最高峰の広東料理を楽しむなら、やっぱり〈ザ・ペニンシュラ東京〉のヘイフンテラス!
誰もが知る中国料理のコンディメントといえば、干し海老や干し貝柱、金華ハムなどを合わせたXO醤。中国料理で必要不可欠な“完璧な調味料”だけれども、もとをたどれば1980年代に〈ザ・ペニンシュラ香港〉の中国料理レストランで開発された。そんな来歴をもっているから、〈ザ・ペニンシュラ東京〉の〈ヘイフンテラス〉では、ほかとは一線を画する美味なる中国料理が堪能できる。
“点心ランチ”のイメージ。平日 7800円、土・日・祝日 8800円
〈ヘイフンテラス〉で、人気となっているのが、6品コースの“点心ランチ”。ペニンシュラの点心を堪能できるということで、いつも賑わっている。
“プレミアムディナー”のイメージ。2万7800円
ディナーにオススメしたいのが、旬の食材の旨味をしっかりと味わえる“プレミアムディナー”。約3カ月でメニューが新しくなり、全部で6品にも及ぶフルコースになっている。
“プレミアムディナー”より、“オリジナル胡桃の飴炊き”
最初に提供されるのが、定番の“オリジナル胡桃の飴炊き”。非常に香ばしく、カリっとしていながらも、しっとりしたテクスチャーが癖になる。シャンパーニュやビールと相性のいい“アミューズ”だ。
“プレミアムディナー”より、“広東式焼き物前菜盛り合わせ”
“広東式焼き物前菜盛り合わせ”は焼物、酢の物、冷製クラゲ、季節の一品という構成。焼物は、風味抜群の金華豚のチャーシューに、脂がのったローストダック、ネギをのせた地鶏の醤油風味と、人気の逸品ばかり。酢の物は3種類で彩りも豊か。冷製クラゲはコリコリっとしていて、その上にはキャビアとクコの実があしらわれている。季節の一品は、島原産シャコのニンニク揚げで、香菜が鮮やかなアクセントに。
“沖縄県産天然マクブの上海蟹味噌土鍋煮込み”は、〈ヘイフンテラス〉秘伝の上湯に、凝縮された上海蟹の味噌を加えた土鍋煮込み。“沖縄三大高級魚”のひとつであるマクブの慎ましやかな味わいに、スープの深い旨味が加えられる。
“プレミアムディナー”より、“赤城牛フィレと青パパイヤ 舞茸の葱香り炒め”
メインディッシュは、“F1牛”=交雑牛である群馬県の赤城牛を用いた“赤城牛フィレと青パパイヤ 舞茸の葱香り炒め”。フィレ肉をオイスターソースと塩、砂糖で調味し、非常にやわらかく仕上げた。赤身を讃えた佳味があり、軽やかな食後感。長野県の舞茸は葱の香りによって旬味が際立っている。
“タピオカとグレープフルーツ入りマンゴークリームスープ”は、ペニンシュラが誇るマンゴープリンに勝るとも劣らない、実にクリーミーなスープ。マンゴーの至味がギュッと閉じ込められていて、タピオカの心地よい弾力も癖になりそう。
滋味のある料理ばかりだから、お酒との相性も抜群。特にオススメしたいのが“ザ・ペニンシュラ”オリジナルワイン3種類だ。クリーミーな泡立ちの“ザ・ペニンシュラシャンパンドゥーツブリュット”(4700円/グラス)、ふくよかな白ワイン“ザ・ペニンシュラ シャルドネ ケラーエステート”(4300円/グラス)、果実味のある赤ワイン“ザ·ペニンシュラ ピノノワール ケラーエステート”(4400円/グラス)と、いずれのワインも秀逸だ。“紹興貴酒 陳年紹興貴酒 15年 壷”(4050円/グラス)は馥郁(ふくいく)たる風味をもっていて、どんな料理ともマリアージュする。
皇居外苑に隣接した趣ある空間
店内は中国江蘇省・蘇州の中国古典庭園をイメージした洗練された空間。異国情緒がありながらも、ほっと落ち着ける温もりが感じられるから、接待にもデートにもぴったり。
数あるホテル中華の中でも〈ヘイフンテラス〉なら間違いない。〈ザ・ペニンシュラ東京〉に訪れて、最高峰の広東料理を楽しんでみて!
●プレミアムディナー
広東式焼き物前菜盛り合わせ
伊勢海老とコニッシュジャックのヒレ 金華ハムのエッグカスタードスープ
沖縄県産天然マクブの上海蟹味噌土鍋煮込み
赤城牛フィレと青パパイヤ 舞茸の葱香り炒め
中国白菜と海老のワンタン入りスープ麺
タピオカとグレープフルーツ入りマンゴークリームスープ
中国菓子
※~2023年11月30日の内容
●〈ザ・ペニンシュラ東京〉ヘイフンテラス
住所:東京都千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京2F
営業時間:ランチ 火~土曜11:30~14:30(14:00LO)、日曜・祝日11:00~15:00(14:30LO)
ディナー 18:00~22:00(21:30LO)
定休日:月曜
TEL:03-6270-2888
URL:https://www.peninsula.com/ja/tokyo/hotel-fine-dining/hei-fung-terrace-chinese-restaurant
※サービス料込み
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。