日本酒発祥の地、奈良でお酒とともに日本料理〈校倉〉のディナーコースを堪能!
今、その土地の魅力を大切にし、表現するレストランが魅力的。〈JWマリオット・ホテル奈良〉内にある日本料理〈校倉(あぜくら)〉では、日本古来の建築様式を彷彿とさせるコンテンポラリーな空間で、奈良の美食と酒を満喫できる!
奈良はシルクロードの終着点とされ、古からヨーロッパやアジアから多くの文化や技術が伝わってきた。近頃では豊かな自然や食材も注目され、日本酒の発祥地と言われることもあって、奈良のテロワールを味わうために訪れるのも静かなブーム。
ラグジュアリーホテル〈JWマリオット・ホテル奈良〉の1階にある、日本料理〈校倉〉もそういったレストランのひとつ。店頭ではアイコンである盆栽が静かに迎えてくれる
会席、鉄板焼、寿司カウンターからなるレストラン。校倉造りにインスパイアされた店内は正倉院の宝物をイメージしたインテリアが配されている。ラグジュアリーでありながらも居心地のいい空間
今回はディナーコース“高麗笛(Komabue)”(1万7710円)より、取材時の料理とともに合わせたドリンクをいくつか紹介していこう。
乾杯は、ホテルオリジナルのシャンパーニュ“JWマリオット・ホテル奈良 オリジナルラベル”(3542円/グラス)にて。
柑橘のようなフレッシュさ、しっかりとした酸味とミネラルを感じ、次第に樽由来のスパイスやブリオッシュのような香りに満たされる。
“先付”は、蛍烏賊とミル貝、うるいの酒盗クリームかけ、若牛蒡と雲丹の煎りからすみ添え。バランスのいいエレガントな風味のシャンパーニュとの相性もよし。
コースに使われるのは、奈良だけでなく日本中から選び抜かれた食材。日本料理の基本を守りつつ、記憶に残る料理が供される。また、味わいのベースとなる食材にもこだわり、味噌や醤油には奈良県産で、かつ、作り手がホテルのためだけに作りあげたオリジナルを使う。コースより、“造り”。※画像はイメージ
“造り”は、奈良の井上本店のイゲタ醬油のもろみ醤油や葱味噌でいただく。
そして、料理に合わせるソムリエ厳選の日本酒のラインナップも魅力的だ。無濾過・無加水が特徴である、奈良・油長(ゆちょう)酒造の“風の森 ALPHA2「この上なき華」”(3795円/180㎖)は、原料の酒米・秋津穂を極限の22%まで磨いて作られる、レアな酒。
フルーティーで透明感のある味わい。特徴である微発泡が心地いい。ミネラリーでほんの少し渋みを感じる味わいは、山菜などほろ苦さを感じる旬の味覚に寄り添う。
楽しいのは、“組肴”。日本料理では、“先付け”や“八寸”など、コースの前半で少しずつ、いろいろな料理を盛り込んだ、美しい料理が供されることがよくある。同店では、宴のメイン“組肴”として8種前後の料理が盆に乗って登場する。コースより、“組肴”
“組肴”は、魚の西京焼き、筍と烏賊の木の芽味噌和え、揚げ一寸豆、蝶々丸十と桜人参の串など、いずれも手間をかけた逸品。旬の味覚も盛り込まれ、酒も進む。
彼女とともに奈良のテロワールに浸り、奈良の食のポテンシャルの高さを知るディナーを堪能した。早速、奈良へのグルメ旅、計画してみてはいかがだろう。
●日本料理〈校倉〉
住所:奈良県奈良市,三条大路1-1-1 JWマリオット・ホテル奈良
営業時間:ランチタイム 11:30~14:00 (13:30LO)、ディナータイム 17:30~20:30 (20:00LO)
定休日:無休 ※鉄板焼きは月・火曜休み。鮨カウンターは水・木曜休み。
TEL::0742-36-5608(受付時間10:00~19:00)
URL:https://www.azekura.jw-marriott-nara.com/
※サービス料込み
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。