
ミリタリーテイストを大人らしく取り入れるなら、やりすぎは禁物。ブラックジャケットにグレーのパンツを合わせ、上質な素材感や機能美で洗練された雰囲気をつくるくらいがちょうどいい。そんな着こなしの仕上げに選びたいのは、“ミリタリー風”ではなく、本物のルーツと機能性を備えた一本だ。
その理想形といえるのが、〈パネライ〉から登場した『サブマーシブル ネイビーシールズ PAM01738』。アメリカ海軍特殊部隊に着想を得たデザインと、プロフェッショナルダイビングに対応する性能を融合した、44㎜径の本格ツールウォッチだ。
そもそも〈パネライ〉は、かつてイタリア海軍特殊潜水部隊へ精密機器やダイバーズウォッチを供給してきたブランド。高い防水性、暗所での視認性、堅牢な構造といった現在のデザインコードも、極限環境で任務を遂行するために培われたものだ。2022年に始動したネイビーシールズ コレクションは、そうしたミリタリーウォッチの系譜を現代的に発展。本作にも、装飾では終わらない“使うためのデザイン”が貫かれている。
ステンレススティール製ケースに組み合わせたのは、マットブラックセラミックのディスクを備える逆回転防止ベゼル。スティールの堅牢性と、傷や衝撃に強いセラミックの特性を生かし、最大約500mの防水性能を実現する。パネライを象徴するリュウズプロテクターには、濡れた指でも操作しやすいブラックラバー加工を施すなど、ディテールにも実戦的な配慮が行き届く。
グラデーションを描くアンスラサイトの文字盤も実に精悍。9時位置のスモールセコンドは標的を思わせる意匠で、男心をくすぐらせる。
暗所での視認性も進化した。インデックスは従来より直径を20%拡大し、スーパールミノバ X2の塗布面積も45%増加。時刻表示はグリーン、ダイビング時間の確認に重要な分針とベゼル12時位置のドットはブルーに発光し、暗闇や深海でも必要な情報を直感的に判別できる。
心臓部には、新開発の自動巻きキャリバーP.980を搭載。安定性を高めるトラバーシングバランスブリッジを備え、約3日間のパワーリザーブを確保する。ムーブメントは6姿勢で精度を確認され、長期使用においても安定した計時性能を保つよう設計されている。
さらに〈パネライ〉は、完成品を表示防水性能より25%高い水圧で検査するほか、急激な温度変化、塩水、紫外線、強い衝撃などを想定した試験を実施。リュウズプロテクターは1万回、ベゼルは1万9000回作動させて問題がないか試験するなど、ツールウォッチの名にふさわしい品質を追求している。
ストラップはブラックラバーとグレーキャンバスの2本が付属。海やアウトドアではラバー、街ではキャンバスと、その日のスタイルに合わせて表情を変えられるのも嬉しいポイントだ。
ケース径44㎜、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ(キャンバスストラップ付属)、50気圧防水。184万8000万円(パネライ/オフィチーネ パネライ)
ミリタリーウォッチは数あれど、本物の歴史と実戦で培われた機能性を受け継ぐ一本はそう多くない。武骨でありながら洗練され、タフでありながらラグジュアリー。『サブマーシブル ネイビーシールズ PAM01738』は、大人のミリタリースタイルをワンランク格上げしてくれる、まさに“本気の道具”と呼ぶにふさわしいタイムピースだ。
●オフィチーネ パネライ
URL:panerai.com





































































