【モルディブ/シャビヤニ環礁】JWマリオット・モルディブ・リゾート&スパ
モルディブの宿泊スタイルは1島1リゾートが基本形。つまりひとつの島の中で、滞在・食事・レクリエーションが完結している。そこで特にカギとなるのが“食”。島内に好みのレストランがないからといって、隣の島へは行けない。なので、食事が合わないと、滞在中ずっと不満が続くことに。その点、2019年にオープンした〈JWマリオット・モルディブ・リゾート&スパ〉は、飲食施設が9カ所も!
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- 海リゾートが呼んでいる! vol.38
Resort & Spa
朝食が充実したオールデイダイニングから、水上に浮かぶ日本食&鉄板焼きレストラン、ツリートップで楽しむタイ料理、イタリアンやグリル料理など、各国料理がずらりと揃っている。さらにバーも、98種類ものラム酒を集めたこだわり系、天井から椅子を吊るした夕日が見事なスイングバー、豊富な日本酒やカクテルが自慢の水上バーなど、コンセプトやシチュエーションが多彩。リゾート内でもあちこちハシゴできるというわけだ。
これだけ飲食施設の数が多いと、客室数も多いメガリゾートかと思いきや、60室と比較的少なめ。それでいて、それぞれの広さは、なんと234㎡以上。全室に開放的なプライベートプールとウッドデッキまでついている。部屋タイプはビーチまたは水上、ビューはサンライズまたはサンセットから選ぶことができ、モルディブでは珍しいデュープレックス(2階建て)の水上ヴィラまである。
コチラが位置するのはモルディブ北部、開発されて間もないシャビヤニ環礁。国内線の空港からボートで約15分なので、モルディブの国際空港への到着が夜間でも、その日のうちにインできるのが嬉しい。世界最大のホテルグループ〈マリオット・インターナショナル〉のラグジュアリーブランド“JWマリオット”。創業者のイニシャルを冠するだけに、自信のほどがうかがえるリゾートだ。
通常のホテルルーム1室分はありそうな、水上ヴィラのバスルーム。窓側に置いたバスタブからラグーンを望める
ハーフムーン形の島にヴィラが60室
オールデイダイニングの“アアイラア”。併設して1620本のワインを収蔵するワインルームも
客室はモルディブの伝統的な船ドーニからインスパイアされたデザイン。コチラは水上ヴィラのサンライズビュー
ツリートップの“ラム・バーン”には各国のラム酒が揃う
How to Reach?
ヴェラナ国際空港から水上飛行機で1時間。または国内線30分+ボート15分でリゾートへ。有視界運航の水上飛行機は、モルディブに夜到着した場合、空港周辺に要1泊。
こんな体験ができる!
右:波打ち際に立つラグジュアリーなスパは、カップルルームが6室、デラックスなスイートが1室。メンズのスパメニューもラインナップ。左:モルディブの庶民の足、ドーニをアレンジしたボートで洋上ピクニックを楽しむもよし、スピードボートでダイビングやドルフィンウォッチングに出かけるもよし。シャビヤニ環礁は、最初のリゾートが登場してからまだ10年。しかもほかにもう1軒あるのみなので、手つかずの美しい海が広がる。
●JW Marriott Maldives Resort & Spa[JWマリオット・モルディブ・リゾート&スパ]
住所:Vagaru Island, Shaviyani Atoll 40880 Maldives
TEL:+960-654-6666
日本での問い合わせ先:マリオット・インターナショナル・ホテル予約センター
TEL:0120-925-659
料金:サンライズビューの水上1 ベッドルームヴィラUS$1600~など
URL:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/mlejs-jwmarriott-maldives-resort-and-spa/
※新型コロナウイルスによる渡航制限に関しては、外務省ホームページにて最新の情報を確認してください。
雑誌『Safari』5月号 P232~233掲載
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text : Chieko Koseki