Safari Online

SEARCH

CULTURE カルチャー

2024.07.05


映画『フェラーリ』は創始者エンツォの激動の運命に心動かされる!



世界に誇るブランドを築き上げる。そんな人物は映画にとって最高の素材で、過去にもいくつもの傑作が誕生してきた。傑作の条件のひとつが、監督と主演俳優の組み合わせだとしたら、この『フェラーリ』は理想型が実現したと言っていいだろう。

あの馬のロゴでおなじみのイタリアの自動車メーカー、〈フェラーリ〉は、1947年に設立されて以来、レーシングカーやスポーツカーを製造し、今なお人気を誇っている。クルマ好きには、あこがれのブランドだ。その創始者、エンツォ・フェラーリが本作の主人公。エンツォ自身がレーシングドライバーで、引退後に〈フェラーリ〉を設立する。この映画は、1957年、59歳だったエンツォの1年間にフォーカス。イタリア全土、1000マイル縦断の公道レース“ミッレミリア”に〈フェラーリ〉社がどのように挑んだのかが描かれる。カーデザイナーでもあったエンツォなので、要所にマニアックなこだわりを散りばめながら、業績不振で倒産の危機にも瀕していた〈フェラーリ〉社の舞台裏にも肉薄。さらに会社の共同設立者だった妻ラウラとの関係、愛する息子を亡くした心の傷み、別の女性とその息子との生活など、一人の男の激動の運命がドラマティックに迫る構成だ。
 

 
監督はマイケル・マン。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが共演した『ヒート』を筆頭に、『インサイダー』、『ALI アリ』など、何かに“苦闘する”男を撮らせたら、現在の映画界で最高の巨匠。今回もエンツォ・フェラーリの内面にぐいぐい引き込まれる。そしてエンツォ役を任されたのが、アダム・ドライバー。『ハウス・オブ・グッチ』では、ファッションブランド“GUCCI”の一族の長男役を演じ、イタリア男がこれほど似合うハリウッドスターはいないと、本作でも証明。現在40歳のドライバーが、59歳のエンツォを見事に体現し、妻ラウラ役、ペネロペ・クルスとは壮絶な演技合戦も繰り広げる。そしてもちろん、最大の見どころはレースシーン。イタリアの公道を、当時のデザインを再現したマシーンが走行する映像だけで心が躍る。スピードや迫力だけでなく、どこか“風格”も備えたカーアクションに、監督のセンスが凝縮された!

『フェラーリ』7月5日公開
製作・監督/マイケル・マン 原作/ブロック・イェーツ 脚本/トロイ・ケネディ・マーティン 出演/アダム・ドライバー、ベネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、サラ・ガドン、ジャック・オコンネル 配給/キノフィルムズ
2023
年/アメリカ・イギリス・イタリア・サウジアラビア/上映時間130
 
  

 



●こちらの記事もオススメ!
あぶない刑事』『バッドボーイズ』『デッドプール&ウルヴァリン』なぜバディムービーは人々の共感を呼ぶのか?①

何度観ても泣ける名作映画5選!

法で裁けない悪を退治する!復讐のヴィジランテ映画5選!
 
  

 

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
© 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
山下智久が〈ブルガリ〉の新しいオクトとともに!一面では語れない多彩な表現者!
SPONSORED
2026.07.24

山下智久が〈ブルガリ〉の新しいオクトとともに!
一面では語れない多彩な表現者!

山下智久は、デビューから今年活動30周年を迎えた。しかし、歩んできた軌跡は、けっして平坦ではなかった。アイドルから俳優、海外での活動など常に新たな道を自ら切り拓いてきた。その腕元には〈ブルガリ〉の“オクト フィニッシモ”がある。そして新作…

〈ロエベ〉の新作で差をつける!"色"と"重ね技"で週末を遊ぶ!
SPONSORED
2026.07.24

〈ロエベ〉の新作で差をつける!
"色"と"重ね技"で週末を遊ぶ!

さりげないお洒落を楽しみたい週末。どこかでまわりと差をつけるなら、"色"と"重ね技"で遊んで余裕を表現したいところ。そこでおすすめなのが〈ロエベ〉の新作コレクション。上品で落ち着いたワードローブを中心としつつ、楽しげな色や粋な小物をひと足…

テカりに打ち勝つ美容液が決め手に!?アワードで選手たちの格好よさを支えた〈SHISEIDO MEN〉!
SPONSORED
2026.06.21

テカりに打ち勝つ美容液が決め手に!?
アワードで選手たちの格好よさを支えた〈SHISEIDO MEN〉!

シーズン中に活躍した選手並びにチームを讃える“B.LEAGUE AWARD SHOW 2025-26”。受賞者たちは華々しくランウェイを闊歩したが、男らしくスタイリッシュなビジュアルの舞台裏には、“テカり知らずの清潔感ある肌”も一役買って…

TAGS:   Health&Beauty

loading

ページトップへ