Safari Online

SEARCH

STAY&TRAVEL ステイ&トラベル

2019.10.23


ロサンゼルス ×『 ラ・ラ・ランド』

映画を観て「その場所に行きたい!」と思ってもらいたい、この連載。今月の1本は、その欲求を最高レベルで刺激するはずだ。心ときめく ミュージカル映画で、その背景となるのがとびきりロマンチックな風景やスポット。映画『ラ・ラ・ランド』とロサンゼルスの、最高のコラボレーションを改めて確認しておきたい。LAらしい場所、そしてLAらしからぬ場所ともども、映画と重ねながら訪れることで、最高の気分を味わえることだろう。

LAで夢と愛の両方は手に入る?
『ラ・ラ・ランド』(2016年/アメリカ映画)



エンターテイメントの本場
ロサンゼルス( カリフォルニア州/アメリカ)



●原題::La La Land
● 監督・脚本:デイミアン・チャゼル
● 出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、J・K・シモンズ

Story
渋滞中のLAのフリーウェイで、女優志望のミアとジャズピアニストのセブのクルマが隣り合わせになる。その後、ミアが立ち寄ったバーで、ピアノを弾いていたのがセブだった。オーナーと意見を衝突させた彼は店を解雇されるも、偶然の再会によって2人は恋人に。しかしセブのバンドが成功したことから、彼らの想いはすれ違いはじめる。


“『ラ・ラ・ランド』の日”も制定!
LAの市長が4月25日を“『ラ・ラ・ランド』の日”と制定(2017年のこの日がDVDとブルーレイの発売日だった)。2017年の当日、LAのシティホールやロケ地では、ダンスパフォーマンスなど大がかりなイベントが開催。それだけこの映画はLAの観光産業に大きく貢献したってこと!



登場人物


ジャズバーを開く夢を持つ
セブ(ライアン・ゴズリング)〈右〉

ジャズピアニスト。バーで演奏の仕事をしているが、自分のやりたい曲だけを弾く店を開くのが夢。ミアと出会ったことで、その夢を本気で実現しようとするうち、成功の兆しが見えてくる。

女優を夢見るフリーター
ミア(エマ・ストーン)〈左〉

女優の卵で、友人たちとルームシェアで生活。映画のスタジオのカフェで働きながら、オーディションを受ける日々が続く。セブと恋人になって人生が変わると信じたが、なかなか現実はうまくいかない。





旅の動機が、映画の撮影された場所に行くことだった場合、その目的地に着いた瞬間、映画の主人公の気分になれるだろう。とはいえ、実際のロケ地の風景と映画での印象には、大きな隔たりもある。しかし『ラ・ラ・ランド』に登場するロサンゼルスは、思わず「行ってみたい」と感じさせるうえ、実際に訪れても映画の記憶があざやかに甦る。その意味で、最高の“ロケ地巡り映画”と言えそうだ。

主人公の2人が映画と音楽の世界で夢を成し遂げようとする物語なので、エンタメ業界の最高峰であるLAはうってつけの背景。映画会社のスタジオやライブハウス、セレブ御用達のホテルなど、ハリウッドを象徴するスポットがストーリーに絶妙に絡んで登場する。しかもどれもがロマンチックだったり、歴史を感じさせる雰囲気だったりするから、映画を観ながら、その世界に入りこんでしまいたくなるのだ。さらにミュージカルなのもポイント。登場人物たちが歌い、踊ることで、ロケ地となっているスポットがより輝きを放っていく。映画の中で主人公たちに恋の魔法がかかるように、われわれもロケ地と映画の美しい化学反応に夢中になっていくのだ。

そしてなにより、この『ラ・ラ・ランド』がロケ地巡り映画として優秀なのは、LAの様々な魅力を見せているところ。ハリウッドだけでなく、高級住宅地、家族で楽しめるビーチ、デートで気軽に歩きたいダウンタウン、住民たちが日常的に通るフリーウェイ、隠れスポットのレストランやバー、そしてそのすべてを望む山の上……と、さながらLA全体のガイドブックのよう。LAに暮らす人たちにとっても、地元愛にあふれ、誇りを感じる作品なのである。その意味で、これからLAへ行こうと思っている人は、絶対に観ておくべき映画。さらに、しばらく旅の予定がない人も「行った気分にさせる」奇跡が訪れる、“LA映画”の見本と断言しよう!


Place01 ワーナー ブラザース・スタジオ

映画の聖地、ハリウッドは巨大な面積のスタジオが点在。ミアがカフェで働くこのワーナーのスタジオは映画やドラマの撮影はもちろん、マスコミ向けの試写も行われ、クリント・イーストウッドなどスタジオと関係の深いクリエイターのオフィスもある。部外者は立ち入り禁止だが、新作の巨大ポスターが並ぶ外観を眺めるだけでもテンションが上がる!

●Warner Bros. Studios
住所:3400 Warner Blvd, Burbank, CA 91505

Place02 リアルト劇場

セブが大好きな『理由なき反抗』を2人で観に行くのが、この劇場。1925年に建造され、オーケストラピットやバルコニー席もあり、客席数1300の内部は趣深い。マイケル・ジャクソンのPV「スリラー」も撮影された。2007年に映画館としての営業を終えたが、国の歴史建造物に登録され、市民団体による修復が進んで再開のアイデアも募集されている。

●Rialto Theatre
住所:1023 Fair Oaks Ave, South Pasadena, CA 91030

古きよきLAがロケ地に
同じく劇場では1930年代オープンで長くLA市民に愛された“エル・レイ・シアター”、ハモサビーチの地区にある“ザ・ライトハウス・カフェ”など、外観も内装もクラシカルな場所で多く撮影され、ノスタルジックな気分に浸れる。


Place03 ハモサビーチ・ピア

『ラ・ラ・ランド』の中でも印象的なのが、セブが夕焼けの海をバックに桟橋で歌うシーン。サンタモニカなどの有名な観光スポットとは違って、このハモサビーチは海のアクティビティを楽しむ〝通向け〞の場所。ハリウッドからクルマで40 ~ 50分くらい南下した小さな町なのだが、ショッピングや食事に訪れる人も多く、意外ににぎわっている。日が落ちて、桟橋のライトが光りはじめると人影もまばらになるので、映画のようにセンチメンタルな気分になれるかも!?

●Hermosa Beach Pier
住所:1001-1099 The Strand, Hermosa Beach, CA 90254


Place04 グリフィス天文台

LAの街を一望するには、グリフィスパークのある山がベストポイント。その頂上にある天文台ではプラネタリウムを楽しめ、『ラ・ラ・ランド』ではミアとセブが星をバックに宙に浮くロマンチックな演出も! 彼らが劇中で観た『理由なき反抗』もこの天文台が舞台であり、敷地内には同作の主演スター、ジェームズ・ディーンの銅像も設置されている。『ターミネーター』でシュワちゃんが現れた場所もここ。『ジュラシック・パーク』など多くの映画のロケ地となっている

●Angel’s Knoll Park
住所:356 S Olive St, Los Angeles, CA 90013


高速道路はLAを象徴

LAといえばフリーウェイ(高速道路)。現地に着いたら空港から中心部へ向かう際に多くの人が通るこのフリーウェイのインターチェンジで、映画の冒頭シーンが撮影された。ワンカットによるミュージカル演出は圧巻で、いきなり“つかみ”でLA気分満点になれるのは確実だ!

 
Information

雑誌『Safari』11月号 P310~311掲載

“映画の記事をもっと読みたい人はコチラ!

文=斉藤博昭 text : Hiroaki Saito photo by AFLO
〈アメックス〉のスモール・スポンサーシップ・パートナーズも参加!『サファリ・オープン』で特別な1日を体験!
SPONSORED
2025.12.24

〈アメックス〉のスモール・スポンサーシップ・パートナーズも参加!
『サファリ・オープン』で特別な1日を体験!

今年で3回めの開催となった、本誌『サファリ』主催のゴルフイベント『サファリ・オープン 2025』。毎年、様々なコンテンツやアクティビティでも話題となるこのコンペ。今回はさらに斬新なサービスも加わり、熱い盛り上がりを見せていた。そんな大盛況…

TAGS:   Lifestyle
知的なムードが漂う〈トム フォード アイウエア〉の新作!大人の品格を宿すクラシックな1本!
SPONSORED
2025.12.24

知的なムードが漂う〈トム フォード アイウエア〉の新作!
大人の品格を宿すクラシックな1本!

大人のコーディネートは、小物選びで“品格”が決まる。特に顔まわりの印象を左右するアイウエアは、手を抜けない重要パートだ。そこで注目したいのが〈トム フォード アイウエア〉の新作。繊細でクラシカルなフォルムが目元に知性を添え、冬スタイルを格…

TAGS:   Fashion
今、〈エドウイン〉の名作“505”が見逃せない!デニムにこだわるならメイド・イン・ジャパン!
SPONSORED
2025.12.24

今、〈エドウイン〉の名作“505”が見逃せない!
デニムにこだわるならメイド・イン・ジャパン!

タフで男らしい大人のカジュアルに欠かせないデニムは、今、王道の骨太な1本が人気。なかでも2023年に復活し、昨今のトレンドも相まって注目されている〈エドウイン〉の名作“505”が見逃せない。デニム本来の武骨な魅力やヴィンテージ感を気軽に楽…

TAGS:   Fashion Denim
クオリティにこだわった〈センテナ〉の新作アウター!今、着たいのは大人仕様のミリジャケ!
SPONSORED
2025.12.24

クオリティにこだわった〈センテナ〉の新作アウター!
今、着たいのは大人仕様のミリジャケ!

カジュアル好きの男にとって、ミリタリー系のアウターは昔から定番。とはいえ、いい年の大人になるとガチの軍モノは、マニアックすぎて少々着こなしにくいのも事実。ならば、洗練された大人仕様の1着を。〈センテナ〉のミリジャケなら武骨なデザインはその…

TAGS:   Fashion

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ