【名古屋】TIAD5階の創作日本料理〈シュハリ〉は、カウンター9席のみの“小さな美食空間”
京都や東京から、食事を楽しむのを目的に訪れる人が増えているという噂の名古屋。名古屋市の中心、栄エリアにある〈TIAD, オートグラフ コレクション〉は、目の前に久屋大通公園の豊かな自然が広がり、華やかな雰囲気が漂う。5階のロビーフロアの一角で、今、食通がこぞって通うという創作和食店が〈シュハリ(SHUHARI)〉だ。
〈シュハリ〉は、〈TIAD, オートグラフ コレクション〉内にある9席のみの隠れ家。季節によって移り替わる旬の食材を使った創作日本料理を月替わりのコースで楽しめる。2024年7月1日に開業1周年を迎え、8月末まで味わえるのが“1st Anniversary Dinnerコース”(3万2000円)。
カウンター9席の特別な空間
10品のコースから数品と、ペアリングの酒を紹介していこう。まずは、ハウスシャンパーニュ“TIAD オリジナルラベル シャンパーニュ”(2200円/グラス)で乾杯!
1st Anniversary Dinnerコースより、“~誘い~ 金目鯛炙り 胡麻豆腐 新蓮根 花穂 青芽”
金目鯛の紅と新蓮根の白を組み合わせた1周年のお祝いのひと皿からスタート。金目鯛の旨味と甘み、シャキシャキとした新蓮根、大徳寺納豆を使ったソースなどが相まった、爽やかながらも濃厚な味わい。
黒ブドウ主体のハウスシャンパーニュ、ドメーヌ・シャルリエ・エ・フィスの“カルト・ノワール”とのマッチングを楽しもう。
コースと一緒に、ソムリエが提案してくれる“アルコールペアリング”(1万円~)をオーダー。ひと皿ごとに、料理との相性を考えて提案してくれる。あまり量が飲めないという向きには、こちらの酒量に合わせてという要望にも、もちろん応えてくれる。
“~凌ぎ~ 名物トリュフ蕎麦”
続いては、早くもシグネチャーディッシュとなった“SHUHARI名物トリュフ蕎麦”。目の前で料理長の堀場雄仁さんが、サマートリュフを蕎麦の器にスライスして仕上げてくれる。清水清三郎商店の純米吟醸“作(ZAKU) 雅乃智”とともに。爽やかさと香りのよさを引き立て合う味わいを堪能した。
鱧の御椀、かますの炙りや伊勢海老の向付などに続いての季節の焼き物は、日本一の鮎とも称される、岐阜県郡上市和良町の天然の和良鮎をシンプルに塩焼きで。たで酢ではなく、鮎と似た香りにほんのりと甘みが加わった、西瓜酢でさっぱりと。
“~焼物~ 和良鮎塩焼き 蓼葉 西瓜酢”
和良鮎の素晴らしさなど、食材や仕込みの話を料理長に聞きながら味わうのはカウンターならではの楽しみ。
和良鮎の塩焼きには、仏・ラングドック・ルーションのジェラール・ベルトラン“ナチュラエ オレンジ”を。アールグレイを思わせる爽やかなニュアンスが、和良鮎の甘み、苦み、そして香ばしさを引き立ててくれる。
ソムリエとワインや日本酒の話がじっくりとできるのも9席だからこその贅沢だ。
そして、メインは、厚切りの和牛を昆布出汁でしゃぶしゃぶ仕立てに。
“~強肴~ 和牛しゃぶしゃぶ 花穂 加茂茄子 九条葱笹 濃厚胡麻たれ”
「ステーキ? それとも、炙り?」と思うほど厚みのある牛肉。料理長の秘密の火入れ法で、レアながらもしっかりと肉には火が入り、ドリップは少しもない。味わえば、柔らか、かつ、肉感のある味わいに「しゃぶしゃぶ」と納得できる。初めての食体験が待っていたとは。
合わせたのはイタリア・ベネトの“アツィエンダ アグリコーラ マリオン バルポリチェッラ ボルゴ2021”。ベリーとハーブの香り漂う、軽やかな赤ワインを。
“~〆~ 釜炊御飯 鰻蒲焼き 留碗 香の物”
新潟佐渡のスーパーコシヒカリの釜炊きご飯に、地元愛知県三河一色産の鰻を合わせて締めた。
マリオット・ブランドの中でもプレミアム・カテゴリーの最上位、上質さとユニークさを特徴とする〈オートグラフ コレクション〉ならではの和食。旬の極上食材を、遊び心あふれる料理、そして満足度の高いコースに仕立ててある。
料理長の“こだわり”を超えた食材選びと仕込み、料理を美酒とともに彼女と一緒に堪能して!
●シュハリ(SHUHARI)
住所:愛知県名古屋市中区栄5-15-19 TIAD, オートグラフ コレクション
営業時間:ランチコース(平日限定)11:30~14:30(13:30LO ※前日22:00までに要予約
ディナーコース18:00~22:00(20:00LO) ※当日17:00までに要予約
※ひつまぶし御膳ランチ(土・日・祝日のみ)11:30~14:30(13:30LO)
定休日:水曜
TEL:052-212-5888(10:00~22:00レストラン予約)
URL:https://hotel-tiad.com/dining
※サービス料込み
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。