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2020.10.17


趣味と家族のことを考えた2つの顔をもつ住まい

車好きやギア好きにとって、いつでも好きなときにメカに向き合えるインナーガレージは、憧れの存在だろう。飾らない、でも使い勝手のよさは妥協しない男前なガレージと高窓から降り注ぐ日差しを思い切り楽しむ吹き抜けのあるリビング。家で過ごす時間の質を上げる、阿部邸の空間作りに学ぼう。

今月の部屋 阿部邸/2SLDK+ガレージ/132㎡壁、ソファ、木のテーブルと、素材違いの白でまとめたスマートなリビング。テーブルは、ソファサイズに合わせた天板に、デトロイトから取り寄せた〈フロイドレッグ〉を付けたオリジナル

「家づくりのメインテーマは、ガレージでした」という阿部さん。雨の日も濡れずに、駐車スペースから自宅に出入りできる導線。かつ、天気や季節に関係なく愛車をいつでもチューンナップできるインナーガレージを希望した。

約20畳大のガレージは、むき出しにした梁、合板の壁やスチールラック、コンクリート打ちっ放しの床など、アメリカの倉庫を思わせる。素材感そのままのタフな表情だが、居心地は抜群。両サイドに窓を設けているため風通しがよく、空調も完備。デスクカウンターも設けて、スタディスペースとしても使える仕様にしている。さらに、シャッターを開ければ、外の車どめスペースと一体の大空間となる。タープを張って大勢でBBQを楽しんだり、好きな音楽をながしたり、メカをいじったり。休日はガレージで好きなことだけをし、至福の時間を過ごす。

武骨なガレージとは一転、家族とのくつろぎのときを過ごすリビングは、西海岸のリゾートを思わせるコースタル・スタイル。上品なグレイッシュの床に、異素材の白を重ねたコーディネート。大きめの白のソファを包みこんで余りある吹き抜けの大空間は、目線の高さはガラスブロックで光を取りこむ。高い位置のフィックス窓は素通しで遠くまで視界が開けているから、「ふと目を上げると、雲の流れや飛行機の機影、月が見えることもあります」という贅沢さ。木枠のフレームに縁どられた、まさに自然の景色を映し取るピクチャーウインドーだ。

そして、LDKのフォーカルポイントはなんといっても薪ストーブだろう。ストーブを囲む焦げ茶のタイルがアクセントとなり、上に延びる煙突が、高い吹き抜け天井の開放感を印象づけている。光と暖かさに包まれた心地よいリビング。ストーブの火影と月あかりでグラスを傾ける夜のひとときも、また味わい深い。 

 
01 好きなギアに囲まれてハッピーになれるガレージメカニック垂涎の〈マックツールズ〉のストレージを置いた約20畳のインナーガレージ。壁の一部に有孔ボードを張り、棚やデスクカウンターを取り付けて自分らしくカスタマイズ

02 グレー×黒に照明が映える大人顔のキッチンキッチンカウンターは床と同じ60㎝角タイルでインダストリアルな雰囲気に。黒のカウンタートップが空間を引き締めている

03 高窓からの光が朝の気分を上げる洗面室洗面台の下は、スクエアなタイルに呼応した格子柄のワイヤーバスケットや、筒形ランドリーボックスで“見せる収納”に

INTERIOR POINT
薪ストーブの炎と武骨さを楽しむ
リビングの吹き抜けの高さを印象づける薪ストーブは、バーモント州生まれのダッチウエストを選択。インテリアの邪魔をしないコンパクトなボディとエレガントなシルエット、ニュアンスのある色みが特徴だ。熱効率に優れ、シーリングファンを回すと吹き抜けを介して、優しい暖かさが2階の各部屋まで行き渡る。薪の爆(は)ぜる音や炎の揺らめきは見ていて飽きることがない。ピザなどストーブクッキングも楽しみの一つ。

 
Information

●ハウストラッド
TEL:03-6412-7406
URL:www.housetrad.com

雑誌『Safari』11月号 P236~237掲載

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