【タヒチ/ライアテア島沖】モツ・ナオナオ
今ホテル選びの条件に、“人との非接触”を挙げる人が増えているとか。その点、究極の理想といえるのが、“島を貸し切る”ことでは? 1島1リゾートならぬ、1島1組リゾートの〈モツ・ナオナオ〉は、ソシエテ諸島のライアテア島の南沖約1.5㎞に浮かぶ。約25ヘクタールの島は、南国の花々や植物にあふれ、約800mのロングビーチをはじめ2つの砂浜が。コチラはそんな美しく豊かな島を守りつつ、ポリネシアの人々と彼らの伝統文化をリスペクトしたリゾートとなっている。
- SERIES:
- 海リゾートが呼んでいる! vol.35
3棟のヴィラは、地元の建築家が手掛けたもの。サンゴを積んだ壁やパンダナスの葉を編んだ屋根など、南の島らしさがたっぷり。それでいて、フルキッチンやワインセラーを整え、ネスプレッソマシンやWi-Fiなど今どきの装備も整っている。メイン棟にあるファイヤーピットを置く屋外ラウンジは、ゲストみんなで集まるのにぴったり。各棟2名収容、最大6名まで滞在が可能だ。
食事は専任シェフが手掛けるフレンチポリネシア料理。季節の食材を使い、ほとんどが地元産、またはフェアトレードで仕入れたもの。プライベートディナーやピクニックも、ゲストの好物を盛り込んでくれる。加えてオールインクルーシブなので、飲食は宿泊料に含まれ、出費を気にすることもなし。ワインやビール、ソフトドリンク、スナック類などは毎日補充してくれる。
アクティビティもほとんどが宿泊料に含まれ、水・陸あらゆるプログラムをラインナップ。なかでもタヒチ初の世界遺産である古代ポリネシアの祭祀殿“タプタプアテア”へのツアーが含まれているのは、ちょっとおトク!?
2021年10月にオープンと、できたばかり。ラグジュアリーリゾートが少なかったライアテア島だけに、今後、人気に火がつきそうだ。
3棟のヴィラの中央に立つ、メインのヴィラ・マナ。ダイニングやラウンジを配したテラスだけで130㎡。一方、フルキッチンを装備した室内は103㎡。ほかの各棟もそれぞれ60㎡以上
壁や天井にサンゴをちりばめるなど、潮っぽさとモダンが融合したデザイン
専属シェフはデザートもプレゼンテーションにひと工夫。プライベートディナーに、タヒチアンダンサーや音楽家のアレンジも可能だ
オープンな造りのヴィラ。ベッドにいながら南の島の風を感じられる
到着後、桟橋でいただくヤシの実のウェルカムドリンクに、移動の疲れも吹き飛ぶはず
How to Reach?タヒチの玄関口タヒチ島のパペーテから空路約45分でライアテア空港へ。ボートに乗り換え約40分。タヒチ島パペーテから直接リゾートへ、ヘリコプターのアレンジも可能。
こんな体験ができる!アクティビティは種類豊富。好きなだけ体験できるメニューと、1日につき1人1回体験できるメニュー(ダイビングやジェットスキーなど)、そして有料メニュー(ディープシーフィッシングなど)がある。右:セーリングやカイトサーフィンなど、ウォータースポーツが充実 左:ここは、いわば無人島。人目も気にせずマッサージ。ウェルネスのメニューにはほかにヨガやピラティスも。また、ゲスト全員に1台ずつ、自転車も用意されている。
●Motu Nao Nao[モツ・ナオナオ]
住所:P.O. Box 45, Uturoa, 98735 Raiatea, French Polynesia
TEL:+689-40-50-84-45
日本での問い合わせ先:サウスパシフィックマネージメント
TEL:090-7188-8490
料金: XPF70万(4名まで。追加1名につき大人XPF10万、12歳以下の子供XPF5万)
URL:https://www.motunaonao.com/rate
※新型コロナウイルスによる渡航制限に関しては、外務省ホームページにて最新の情報を確認してください。
雑誌『Safari』2月号 P184~185掲載
“海リゾート”の記事をもっと読みたい人はコチラ!
text : Chieko Koseki