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CULTURE カルチャー

2026.03.30


職人の絶妙な焼き加減が冴える、最高の鉄板焼に身震い!

2019年に新しく生まれ変わった〈オークラ東京(The Okura Tokyo)〉。数多くのレストランを擁する中で、最上階の41階にあるのが鉄板焼〈さざんか〉。東京オリンピックが開催された1964年、日本料理〈山里〉の一画にオープンし、鉄板焼の先駆けとなった店だ。1990年に独立し、五感で料理を楽しめる“日本のおもてなし”として国内外のゲストから支持され、今日に至る!

〈さざんか〉


東京を一望できるような特別感あるきらめく夜景も魅力

鉄板焼にしてはかなり広々とした80席。カウンターも居心地がいい。鉄板カウンター付きの個室が5部屋も設けられているため、プライベート感を大切にしたいのなら、こちらをどうぞ。圧巻の眺望とともに、焼き手の熟練の妙技を鑑賞できる。 

 

【“光”COURSE MENU】


おすすめのコースは“光”(2万8000円〈4月から料金改定〉)。前菜にはじまって、サラダ、車海老、蟹、帆立貝と魚介類もたっぷりで、黒毛和牛、ガーリックライスという構成。最後のデザートは転卓して、ソファー席のラウンジでのんびりと寛げるのも嬉しいポイントだ。

“前菜”

“前菜”は、3種類の盛り合わせ。濃厚な白子の塩麹漬け、葉わさびがのせられた寒ぶりの漬け、さっぱりとした芹のお浸しと三者三様。

“さざんかサラダ”

定番メニューが“さざんかサラダ”。レタスなどの葉野菜に、アクセントになるクラゲと金胡麻。全体をまとめあげる和風ドレッシングはノンオイルのため、後口をさっぱりとさせる。よく混ぜて食べると、様々な素材が複雑に広がる。

“車海老、蟹、帆立”

魚介類は、車海老、蟹、帆立の贅沢な取り合わせ。蟹の足はみずみずしく焼き上げられ、潮の香りが心地いい。帆立貝は和やかな甘みで、食べごたえのある弾力だ。車海老の身はぷりぷりで、頭はプレスして海老煎餅にし、その上に旨味に溢れた海老味噌がのせられる。レモンが添えられているので、お好みでどうぞ。

“季節の焼野菜”

“季節の焼野菜”は、その時期焼き野菜として一番美味しく食べられる旬の野菜5種類。当日は、アスパラガス、淡路島のタマネギ、越冬にんじん、茄子、じゃがいも。アスパラガスはあざやかな緑でシャキシャキ感があり、淡路島産タマネギは驚くほど甘い。越冬にんじんは深みのある味わいで、茄子はとろけるような食感だ。じゃがいもはホクホクとしてしっかりとした甘味を感じる。

“黒毛和牛”のフィレ(手前)とサーロイン(奥)

メインディッシュは全国から選りすぐった黒毛和牛で、フィレかサーロインをチョイスできる。複数人でオーダーすれば、フィレとサーロインをシェアすることも。フィレはシルクのようにきめ細かく、なめらかな肉質と上品な旨味。サーロインは口の中でほろりと崩れるような極上の脂の甘みが特徴。両者のコントラストが、これまたいい。どちらも噛むほどに肉汁があふれる匠の焼き加減。

“もやし炒め”

肉の後には、シンプルなもやしとちぢみ小松菜の鉄板焼でひと休み。しゃきっとした歯ごたえで小気味いい。青菜は季節によって変わるので、お楽しみだ。

“薄切り 黒毛和牛リブロース特製たれ焼き”

伝統の一品として是非とも追加オーダーしたいのが、“薄切り 黒毛和牛リブロース特製たれ焼き”(5000円~)。ネギと大葉を薄切りの大判リブロースで包んでいる。濃厚なリブロースの脂を、大葉とネギの青みがキリッと引き締める。こちらは重層的な味わいを体験でき、醤油ベースの特製タレが食欲をそそる。

“ガーリックライス” に味噌椀と香の物を添えて

お食事は鉄板焼の王道、ガーリックライス。卵と和牛の脂身が、米一粒一粒をコーティングしてパラパラにする。立ちのぼるニンニクの香ばしさが、再び食欲を刺激する。紅生姜の酸味が絶妙なアクセントとなり、お腹がいっぱいでも夢中になる、至福の味わいだ。

デザートの中の“クレームブリュレ”

デザートは移動してゆっくりと過ごせるのが〈さざんか〉のいいところ。ソルベやアイスクリーム、フルーツ、クレームブリュレから選べる。クレームブリュレはカラメルがパリッとして、バニラの風味が実に豊か。上に添えられたバニラアイスクリームとともに食べると、重奏的な味わいとなる。 

 

【SELECT WINE】

ワインをはじめとしたお酒も充実しているので、鉄板料理に合わせたい。

左から、“ポメリー ブリュット オークラ エイジング”、“メゾン・ジョゼフ・ドルーアン サン・ロマン ブラン”、 “チェレット バローロ”

おすすめのシャンパーニュは、オリジナルボトルの“ポメリー ブリュット オークラ エイジング”(3900円)。エレガントな香りとフレッシュで快活な味わいが魅力的。バランスがとれた味わいなので、これで最初から最後までとおすのもいい。

“メゾン・ジョゼフ・ドルーアン サン・ロマン ブラン”(4200円)は、ミディアムボディの白ワイン。豊かなミネラル感と生き生きとした酸が広がり、魚介類やクリームとの相性が抜群。

イタリアのフルボディ赤ワインが、“チェレット バローロ”(6000円)。チェリーやプラムの果実などのニュアンスが重層的に広がる。口当たりが力強く、しっかりとしたタンニンが黒毛和牛との相乗効果を生み出す。

〈オークラ東京〉で唯一最上階にあるレストラン〈さざんか〉。絶景とともに、伝統の鉄板焼をご賞味あれ! 

 
⚫︎光 2万8000円〈4月から料金改定〉
・前菜
・さざんかサラダ
・車海老、蟹、帆立貝
・黒毛和牛フィレ(130g) または 黒毛和牛サーロイン(180g)
・季節の焼野菜
・ガーリックライス
・味噌椀
・香の物
・デザート
・コーヒー  

  

 

 

 
Information

⚫︎〈オークラ東京(The Okura Tokyo)〉鉄板焼 さざんか
住所:東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラ東京 オークラ プレステージ タワー41F
営業時間:11:30~14:30、17:30~21:30(21:00LO)
TEL:03-3505-6071
URL:https://theokuratokyo.jp/ja/dining/sazanka/
※サービス料込み

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文=東龍 text:Toryu
1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。
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