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2021.05.04

【まとめ】週末は映画で涙する!
絶対面白い!魂が震える映画20本!

週末に「何しようかな〜?」とお考えの人にオススメなのが、映画鑑賞。ここでは心が温かくなる映画をセレクト! ソーシャルディスタンスで、なかなか味わえなくなってきた絆と愛情の素晴らしさを再確認してみて!

 

 


『コーチ・カーター』
製作年/2005年 製総・監督/トーマス・カーター 出演/サミュエル・L・ジャクソン、リック・ゴンザレス、ロバート・リチャード

落ちこぼれチームを変貌させる熱血指導にグッとくる!
カリフォルニア州・リッチモンド高校のバスケットボール部に、高校のOBであるケン・カーター(サミュエル・L・ジャクソン)がコーチとして赴任。大学へ進学する者はほんの少数で、卒業生の約半分が逮捕されてしまう母校の現状を案ずるカーターは、部員たちと契約を交わす。学業を疎かにせず既定の成績を残すこと、試合の日は正装すること…。部員や親たちの反発を受ける中、カーターは決して意思を曲げず、過酷な練習で部員たちを導いていくが…。

実在の名コーチによる感動の実話を映画化。目先の勝利にのみ向かって突き進む展開ではなく、バスケットボール部での日々を通し、“自分の人生を生きること”の大切さを教えてくれる。フィクションを超えた高揚感、そして苦みが実話ならでは。 

 
 

 


『バックドラフト』
製作年/1991年 監督/ロン・ハワード 出演/カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン、ロバート・デ・ニーロ

兄弟の熱い絆に涙する!
消防士となった兄弟の葛藤と絆を描いた感動作。同じく消防士だった父親の後を継いで消防士一筋でやってきた兄スティーブンと、新米消防士として現場に配属された弟のブライアン。2人が駆けつける火災現場シーンでのリアルな炎の表現がなんとも圧巻な作品で、話題となった。

この作品が教えてくれるのは、とにかく火災に際には「不用意に扉を開けちゃダメ!」ということ。火災で高温になった密閉空間の扉や窓を開けると、急速に酸素が流れこんで大爆発が起きる現象“バックドラフト”が襲いかかるからだ。消防士でもないのに燃えさかる炎の中で救出活動する機会はまずないが、しかし万が一、火災現場での救助に直面したら、扉を開ける際には十分気をつけるべし。 

 
 

 
ペットを超えた絆に感涙!ワンダフルな犬映画5選!

『僕のワンダフル・ライフ』
製作年/2017年 監督/ラッセ・ハルストレム 出演/デニス・クエイド、ペギー・リプトン、K・J・アパ

犬の想いが伝わる演出に感服!
犬のベイリーが何度も生まれ変わって元の飼い主イーサンの元へ帰るまでを時代の変遷と共に描くラッセ・ハルストレム監督作。ベイリーはゴールデンレトリーバーやジャーマン・シェパード、コーギーなどさまざまな犬種に生まれ変わり、そのつどの飼い主との“使命”(犯人逮捕や人命救救助、飼い主が家族を作るまでを見守ったり……)を果たして、また次の”犬生”を送るべく生まれ変わる。そして最後はセントバーナードとオーストラリアン・シェパードのミックス犬に転生して、ついにイーサンに巡り合う。

ハルストレム監督は『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『HACHI 約束の犬』と本作を入れると、これまで3作の犬映画を監督するほど大の犬好き。
『HACHI』では犬の目線として彩度を落とした映像を用いるなど(犬は一般的に赤緑があまり判別できないよう)、犬の気持ちがわかっているかのような演出を披露。本作でもまた犬の想いが伝わってくる演出やナレーションが随所に盛り込まれている。もし飼い犬がこんなにも一途に自分を探してくれていたら……と思うと、胸がアツくなる感動作だ。 

 
 

 


『ノッティングヒルの恋人』
製作年/1999年 監督/ロジャー・ミッシェル 出演/ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント

がむしゃらな愛情表現に心が揺さぶられる!
1990年代のキュートすぎるジュリア・ロバーツに出会ったとしたら、誰もが猛アタックしたくなるはず。この作品は、ヒュー・グラントがバツイチの本屋さんで、ロバーツ演じるハリウッド女優を相手にロマンスを繰り広げるというストーリー。偶然出会って恋に落ちた書店主のウィリアムと女優のアナは、住む世界の違いを感じながらも本気モードに。だが、やはり本屋さんとセレブでは生き方が違いすぎるのか、アナの愛を前に、ウィルは怖気づいて別れを選んでしまう……。

そんな自分の愚かさに気づいたウィルは、アナが新作映画の記者会見を行う会場に潜入。ジャーナリストを装い、会見の真っ最中に想いをぶつける!この体当たりがアナのハートに響いたようで、そのまま2人はハッピーエンド。大勢(しかもマスコミ)の目に晒されながらの“仲直り”は失敗したら相当恥ずかしい。しかし、そのリスクも気にならないほどのがむしゃらさが功を奏したのは確か。ちなみに、ウィルが友人たちの助けを借りて会見場に潜入したように、いざというときはまわりの協力を得られる人間でもありたい。 

 
 

 


『英国王のスピーチ』
製作年/2010年 監督/トム・フーパー 出演/コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ

試練のときを乗り切るのだ!
父の死去と兄の王冠放棄により、突如として英国王になったジョージ6世(コリン・ファース)。吃音に悩む控えめな男性でもあった彼が、言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の助けを借りて克服トレーニングに励み、国民を相手にした世紀のスピーチに挑む。その内容は第二次世界大戦開始時の1939年、ドイツとの戦争に突入する国民たちの戸惑いを払拭し、鼓舞するというもの。

不安と緊張に押しつぶされそうだったジョージ6世のスピーチは当初こそたどたどしかったものの、徐々に威厳を増し、最後には「試練のときを乗り切るのだ。我々は正しいことのため、正義を行う」と力強く宣言。世紀のスピーチに至るまでの並々ならぬ苦労、国を率いる人間となった者の葛藤なども相まって、心を強く揺さぶってくる。 

 
 

 
落ち込んだときに観たい!
気分がアガるダンス映画5選!

『フットルース』
製作年/1984年 監督/ハーバート・ロス 出演/ケヴィン・ベーコン、ロリ・シンガー、ダイアン・ウィースト

怒りを爆発させる踊りにアツくなる!
『サタデー・ナイト・フィーバー』を皮切りに、『フラッシュダンス』、『ダーティ・ダンシング』など、1970年代後半〜1980年代はダンス映画が一大ブームを起こした時代だった。ブームとはいえ、主人公のように踊り出したくなるかどうかは人それぞれ。

しかし『フットルース』ほど、高い確率で一緒に踊りたくなる映画はないのでは? 主人公がさまざまなシチュエーションで踊り出すこの映画。1984年の公開時は、MTVが隆盛を極め始めた時期でもあったことで、『フットルース』もひとつのカルチャーとして、当時の若い世代を熱狂させた。

ダンスやロックを禁止された田舎町に引っ越してきたレン・マコーミックが、周囲の大人たちの反対を押し切って、高校の卒業パーティを強行しようとする……と、ストーリー自体は、ありきたりの域を出ないレベル。しかし名曲『ネヴァー』とともに、怒りを爆発させるようにレンが踊るシーンは、いま改めて観ても胸が熱くなる。そのほかにもケニー・ロギンスの主題歌『フットルース』や『ヒーロー』など、色褪せない曲の数々にテンションが上がりっぱなし! 

レンを演じたケヴィン・ベーコンは反逆精神を全身で体現して一躍、スターの地位を確立。その後、現在に至るまで長い俳優人生を送っている。2011年には『フットルース 夢に向かって』というリメイクも誕生した。 

 
 

 
ペットを超えた絆に感涙!ワンダフルな犬映画5選!

『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』
製作年/2019年 監督/サイモン・カーティス 出演/ケヴィン・コスナー(声)、マイロ・ヴィンティミリア、アマンダ・サイフリッド

ワンちゃん視点による家族の物語に涙する!
飼い犬エンツォの視点から、レーサーのデニーとその家族と過ごした日々を描いた温かな感動作。終始エンツォのモノローグが入るのが特徴で、デニーと出会った時、デニーが恋人イブと結婚した時、エンツォにとって“妹”になるゾーイが誕生した時……。そのつど、エンツォがどう思っていたのか、なぜこの行動をしたのかが時にユーモラスに、時に切実に語られていく。

犬を飼っている人、もしくは飼った経験がある人なら、「ああ、あの時、あの子はやっぱりこう思っていたのかな」など心当たりがあるシーンが随所に登場し、ほっこりしたり涙腺を刺激されたり。デニーの人生は晴ればかりではない。土砂降り続きの日々も常にエンツォはデニーに寄り添い、彼と家族を見守り続ける。家族同士でもわかっていないことをエンツォだけが知っているなんてことも。

そしてそんな時のエンツォの言葉はとても哲学的。声を担当しているケヴィン・コスナーの渋声もあいまって、つい考えさせられてしまう面もある。 

 
 

 


『ビフォア・ミッドナイト』

製作年/2013年 製作・監督/リチャード・リンクレイター 出演/イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

長年連れ添う2人の絆に涙
『ビフォア・サンライズ』で恋に落ち、『ビフォア・サンセット』で再会を果たし、現在は双子にも恵まれたジェシーとセリーヌ。しかし、その関係はかつてのロマンチックなものとはほど遠く、家族、仕事、人生のことなど、様々な問題が2人にのしかかる。ジェシーとセリーヌの小粋な会話で展開するのが特徴の映画だが、今回の2人は完全にああ言えばこう言う状態。バカンス先にもかかわらず、険悪な空気になってしまう。

そんな中、小説家であるジェシーは、『タイムマシンで未来から来た』という小芝居をはじめることに。背を向けるセリーヌに対し、“未来にいるセリーヌからのメッセージ”を伝えはじめる。くだらないと一蹴していたセリーヌも、徐々に態度を軟化。“メッセージ”を通して伝わってくるジェシーの愛と謝罪を受け入れる。小説家のジェシーらしい“仲直り”はなかなか高度だが、普通に謝るのも照れ臭いもの。ならば、これくらい芝居がかってみせるのもたまにはアリ⁉ ジェシーは即興で芝居を披露したが、心配ならプチ台本を作っておくのもいいかも。 

 
 

 

『インビクタス』
製作年/2009年 製作・監督/クリント・イーストウッド 出演/モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ

弱体チームの快進撃に胸が高鳴る!
1994年、南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、アパルトヘイトによる人種差別や経済格差をなくし、国をひとつにまとめようと尽力する。そんな中、南アフリカでラグビーのワールドカップが開催されることに。白人が愛好するスポーツとして知られ、黒人からはアパルトヘイトの象徴として忌み嫌われていたラグビーだったが、マンデラは自国チームの勝利に国の希望、愛と平和の願いを託すことに…。

マンデラ大統領就任当時の実話を、名匠クリント・イーストウッドが映画化。アパルトヘイトへの批判から国際試合を追放され、弱体化していた南アフリカ代表チームが、予想外の快進撃を見せるワールドカップの展開には実話ならではの高揚感が。スポーツにおける“折れない心”と国を治める者の“曲げない信念”がリンクしているのもいい。 

 
 

 

『ブレイブハート』
製作年/1995年 監督・出演/メル・ギブソン 出演/ソフィー・マルソー

命は奪えても、自由は誰にも奪えない!
13世紀末のスコットランドで、残虐な英国王エドワード1世の侵略と圧政に苦しみ、家族を皆殺しにされたウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)。そんなウォレスがスコットランドの独立を目指し、民衆の支持を得て抵抗運動を展開していく中、英国の大軍とスコットランドの兵たちが激突する地で大演説。

怖気づくスコットランド兵たちを前に、「命は奪えても、自由は誰にも奪えない!」と訴える。しかも、この言葉の真の意味がじわじわと胸に迫ってくるのはウォレスのその後の運命を知ってから。やがて英国軍に囚われた彼は惨たらしく処刑されながらも、最後まで自由の尊さを叫ぶ。自らを犠牲にしても、大勢の未来のために自由を求める。ウォレスの強い意志から学べることは多い。 

 
 

 


『プライドと偏見』
製作年/2005年 監督/ジョー・ライト 出演/キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン

想いのこもった手紙に感動!
舞台は18世紀末のイギリスで、主人公は田舎町に暮らす5人姉妹の次女エリザベス。きちんとした結婚相手に出会えなければ、女性は路頭に迷ってしまう。そんな生き方に対し、エリザベスは少なからず不満を抱いていた。そんな彼女と急接近するのが裕福な独身男性のダーシー。互いに何かを感じているはずなのに、2人の関係はプライドや偏見でなかなか上手くいかない。挙げ句の果てに決定的な誤解が生じ、事態はこじれにこじれてしまう。

そんな中、ダーシーが取った方法は、想いを手紙にしたためること。これまでの誤解を解くため、彼はエリザベスに手紙を渡す。SNS全盛の現代からすれば古風過ぎてピンとこないかもしれないが、そんな人は、手紙を読んだときのエリザベスの嬉しそうな表情をまず見てほしい。想いを伝えるという意味ではSNSでさくっと送るのもアリだが、ここは1つ、しっかりじっくり文字を書き綴るのがオススメ。もちろん手紙を送った後に、直接会って想いを改めて伝えることもお忘れなく。 

 
  

 


『はじまりは5つ星ホテルから』
製作年/2013年 監督/マリア・ソーレ・トニャッツィ 出演/マルゲリータ・ブイ、ステファノ・アコルシ

実在の高級ホテルに泊まった気分になれる!
5つ星ホテルに泊まったことがある人はどのくらいいるだろうか。本作の主人公イレーネは、ホテルの格付け覆面調査員。世界中の5つ星ホテルに一般客として宿泊し、清掃、ベッドメイキング、ポーターやフロントの対応、レストラン、ルームサービスなど様々なことをチェックする。

アルプスの絶景を望むスイスのリゾート、グシュタード・パレスホテル、ドイツ・ベルリンのホテル アドロン ケンピンスキー、モロッコ・マラケッシュのパレ・ナマスカ、中国・上海のザ・プリ・ホテル・アンド・スパ……。登場するホテルはすべて実在の高級ホテルなので、贅沢空間は眼福でワクワク! ああ、こんな素敵なホテルに泊まる優雅な旅をしてみたい!

さて、そんな羨ましい(?)ライフスタイルのイレーネは、仕事に誇りを持ち、休日には溜まったマイレージで気ままにひとり旅し、自分でも満足していた。けれどもアラフォーにして結婚もしていないことを家族に本気で心配される。さらに、一番の親友の元婚約者には新しい家族ができてしまう。そんな周囲の出来事をきっかけに人生について見つめ直すイレーネ。けれど価値観は人それぞれ。自由で自立している彼女は最高にカッコイイ! 

 
 

 

『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』
製作年/1992年 監督/マーティン・ブレスト 出演/アル・パチーノ、クリス・オドネル

型破りだからこそ、心に響くこともある!
全寮制の名門校に通うチャーリー(クリス・オドネル)は感謝祭の前日、同級生たちが厳格な校長の愛車に悪戯する現場を目撃。犯人の名前を明かして名門大学へ推薦を手に入れるか、同級生を守って退学になるか。チャーリーの運命は、懲罰委員会に委ねられる。

その懲罰委員会に颯爽と現れ、窮地に陥った彼を小粋な演説で擁護するのが盲目の退役軍人スレード中佐(アル・パチーノ)。とことん型破りでダイナミックなスレード中佐は若く誠実な友人チャーリーのため、彼がいかに正しい人間であるか、そして高潔さと勇気がどれほど大切であるかについて、全校生徒の前で説く。

型破り過ぎるスレード中佐のスピーチは口悪くもあるが、その分だけ感動を呼ぶもの。大胆かつ的確に、教科書からは学べないことを教えてくれる。 

 
 




『食べて、祈って、恋をして』
製作年/2010年 監督/ライアン・マーフィ 出演/ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム

イタリア、インド、バリを観光した気分に!
人は人生に迷うと自分探しの旅に出たくなるのだと思う。“ここじゃない何処かへ”。というわけでリズ(ジュリア・ロバーツ)は離婚して、1年間のモラトリアムをもうけて世界を旅することに。まずイタリアで美味しいイタリアンとワインに舌鼓みを打ち、陽気で情熱的なイタリア人に囲まれ日常を謳歌。次はヨガの導師を訪ねてインドへ行ってチャクラを開くべく祈り続けるも煩悩は消えないと悟り、最後は以前、リズに“予言”を与えてくれたバリの薬師のもとを再訪する。

食、癒し、恋。旅の醍醐味と、イタリア、インド、バリというそれぞれ雰囲気が全く異なる“異国情緒”を約2時間20分ちょっとの間にたっぷり味わえるのが本作。各地でリズは何を見つけ、どう変化するのか。旅によって心のモヤモヤが浄化され、いい表情になっていくリズに注目。世界には不思議な縁で結ばれている、まだ出会っていない人がいるのかもしれない。そんなことを思わせてくれる旅映画だ。 

 
 

 


『しあわせはどこにある』
製作年/2014年 監督/ピーター・チェルソム 出演/サイモン・ペグ、ロザムンド・パイク

世界中の様々な人の“しあわせ”を感じて!
本作は自分探しならぬ、幸せ探しの旅に出る精神科医・ヘクター(サイモン・ペグ)の物語。恋人クララ(ロザムンド・パイク)と何不自由なく暮らしているヘクターは、患者の話を聞くうちに幸せとは何かという疑問を持ち始め、答えを求めて世界をまわることに。

飛行機で隣になった銀行家と上海のきらびやかな夜を楽しみ、チベットで思わぬ親切と思わぬ進歩に接し、アフリカでは犯罪に巻き込まれ、LAでは元カノに会う。

旅の途中で気づいたことを書きとめるヘクターの言葉やセリフは名言ばかり。「比較すると幸せは台無しになる」「不幸を避けるのが幸福への道ではない」「話を聞くことは愛を示すこと」「過去は懐かしいけど戻らない」などなど。

普段、何げなく過ごしていると気づかないことも旅という非日常の中でなら実感できる。世界中の様々な人の“しあわせ”を本作で感じてみて。 

 
 

 


『プライド 栄光への絆』
製作年/2004年 原作/H・G・ビッシンジャー 監督・脚本/ピーター・バーグ 出演/ビリー・ボブ・ソーントン、ルーカス・ブラック、ギャレット・ヘドラント

町が一丸となって盛り上がる高校アメフトに熱狂!
名門アメリカンフットボール部に所属する高校生の厳しい現実を軸に、彼らを取り巻く大人たちや町の熱狂にも目を向けたスポーツ群像劇。その熱狂にさらされ続けるコーチ(ビリー・ボブ・ソーントン)の下、試合中に怪我を負った花形選手、家庭に問題を抱えながらアメフトを続けるクォーターバック、元名プレイヤーの父からプレッシャーを受け続ける二世選手らの物語が綴られていく。

ノンフィクション小説を原作にしているだけに、描かれるのは明るい希望と楽観的な奮闘だけではなく、解決できない過酷さも。後に『バトルシップ』などを手掛け、アクション映画監督としての評価を築くピーター・バークらしいリアリティと胸躍るダイナミックさ、激しさが、アメフトシーンに表れている。原作者の従兄弟でもあるバーグ監督は、後に同原作を基にした連続ドラマも手掛けた。 

 
 

  
ペットを超えた絆に感涙!ワンダフルな犬映画5選!

『マイ・ドッグ・スキップ』
製作年/2000年 監督/ジェイ・ラッセル 出演/フランキー・ムニッズ、ダイアン・レイン、ケヴィン・ベーコン

犬と少年の成長物語!
“犬は最良の友”を描く、犬と少年の友情&成長物語で、原作は作家ウィリー・モリスの自伝小説。1942年、ミシシッピー州。内気でひ弱な友達がいない主人公ウィリーは9歳の誕生日に母親からジャック・ラッセル・テリアの子犬をプレゼントされる。スキップと名付けたその犬は、ようやくできたウィリーの唯一無二の親友になる。人懐こく賢いスキップと過ごすことで、いじめっ子たちとも渡り合い、次第に外の世界に目を向けて変化していくウィリー。友達ができ、淡い初恋をし、アメフトや野球をする仲間もできる……。

そんな成長が微笑ましいエピソードと共に描かれていく。けれど、ある時、ウィリーがとったある行動が原因でスキップの命が危険にさらされることになる。人間同士でも近くにいる人の大切さを忘れて傷つけてしまうことがあるけれど、ウィリーもそう。その時、自分の過ちに気付き、心を正せるかは成長の重要な側面なのだと、ちょっとほろ苦い気持ちに。ウィリーの隣人で野球選手ディンクを演じたルーク・ウィルソン、厳格な父親を演じたケヴィン・ベーコン、明るく朗らかな母を演じたダイアン・レインが堅実な演技を魅せる。 

 
 

 


『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』
製作年/2017年 監督/ジョー・ライト 出演/ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス

我々は決して降伏しない!
第二次世界大戦でナチス・ドイツの猛威が暗い影を落とす中、英国首相ウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)に命運が託される事態に。和平交渉か、徹底抗戦か。苦悶するチャーチルはついに決断し、下院での演説へと向かう。

偉大な演説家として知られ、数々の名言を残したチャーチルだが、このときに発した「我々は最後までやり抜く。我々はフランスで戦い、我々は岸辺で戦う。我々は決して降伏しない」もよく知られた一節。チャーチルの掲げる“屈しない精神”が、心に深く突き刺さってくる。

しかも、この劇的なスピーチは、言葉をよく知る読書家であり、聞き手が理解しやすいシンプルな表現に徹し、演説に至るまで何度も推敲を重ねたという彼の人柄を物語るもの。スピーチをするうえで誰もがお手本にしたい姿勢が、ここにある。 

 
 

 


『ザ・ブリザード』
製作年/2016年 監督/クレイグ・ギレスピー 出演/クリス・パイン、ケイシー・アフレック、エリック・バナ

救助に大事なことは、“捨て身の覚悟”と“千載一遇の機会を逃さないこと!”
1952年、未曽有のブリザード(暴風雪)がアメリカ東海岸を直撃! 巨大タンカーが座礁して真っ二つになり、32人の生存者が海の只中に取り残されてしまった(コレって実話)。この事故がとんでもなかったのは、あまりにも救出が困難な状況だったこと。風速40mの大吹雪、波の高さは20mもある。通常であれば救助に向かえる天候ではない。が、そんな中救出に向かったのがわずか定員12人の救命艇一艘。しかも、船のコンパスが壊れてしまい、乗りこんだ4人の湾岸警備隊員は運と勘だけで沈みゆくタンカーを見つけなくてはならなくなったのだ! 

映画の中でたくましさを感じるのが、救出に向かう湾岸警備隊の勇気。正直、嵐の中でタンカーを探すのは命がけの行為。しかし、沈みゆく命を救うには、無謀ともいえる捨て身さで挑まないとできないことを救助隊は教えてくれる。さらに、12人乗りの救命艇で、生存者32人を救わなければならない窮地では、全員の乗船を即決。最後の1人が救助艇に乗ったあとタンカーが沈没。救助はワンチャンスを掴まなくてはダメ。迷っていてはいけないことを肝に命じておきたい。 

 
 

 


『守護神』
製作年/2006年 監督/アンドリュー・デイビス 出演/ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー

混乱の中でも冷静さを失わないこと!
アメリカ沿岸警備隊のエリート養成学校を舞台に、“守護神”の異名を持つ伝説的な沿岸警備隊員ベンと新人訓練生ジェイクの絆と成長を描いたアクションドラマ。この映画が興味深いのは、新人ジェイクを1人前にするという物語だけでなく、教える立場のベンがジェイクを通じて過去のトラウマから立ち直るという点も織りこまれているところだ。クライマックスでの命を賭けた2人のレスキューシーンは胸が詰まること必至。

本作が教えてくれるのは、救助現場での心得。舞台こそ、嵐の中でのレスキューと現実ではなかなか遭遇しないシチュエーション。しかし、ケビン・コスナー演じる教官ベンが語る、「混乱の中でも冷静さを失うな」という教えは、あらゆるケースに当てはまる。劇中でも、事故に遭遇した救助者が動揺して暴れるため、救助作業の邪魔となる場面が出てくる。その際にベンは顔面を殴って黙らせる荒技を披露(⁉)。そこまでしなくともいいだろうが、万一の場面では、まず冷静になることが“頼れる大人”の第一歩であることは間違いない。 

 
 

 

文=斉藤博昭、渡邉ひかる、熊谷真由子、村山章 text:Hiroaki Saito, Hikaru Watanabe, Mayuko Kumagai, Akira Murayama
photo by AFLO
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