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ノースフラッグ。この名前を覚えているだろうか? 2015年に発表されたモデルで、〈チューダー〉として初の自社製ムーブメントを搭載していたモデルでもあった。黒い文字盤、イエローの秒針とパワーリザーブを備えた、そのモデルは熱烈なファンに支持されたものの、2021年には生産終了となっていた。それが今回、パワーリザーブに代わり、GMT機能を備えて戻ってきた。
そもそも〈チューダー〉が強靭無比なツールウォッチとしての名声を確固たるものにしたのは、1952年から1954年にかけて行われた英国の北グリーンランド遠征。探検の装備として支給された時計が〈チューダー〉のオイスタープリンスだった。このモデルは、2年にも及ぶあまりにも過酷で冷徹な極限の環境下で、究極のテストに晒された。チューダーの時計が信頼性を証明したのは、これが最初でも最後でもなかったが、このときは、その確かな実証が詳細に記録されていた。
新しい〈チューダー〉ノースフラッグは、その後の1960年代の初代レンジャーやレンジャーⅡからのレガシーを受け継ぎ、探検に耐えうるツールウォッチとしてのスタイルを貫いている。初代のパワーリザーブではなく、今回、機械式時計に24時間針を新たに追加したのは、おそらく何カ月にもわたって暗闇が続く極夜や、太陽が沈まない白夜がつづく場所でこそ、この機能はふさわしいと判断したからだろう。
歴史的な英国北グリーンランド遠征探検に由来して名づけられた"ノースフラッグ"は、2015年当時、ブランド初の自社開発・製造による機械式ムーブメントである高性能キャリバー MT5621を搭載した、記念すべき最初のモデルだった。また、旗を掲げるという行為が、往々にして初の偉業の証明となるということにもちなんでいる。
そして今回、第2世代として登場する新しいノースフラッグは、そのインスピレーション源となった1973年の歴史的モデル、レンジャー IIの象徴的なフォルムとデザイン要素を受け継いでいる。ケースからブレスレットへと繋がる、シームレスな一体型ブレスレットのデザインもそのひとつ。主にサテンブラッシュド仕上げの316Lステンレススチール製2リンク一体型ブレスレット、面取りされたポリッシュ仕上げのリンク、チューダー独自の"T-fit"アジャスティングシステム付きクラスプが備えられている。工具不要の簡単な操作で、着用者自身が8 mmの長さを5段階で調節することができるのは便利だ。
大きなアラビア数字のアワーマーカーを配したアイコニックなブラックダイアルは、モノブロックの夜光セラミックが新しく採用され、45度の傾斜がついた24時間目盛り付きのフランジがそれに調和する。そして最後に、矢印型の24時間針と時針が角張った秒針とバトン型の分針に組み合わさることで、歴史的モデルへのオマージュを完結させている。
また、初のマニュファクチュール キャリバーや初のオープンケースバックなど、数多くの〈チューダー〉初をもたらした2015年の初代ノースフラッグの精神を受け継ぎ、わずかにドーム状になったサファイアクリスタル付きオープンケースバックを採用。2万8800振動/時で駆動するMETAS認定のマスター クロノメーター認定を受けたマニュファクチュール キャリバー MT5652-Uがそこで確認できる。ちなみに、これはペラゴス FXD GMTに搭載されている、セカンドタイムゾーン機能付きのムーブメントと同じものだ。
そして初代モデルからのデザインを引き継いでいるものとして、イエローのアクセントが挙げられる。24時間針と秒針はイエローとなっており、フランジにある24時間表示目盛りや、ダイヤル上の"ノースフラッグ"表記もイエローとなっている。日付は3時位置に白地に黒文字で表示され、針とインデックスの夜光には青く発光するグレードAのスーパールミノバが使われている。
ブランドの歴史とレガシーを受け継ぐ、新たなアイコンとなりそうなモデルが再びラインナップに戻ってきたことに気持ちを高ぶらせているファンも多いことだろう。
ケース径40mm、自動巻き、SSケース&ブレス、100m防水、パワーリザーブ約65時間。順次発売予定。76万5600円(チューダー/日本ロレックス / チューダー)
⚫️日本ロレックス / チューダー
TEL:0120-929-570






























































