ネットフリックス『Untold ミスター・T「バカを哀れむ」』語られなかった“コング”の過去に驚くばかり!
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映画やドラマに出演した経験は限定的でも、そこで演じた役のインパクトがあまりに強かった場合、そのイメージで長く人々に愛され続ける。シルヴェスター・スタローンのロッキーとリングで対戦し、『特攻野郎Aチーム』の中心メンバー(B.A.バラカス=通称コング)だった、“モヒカン”ヘアのこの人は、まさにそのパターンでは!?
ネットフリックスで人気の『Untold』シリーズは、その名のとおり、Untold=語られなかった事実を掘り起こすドキュメンタリー。基本的にスポーツ界やアスリートの“裏側”に迫るこのシリーズが、新作で選んだのが、ミスター・Tだ。俳優デビュー作である1982年の『ロッキー3』で、世界ランク1位のボクサー、クラバー・ヤング役を任され、いきなり大ブレイク。翌1983年にスタートしたTVシリーズ『特攻野郎Aチーム』では主人公4人組の1人で大暴れ。同作は日本でも何度も再放送されて不動の人気を得た。そんなミスター・Tも現在70歳を超え、彼自身へのインタビューとともに“語られてなかった”真実が赤裸々になっていく。もともとボディガードの仕事をしていた彼(あのマイケル・ジャクソンにも雇われていた!)が、モハメド・アリとの縁もあって映画界に進出。当時のカリスマ性と、人々の熱狂ぶりには改めて驚くばかり。
若い時代の武勇伝の数々。なぜミスター・Tと名乗ったのか(本名はローレンス・テュロー)。プロレスラーとしての活躍。そして80年代に黒人として世の中に有名になることの複雑な側面……。アメコミ風のアニメによる再現も交えながら、超コッテリな内容の46分。かつての自分の映像を眺める現在のミスター・Tの表情からは、さまざまな感慨も読み取れる。この『Untold』シリーズにピックアップされたことで、さぞ本人も大満足だろうと思いきや、なんとミスター・Tは作品のプロモーションでの取材で、その描き方や取り上げた内容に対して不満を爆発。“オレ様”気質、反骨精神は今も衰えていないようで、それはそれで喜ばしい後日談となった。いずれにしても当時のファンはもちろん、リアルタイムで活躍を知らない人にも、これは必見の作品だ。
『Untold ミスター・T「バカを哀れむ」』配信中
監督/スコット・ワイントロブ 出演/ミスター・T、テリー・クルーズ、シルベスター・スタローン 配信/ネットフリックス
2026年/アメリカ/46分
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