Safari Online

SEARCH

WATCHES ウォッチ

2021.07.18


マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者――ルカ・デルフィノ

●今月のビジネスセレブ
マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者
ルカ・デルフィノ[Luca Delfino]ビジネスセレブの「時を紡いで」マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者――ルカ・デルフィノProfile
1975年、イタリア・サルディーニャ生まれ。ピサ大学にて電気工学を学んだ後、パワートレインや電気系統の開発に携わり、2007年よりマセラティに加わる北米でのアフターセールス責任者、アジアパシフィックでのセールスおよびプロダクト責任者などを経て、2018年より現職。

愛用の一本


ビジネスセレブの「時を紡いで」マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者――ルカ・デルフィノロレックス
オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ
●愛用歴/約5年
●購入場所/ドバイの時計店 
●使用頻度/特別な予定があるとき
自社製自動巻きムーブメントであるCal. 4130搭載の40㎜ケース。視認性や装着感、耐久性など、高い実用性を備える。

ココがお気に入り!


ビジネスセレブの「時を紡いで」マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者――ルカ・デルフィノ「デイトナ自体の、クラシカルでエレガントなデザインが好きですが、取り分け、このブラックのダイヤルがとても気に入っています。主張がありながらも決してこれみよがしにならず、あくまでもさりげない。洗練されたバランスはさすがです」

ビジネスセレブの「時を紡いで」マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者――ルカ・デルフィノROLEX[ロレックス]
オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ
「BORN TO RACE――ドライヴィングとスピードに情熱を捧げる人々の究極の実用時計」を標榜する、〈ロレックス〉のクロノグラフであり、時計愛好家の憧憬の的となる名品。1963年の誕生以来、端正な3つ目インダイヤルの基本的デザインは踏襲しながらも、幾たびもモデルチェンジを重ね、進化し続けている。非常に高い知名度と圧倒的な人気を誇るモデルであるため、需要が供給をはるかに上回り、世界的に入手困難な状況が続く。

現在、腕時計を10本ほど所有しているというルカ。そんな彼がはじめて自身で手にした時計は〈カシオ〉だった。

「80年代のイタリアでは、〈カシオ〉の超高機能時計が流行していました。当時の私は数字や数学に情熱を傾けていたので――これが後にエンジニアリングを学んだ理由なのですが、自然と〈カシオ〉を選んだのだと思います。電卓が組みこまれていて、当時としては素晴らしいものでした。もちろんその頃は、将来日本に住むことになるとは想像もしていませんでしたが、なにかの暗示だったのかもしれないと思うと、とても感慨深いです」

マセラティ アジアパシフィックを統括する責任者として東京で暮らすようになってから、最も気に入っているのは〈ロレックス〉のデイトナだ。

「2016年、結婚記念日のプレゼントとして、妻と全く同じ時計を贈り合ったんですよ」

大きな節目のアニバーサリーに、夫婦で時計を贈り合うということはよく聞くが、妻にはいわゆるレディスモデルを選ぶケースがほとんど。全く同じ時計を贈りあうというのは稀だ。

「購入する2年前くらいからふたりで色々と考えてきたのですが、妻がデイトナをとても気に入っていたので、迷うことはありませんでした」

購入したのはドバイの時計専門店。当時はまだ、現在ほど高級時計市場が狂騒を繰り広げていなかったためか、正規ブティックに2本の同じデイトナがあった。

「非常に幸運だったと思います」

その日から、この時計がルカの最愛の1本となった。

「でも、毎日つけているわけではなく、たとえばビジネスで大事なミーティングがあったり、気分を高めたいといった、少し特別な日につけています。実ははじめてこの時計をつけたのは、日本に来る前、別の国で行われた非常に難しいミーティングのシーンだったのですが、無事、成功することができました。その経験があって、ゲン担ぎというか、今でも重要なシーンで使うことが多いのかもしれません。ラグジュアリー感がありながらもこれみよがしではなく、重要なビジネス・ミーティングなどでプロフェッショナルであることを表現するのに最適な時計だと思っています」

そう、ルカにとって腕時計は、自分自身を語る表現手段のひとつだ。

「時計は機械であり、デザインであり、機能である。これは、その外観から見て取れることです。しかし、時計が表現してくれるのは、自分が何者であるか? どんな人間か? あるいは自分が今、どんな気持ちでいるのか? そんなパーソナルなことを表現してくれるのが時計だと思います」

それは、日によって、そして気分やシチュエーションによって変化する。

「ある日はよりクラシックな気分になるかもしれないし、よりスポーティな気分になるかもしれないし、よりエレガントでエクスクルーシブな気分になるかもしれません。時計というのは外観から得られるキャラクターと、個々人のその日の気分のブレンドであって、つまり、とてもパーソナルなものではないでしょうか」

このデイトナも、それ以前のコレクションたちも、その1本を選ぶ際には常に直感を大切にしてきた。

「なによりも決め手となるのは、エモーション。それは絵画やクルマとも似て、自分にとってコレだというものが現れると自然と語りかけてくるものです。自分と呼応する魂がある、それは〈マセラティ〉にも共通して言えることです。直感的になにか訴えかけてくるかどうかというのは非常に大きなポイントで、言葉にするのはとても難しいのですが、たとえば時計やクルマ、絵画のエキスパートではなくても、ピピッと感じるものというのは必ずある。私はそういう直感を大切にしています」

実際に〈マセラティ〉も、機能、性能も素晴らしいがそれよりも、乗ったとき、ステアリングを握ったときの高揚感を求めて購入するユーザーも多いという。

「そこには理屈なんてなく、直感ですね。自分の気持ちが昂るかどうか? それこそが大事なポイントだと思います」

〈マセラティ〉はこれまで、何度かラグジュアリーウォッチブランドとコラボレーションしてきた。

「なかでも同じイタリアの〈ブルガリ〉と2012年にはじめてコラボレーションした、オクト クアドリレトロ クロノグラフ。実はこの時計がとても欲しいと思ってきました。マセラティのロゴは時計の前面ではなく、背面にのみ。で
も、ベゼルの、グラントゥーリズモのフロントグリルのデザインや、〈マセラティカラー〉によって、それとわかります。ムーブメントは〈ブルガリ〉マニュファクチュールの傘下に入った〈ジェラルド・ジェンタ〉で、まさに芸術品ともいえる1本です。でも、世界限定200本というレアピース。いつかこの時計に巡り合えることを夢見ています」

Company Information
伊達男の憧憬を集める至高のイタリア車ビジネスセレブの「時を紡いで」マセラティ アジアパシフィック 地域統括責任者――ルカ・デルフィノ1914年創業の、イタリアを代表する高級自動車メーカー・Maserati S.p.A.は並外れた個性で、全車種においてひと目で認識できる唯一無二の車を生産している。現在のラインナップは、旗艦車のクアトロポルテ、スポーツセダンのギブリ、そしてSUVレヴァンテ。すべてのモデルに最高品質素材を使用し、卓越した技術を兼ね備えていることが特徴。マセラティ アジアパシフィックは、北米・中国・ヨーロッパと並ぶリージョンオフィスとして、アジアパシフィック地域14カ国(日本を含む)を統括。

 
Information

雑誌『Safari』8月号 P180~181掲載

“ビジネスセレブ”の記事をもっと読みたい人はコチラ!

写真=池田佳史 文=岡村佳代
photo : Yoshifumi Ikeda text : Kayo Okamura
Urban Safari CLOSE-UP BRAND フレデリック・コンスタントエレガントな時間を、手元に宿す。
SPONSORED
2025.11.28

Urban Safari CLOSE-UP BRAND フレデリック・コンスタント
エレガントな時間を、手元に宿す。

創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!
SPONSORED
2025.12.01

創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!
大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!

1950年にはじまった〈ゴールドウイン〉のヒストリー。その新作スキーウエアコレクションの名前は、創業地にちなんだ“オヤベ”だ。歴史の深みを感じさせ、エイジレスなスタンダードデザインでありながら、機能は最新鋭。素材はもちろん、ひとつひとつの…

TAGS:   Fashion
初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!
SPONSORED
2025.11.25

初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!
カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!

一流は一流を引き寄せるとは、よくいわれること。ロックアーティストHYDEがまとったのは“キング・オブ・ダイヤモンド”として名高い、世界最高峰のジュエリー&ウォッチブランド〈ハリー・ウィンストン〉。常に最高を求め続ける両者が出会うと、どんな…

TAGS:   Fashion Watches
〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!さりげに違い出しできる大人の冬アウター
SPONSORED
2025.11.25

〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!
さりげに違い出しできる大人の冬アウター

冬カジュアルの主役であるアウターは、さりげなく違いが出せる1着を選びたい。そこで注目すべきなのが、大人のための上質な冬アウターに定評のある〈タトラス〉。定番ベースのシンプルなデザインを基本としつつ、街ゆく人をハッとさせるさりげない“違い”…

TAGS:   Fashion
〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!大人の革小物はさりげなロゴ使いで!
SPONSORED
2025.11.25

〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!
大人の革小物はさりげなロゴ使いで!

普段、バッグや靴ほど目立たないが、意外とセンスを問われるのが財布などの革小物。大人ならシンプルながらも品があって、さりげない上質感のあるものが狙いめだ。となれば〈サンローラン〉の革小物を。小ぶりなアイコンロゴがピリッと効いた財布やカードケ…

TAGS:   Fashion
俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!
SPONSORED
2025.11.25

俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!
“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!

航空計器から着想を得た革新的なデザインが人気の〈ベル&ロス〉から、2本の限定モデルが登場した。情熱的な輝きを放つダイヤルの赤と闇夜にクールに浮かび上がる蓄光の緑。異なる魅力を宿す2本のパワーウォッチがファッションシーンでも注目を集める俳優…

TAGS:   Fashion Watches
大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!冬カジュアルに効く品格バッグ!
SPONSORED
2025.11.25

大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!
冬カジュアルに効く品格バッグ!

大人の冬カジュアルに欠かせない名脇役がバッグ。どんな着こなしにも似合う上質なバッグがあれば、気分よく外出できるというもの。そこでおすすめしたいのが、〈フルラ〉の新作として登場した“アーバン バックパック”。コートなら背負って、短丈ブルゾン…

TAGS:   Fashion
機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?
SPONSORED
2025.11.25

機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!
こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?

男のカジュアルウエアは、ワークやミリタリーをモチーフにしたタフで骨太なアイテムが定番。それは服だけでなく、足元も同じだ。とはいえ往年のワークブーツなどでは、履き心地やスペック的に現代の暮らしにフィットしない!? ならば、〈アシックス〉のワ…

TAGS:   Fashion
“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!“上質”を贈りたい 大人のギフト!
SPONSORED
2025.11.25

“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!
“上質”を贈りたい 大人のギフト!

クリスマスに忘年会、そしてニューイヤー……年末年始は、特別なギフトシーズン。頑張った自分へのご褒美に、大切な人に感謝を込めて、“とっておきの上質”を贈りたい。自分の身と心を一新させるようなワザありの逸品から、相手の顔が思わずほころぶ名品ま…

建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。
SPONSORED
2025.11.14

建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。
豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。

〈バルミューダ ザ・ストア 青山〉を訪れた建築家・クマタイチさん。暮らしに寄り添う建築を数多く手掛けてきたからこそ、関心を寄せたのは新しい加湿器“レイン”だ。ただ湿度を調整するだけでなく、暮らしを豊かに導くための機能や造形美を兼ね備えた“…

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!名作時計はファッション使いするのが決め手!
SPONSORED
2025.11.11

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!
名作時計はファッション使いするのが決め手!

2025年で創業165周年を迎え、そのうえ、22年ぶりにモータースポーツの最高峰である“F1”公式タイムキーパーにも返り咲いた〈タグ・ホイヤー〉。モータースポーツと密接な関わりをもち、勝利を象徴するウォッチとして君臨してきたそれは、時を経…

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。
SPONSORED
2025.11.18

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。
ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。

上質なレザーのしなやかな感触と使い勝手の良さで支持を集めている〈アニアリ〉のバッグ。ミニマルで洗練されたデザインは、装いを自然に洗練されたものへと導いてくれる。また、確かな日本の職人技に裏打ちされた使いやすさと安心感が、使うほどに深まる風…

TAGS:   Urban Safari Fashion

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ