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2018.01.25


安全・快適以上に中身はスポーツカー!

高級車はゆったり快適だけが取り柄、なんて思っていたら大間違い。そう思わせてくれるのが新型LS。スポーツカー真っ青の走りと予防安全技術には、唸るばかり!


レクサス LS500h





最近は、ストレッチスーツの人気が上がっているそうだ。朝、駅の階段を駆け上るとき、その効力に感動する。「ヤバイね、コレ!」って感じ。文字どおり伸縮性が高いので、カラダを動かしやすいというのがウリだが、シワになりにくいというのも大きなメリット。スーツの概念もじわじわと変わりはじめているようだ。

なぜそんな話をするのかといえば、ストレッチスーツみたいなクルマに出会ったから。それがコレ。5世代めとなって登場した新型〈レクサス〉LS。まさにストレッチ性能を持った、フォーマルスーツ的4ドアサルーンといいたい。

具体的には基本構造からしてアスリート。つまり、アーキテクチャーは先にリリースされた2ドアクーペのLCと共有する。そのために設計から新しくした、GA‐Lプラットフォームが採用された。

このアーキテクチャーの考え方は、運動性能を高めたFRパッケージングの最適化。クルマを速く楽しく走らせるために、エンジンやハイブリッド用バッテリーをどこにおいて、どこにサスペンションを取りつけるのが最良なのかを具現化した。パワーユニットもそうだが、軽快なハンドリングや路面に張りつくような粘りのあるサスペンションの動きはまるでスポーツカーのようだ。



でもって、見るからにフォーマル感はタダモノじゃない。もちろん、〈レクサス〉のフラッグシップなのだから当たり前だといえばそうなのだが、高級感はこれまで以上。特にインテリアはそうで、レザーの質感やクラフトマンシップにこだわった細部の作りは高級家具に包まれたリビングのようだ。しかもかなりセンスのいい邸宅の。ドアトリムのオーナメントパネルは一見の価値あり! である。

さらにいうと、今回からLSはロングホイールベースのみとなった。なので、リヤシートの居住性も半端なく高められる。リクライニング機構&電動オットマンはもちろん、マッサージ、シートヒーター&シートクーラー云々といった快適装備もてんこ盛りだ。



そんなクルマだから、やっぱりドライバーもリヤシートのパッセンジャーも、イメージするのはスーツ姿のジェントルマン。どこか品のあるビジネスエグゼクティブってとこ。しかも新型の運動性能からしてコレを選ぶのは、これまで以上にアクティブな行動派となるはず。もはやスーツも4ドアサルーンも今までの概念は通じなくなるかも、ですね~。


他にもある!
このクルマの楽しみ方&使い方

まるでアスリートのような4ドアサルーンとなったLSの、もうひとつの特記事項が高い安全性。このクルマには、世界的にも最先端といえる安全装備が搭載される。

世界最先端云々は、決して大袈裟な話ではない。なんたってシステムは〈トヨタ〉ブランドと共有。大きな資金力と高い技術力が見え隠れする。

ということで、見てみるとプリクラッシュセーフティシステムが目につく。これは早い段階から衝突の可能性がある歩行者を検知。ドライバーに知らせるとともに、衝突回避のための制動アシストとステアリングの自動操舵をするというもの。要するに最終的にブレーキだけでは衝突をまぬがれないとクルマが判断すれば、ハンドルを切って避けてくれる。もちろん、その先にスペースがあると認識した場合のみにではあるが、効果的なのは一目瞭然。実際にテストコースで体験してみると、なるほどと感心してしまった。まさに“一歩先行く”技術である。

もうひとつ便利だなと思ったのは、上下2段式のアダプティブハイビームシステム。ハイビーム、ロービームを自動で切り替えてくれるだけでなく、先行車や対向車に直接ハイビームを当てないよう遮光してくれる。これで夜のワインディングも運転に集中できるってもんだ。こんな最先端技術をリアルに使いこなすのも、結構楽しいんじゃない!?


ココにもソソられる!

〈01 運転席〉目の前に広がるハイテクと和の共演!

ダッシュボードに描かれた曲線は琴や茶道具の茶せんからインスピレーションを得たもの。日本の美意識をイメージしたデザインとなる。しかもその中にエアコン吹き出し口が隠されているといった手のこみよう。風向調整してもラインはズレない。

〈02 ヘッドアップディスプレイ〉手はハンドルに、視線はまっすぐにね!

幅600㎜、高さ150㎜の大型カラーヘッドアップディスプレイが投影される運転席。情報がこの大画面にアニメーションで投影されるのだから視認性は高い。レーンチェンジアシストなど、電子デバイスの作動状況が表示されるのも嬉しい配慮だ。

〈03 予防安全技術〉高級車はまわりへの気遣いも完璧!

たとえば駐車場から後退して出庫する際、後方の歩行者と衝突する可能性があると判断すればドライバーが気づかなくとも自動的にブレーキをかける。テストコースでは、子供の人形で実演したが効果てきめん。ヒヤッとする場面がまた減った。


 
Information

SPECIFICATIONS
レクサス LS500h F SPORT(FR)
● 全長×全幅×全高:5235×1900×1450㎜
●車両重量:2290㎏
●エンジン:3.5ℓ V6+ハイブリッドシステム
●最高出力:220kW(299 ps) +132kW(180 ps)
● 最大トルク:356Nm+300Nm
●トランスミッション:マルチステージハイブリッド
●定員:5名
●燃費:JC08モード 15.6km/ℓ
●税込み価格1310万円
●レクサスインフォメーションデスク
TEL:0800 - 500 - 5577

雑誌『Safari』3月号 P190・191掲載

文=九島事務所 text : Kushima office
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