【インドネシア/ギリ・メノー】カルマ・リーフ
ビーチラバーの間で、その名がじわじわと浸透してきている“ギリ・メノー島”。ロンボク島の北西に浮かぶ“ギリ3島”のなかで、最も小さく、手つかずの自然が残る島だ。周囲約5㎞の島は、白砂ビーチで縁取られ、その先には淡いブルーの遠浅の海。海ガメとの遭遇率も、ギリ3島のなかで最も高い。島内には自動車は通らず、ネオンもない。ゆっくりと時間が流れる、“ベアフット・ラグジュアリー”を満喫するのにもってこいの島というわけ。
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- 海リゾートが呼んでいる! vol.30
そんな自然が主役の島に目をつけたのが、スタイリッシュなホテルを世界に33軒展開する〈カルマ・グループ〉。コチラの〈カルマ・リーフ〉のデザインは、自然環境にできるだけインパクトを与えないもの。わずか15の客室は、フローリング床のボヘミアン調のテントと、2階建てバンガローの2タイプがあり、おすすめは穏やかな波打ち際まで数歩のバンガロー。
“アランアラン”という自生の草で葺いた屋根にバンブー材を使った伝統的な米倉を模したスタイルで、この地域に暮らすササック族のモチーフがアクセント。海と向き合うテラスにデイベッド、1階にフラットテレビやエスプレッソマシンを置くリビング&ラウンジ、アーチ状の天井の2階にはベッドルーム。バルコニーからは、ロンボク島のスンギギビーチやリンジャニ山が一望に。白砂の床の感触も素足に気持いい。
レストランは地元食材を生かした、地中海料理やアジア料理。BBQや伝統的なインドネシア料理、窯焼きピザなど日々のテーブルを飾る。そのうえ、波音や潮風を感じる海辺のスパや、クリエイティブなカクテルを供するバーなども上質。そして、なによりの贅沢は“ウィスパー・イット”と名づけられた白砂のプライベートビーチ。ここでしか味わえない極上時間を堪能できるはず。
ギリ・メノー島の東側のほぼ中央。穏やかなインド洋が目の前に広がる。日曜にはDJセッションで、ゆったりとチルアウトを
“1ベッドルームシーフロントバンガロー”の2階のベッドルーム。天蓋付きのキングサイズベッドは海と向き合うレイアウト
キャンドルを灯した、2人だけのロマンチックディナーもアレンジOK
国際的なミクソロジストが考案した新発想のカクテルを用意
“1ベッドルームシーフロントテント”のリビングには、天井から吊るしたソファが
How to Reach?バリ島の港(アメッド、パダンバイ、サヌール、スランガンなど)から、ギリ3島へ船が運航。ギリ・トラワンガン島からはギリ・メノー島まで船で約10分。ロンボク島の空港からは車で約2時間+船で約15分。
こんな体験ができる!右:自動車がないこの島では、ロバが牽引する“チドモ”が移動手段。驚くほどスピードが出るので、まるでジェットコースター気分が味わえる!? 左:地元の漁師から届く、とれたての魚介を使ったビーチ・バーベキュー。砂浜での食事は、そのシチュエーションだけでも特別感たっぷり! さらに、目の前のビーチでは海ガメたちにも出合える、滞在中は、スノーケリングセットのレンタルが無料なのも嬉しい。ほかに、乗馬やダイビングも。
●Karma Reef[カルマ・リーフ]
住所:Dusun Gili Meno, Desa Gili Indah Kec. Pemenang, Lombok Utara, NTB 83352 Indonesia
TEL:+62-82340051525
料金:1ベッドルームシービューテントUS$260、1ベッドルームシーフロントテントUS$299、1ベッドルームシーフロントバンガローUS$299(2名1室料金、朝食込み)
URL:https://karmagroup.com/find-destination/karma-retreats/karma-reef/
※新型コロナウイルスによる渡航制限に関しては、外務省ホームページにて最新の情報を確認してください。
雑誌『Safari』9月号 P176~177掲載
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text : Chieko Koseki