
京都を訪れるなら、名所を巡るだけでなく、その土地が刻んできた歴史にも触れておきたい。なかでも元離宮二条城は、徳川家康による築城から、後水尾天皇を迎えた『寛永行幸』、そして大政奉還まで、日本の歴史を語るうえで欠かせない舞台となってきた場所だ。
そんな二条城が2026年、ひとつの節目を迎える。寛永3年(1626年)に行われた『寛永行幸』から400年。この記念すべき年に合わせ、二条城の文化財を未来へ受け継ぐための特別な体験を〈HOTEL THE MITSUI KYOTO〉が用意する。
10月1日から2027年3月31日まで開催される『文化財保全寄附金付き特別体験』は、ホテルの宿泊ゲストが二条城へ50万円を寄附し、その返礼として、通常の開城時間には入ることのできない場所を専属ガイドとともに巡るというもの。しかも、期間中に体験できるのはわずか4組。まさに一組のために用意された、特別な二条城体験だ。
重要文化財『東大手門』ツアーが始まるのは16時。一般の開城時間が終わったあとの城内を歩きながら、まず向かうのが重要文化財『東大手門』。
この門は約10年にわたって一般公開されていなかった場所。今回の特別体験では、その内部へ特別に入ることができる。普段は外から眺めることの多い歴史的建造物を間近に見れば、細部に宿る意匠や建築の趣も、より鮮明に感じられるはずだ。
続いて足を運ぶのは、二条城を象徴する華やかな建築のひとつ『唐門』。その先では『二の丸庭園』を巡り、通常は公開されていないエリアにも足を踏み入れる。そしてツアーのクライマックスとなるのが、国宝『二の丸御殿』だ。
ここでは、通常は立ち入ることのできない『四の間』への特別入室も用意。狩野派による障壁画をはじめ、二条城を代表する歴史芸術を間近に鑑賞できる。人の少ない静かな城内だからこそ、建築や美術とじっくり向き合えるのも、この体験ならではの魅力だろう。
閉城後の二条城を歩くというだけでも、普段の観光とはまったく異なる趣がある。400年前、この場所で繰り広げられた出来事に思いを馳せながら、今に残る建築や庭園を眺める。時間を追うように城内を歩けば、教科書で知っていた歴史が、少し身近なものに感じられるかもしれない。
そして、この特別体験がユニークなのは、“特別公開”で終わらないところ。今回のプログラムでは、50万円の文化財保全寄附金を二条城へ直接納める仕組みを採用している。国宝・二の丸御殿をはじめ、城内の建造物では本格的な修理が進められており、その保存と継承を支えることも、この体験の大切な目的となっている。
歴史ある場所を訪れ、その魅力を堪能するだけでなく、未来へ残していくための一助にもなる。そんな意義を含んでいるからこそ、大人の旅としても意味のある時間になりそうだ。
ニジョウスイート
そして、旅の拠点として選びたいのが、二条城のすぐそばに位置する〈HOTEL THE MITSUI KYOTO〉。かつて250年以上にわたって存在した三井総領家の邸宅跡地に誕生したホテルであり、二条城とは歴史的にも縁の深い場所にある。
二条城を望む『ニジョウルーム』『ニジョウスイート』『プレジデンシャルスイート』に滞在すれば、京都の歴史を感じるロケーションを存分に楽しめる。昼はホテルでゆったりと過ごし、夕方からは閉城後の二条城へ。そしてツアーを終えたら、再びホテルへ戻ってくつろぐ。観光地を駆け足で巡るのとはひと味違う、余白のある京都旅が叶うだろう。
せっかく京都まで足を運ぶなら、誰もが知る名所を“見る”だけで終わらせるのは少しもったいない。400年という時間を手がかりに、ひとつの文化財とじっくり向き合い、その未来にも思いを馳せる。
閉城後、静けさを増した二条城をひと組だけで巡る。そんな贅沢な時間こそ、今だからこそ選びたい、大人の京都旅のひとつといえそうだ。
【文化財保全寄附金付き特別体験】
世界遺産・元離宮二条城プライベートツアー 概要
開催期間:2026年10月1日~2027年3月31日
※期間中4組限定
対象客室:ニジョウルーム、ニジョウスイート、プレジデンシャルスイート
定員:各日1組、最大8名
ツアー時間:16:00~17:15
寄附金:文化財保全寄附金 50万円 ※宿泊代金は別途
ツアー内容:重要文化財「東大手門」内部への入室、唐門、二の丸庭園(通常非公開エリア含む)、国宝・二の丸御殿「四の間」への特別入室など。専属ガイド付き。
予約:宿泊予約後、ホテルへ問い合わせ。実施日の1カ月前までに予約が必要。
※13歳以上が対象。寄附金はチェックイン時の案内に沿って、ゲスト自身が二条城へ直接納付。
URL:https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/news/nijo_tour
⚫︎HOTEL THE MITSUI KYOTO
TEL:075-468-3100(ホテル代表)
MAIL:src.kyoto@hotelthemitsui.com
URL:https://www.hotelthemitsui.com





























































