『メーデー』冷戦下で意気投合!? 米軍兵×ソ連スパイの痛快脱出サバイバル!
劇中さながらユーモアあふれるライアン・レイノルズと圧倒的なキャリアで作品を支えるケネス・ブラナー。スクリーンの内外で強い絆を結んだ2人に、即興演技の舞台裏からプロデューサーとしての裏話まで聞いてみた!
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[ライアン・レイノルズ]Ryan Reynolds
1976年10月23日生まれ。カナダ・バンクーバー出身。コメディセンスとアクション能力を兼ね備え、『デッドプール』で世界的トップスターに。プロデューサーとしても手腕を発揮し、ハリウッドを牽引し続けている。
[ケネス・ブラナー]Kenneth Branagh
1960年12月10日生まれ。北アイルランド・ベルファスト出身。シェイクスピア劇を得意とする演技派で、シリアスな役からアクションまで幅広くこなす。『ベルファスト』など、監督としても卓越したキャリアを誇る。

最高のケミストリーに
冷戦時代の敵国同士という、設定自体はシリアスながら、主演2人によって最高のバディ・ムービーとなった『メーデー』。ライアン・レイノルズは当たり役の『デッドプール』と同様、トロイのサバイバルを共感度満点に演じている。
ライアン:「脚本がしっかりしてたけど、セリフの中の単語については、ユーモアを込めるうえで僕がアイデアを出したりしたよ。本作のような危険なミッションを描くときは、肩の力を抜く要素も大切になると思うんだ。トロイやニコライのような人物は、ユーモアによって現実的なキャラクターに変化する可能性もあるからね」
相手役は名優ケネス・ブラナー。両者のやりとりが本作の最大の見どころだが、作品からは明らかに2人の息がぴったりであることが伝わる。
ライアン :「本作はいってみれば2人の“ダンス”のようなもの。俳優としてのケネスを例えるなら、スイス・アーミーナイフかな。40年以上のキャリアによって無数のテクニックを繰り出してくるんだ」
ケネス:「僕らは会った瞬間から、おたがい自然体でいられたよね。ライアンは即興の才能が優れ、予期しない状況にもすぐ反応していた。その対応力が、役を作り上げる喜びの源泉になった気がする。走る列車や車から飛び降りるシーンなんかも、遊び心とともに挑めたよ」
アクションは舞台の経験から
それぞれ戦闘機のパイロット、元KGBという特殊な役柄を演じている。どんな準備で臨んだのかも気になるところ。
ライアン:「まず断っておきたいのは、僕は飛行機に乗るのが大の苦手ってこと(笑)。なので操縦なんて、もってのほか。トム・クルーズは尊敬しているけど、彼のマーヴェリック役に憧れたこともない。だから、ごめんなさい。実際の飛行とかパイロットの訓練は最初から受けないつもりだった」
ケネス:「僕の場合、元KGBなので、格闘テクニックが必要とされた。スタントチームとの肉体トレーニングは過酷だったけど、これまでシェイクスピアの舞台劇を数多く経験してきた僕にとって、一連の戦いのシークエンスをこなす感覚は慣れていた。無駄のない動きとスピードを意識しつつ、一瞬の判断が生死を分けるので精神的アプローチも重要。そんなチャレンジを恐怖心なく楽しめたかな」
ニコライは元KGBなのにアメリカに憧れるユニークな役どころ。演じる面白さがあったのでは?
ケネス:「(アイルランドの)ベルファストで育った僕は、アメリカ文化に憧れ、家族で観たハリウッド映画に影響を受けていた。だからニコライがアメリカに希望を見出す気持ちはわかる。ニコライのアメリカ志向は、トロイが彼に心を開くプロセスと重なるので、『メーデー』で最も“美しい”要素じゃないかな」
役割分担でこなした2人
本作では2人ともプロデューサーとして名を連ねている。主演スターが製作を兼任するパターンはよく目にするが、どんな役割を果たしているのだろうか。
ライアン:「主演と製作の兼任には、いろんなレベルがある。僕は『デッドプール』シリーズ3作や『フリー・ガイ』など数本の映画をプロデュースして、完成まで多くの意見を出したが、今回はそこまで口を出さず、監督たちに全幅の信頼を寄せた。俳優組合のストライキの影響もあり、スケジュールが過酷だったのも事実。『デッドプール&ウルヴァリン』の編集作業に夜通し参加し、翌朝から『メーデー』の撮影なんてこともあり、プロデューサーとしての関与はケネスに託してたよ」
カメラの裏側でも結ばれた2人のスターの信頼の絆。それが演技にどう反映されたか、是非観てみて!
冷戦が緊迫していた1987年。米軍パイロットであるトロイ・“アサシン”・ケリー中尉は、極秘ミッションのためソ連へ向かう。しかし、敵機と遭遇し作戦は失敗、ソ連領内の雪原へ不時着してしまう。絶体絶命の敵地で傷ついた彼を救ったのは、田舎で木工職人として暮らす元KGB工作員のニコライだった。ニコライの家で目覚めたトロイは、ソ連の捕虜になったと覚悟するが、なんとニコライはアメリカ文化を密かに愛するロシア人で、『トップガン』の大ファン。本物の米軍パイロットに出会い大興奮のニコライは、通報するどころかトロイを無事に国外逃亡させることを決意。2人は即席バディとして、ソ連の激しい追跡をかわしながら、決死の脱出劇へ挑む!
監督 : ジョン・フランシス・デイリー、ジョナサン・ゴールドスタイン
出演 : ライアン・レイノルズ、ケネス・ブラナー
9月4日(金)よりApple TVにて配信開始
画像提供 Apple
※『Safari』10月号180〜181ページ掲載
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photo by AFLO
REX/アフロ



































































