食やおもてなしへの飽くなき追求が行われていたのだ。
その延長線上として、〈ザ・キャピトルホテル 東急〉には、ホテルでは珍しい和食のメインダイニングである日本料理“水簾”や、ホテルの伝統の味を継承する“ORIGAMI”があり、食通たちを日夜満足させている。
なかでも、〈星岡茶寮〉の名を受け継いだ中国料理“星ヶ岡”は別格だ。、料理長である小林昇のもと、王道スタイルを守りつつも繊細かつダイナミックなメニューを提供し、ここでしか味わえない新時代の中国料理を紡ぎ出している!
〈ザ・キャピトルホテル 東急〉のシグネチャーヌードルといえば、パーコーメン(排骨拉麺)で、“ORIGAMI”で提供されている一品が有名。しかし、“ORIGAMI”とは異なるレシピを用いて“星ヶ岡”でオーダーできる“パーコーメン(星ヶ岡スタイル)”(2650円、税・サ込)もとても人気。オーセンティックながらカレー風味を効かせた進化版パーコーメンだ。
ジューシーな旨みを口中でたっぷりと堪能!
構成要素はパーコー(豚ロース肉)、麺、青菜、仕上げに散らしたネギというようにシンプルだが、パーコーはオリジナリティあふれる作りとなっている。豚ロース肉をカレー粉とオイスターソースに一晩じっくりと漬けた後、衣をまとわせてカラッと揚げてある。だから、サクサクふわふわとした歯触りを楽しめ、閉じこめられたジューシーな旨みを口中でたっぷりと堪能できる!
麺はストレートの中太卵麺を使用しているので、歯切れがよいながらも、舌の上にそのやや重厚な余韻が残る。スープはたっぷりの香味野菜を煮込んだ醤油ダレをベースに、鶏ガラと豚ミンチでとったスープを合わせているので、麺にこれでもかというくらいによく絡み、パーコーにも味がふんだんに入る。
〈ザ・キャピトルホテル 東急〉にある2つのパーコー麺の違いをさりげなく話してみれば、「食事はあなたに任せておけば安心ね」って、彼女もあつ~い信頼を寄せてくれるかも!?
●〈ザ・キャピトルホテル 東急〉中国料理 星ヶ岡
住所:東京都千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急 2F
営業時間:11:30~15:00 (L.O. 14:30)、17:30~22:00 (L.O. 21:30) ※土日祝17:00~
※“パーコーメン(星ヶ岡スタイル)”の提供時間は上記営業時間と同じ
TEL:03-3503-0871
URL:https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/restaurant/index.html
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。