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2018.07.09


“紙の文書を書くツール”以上の役割と存在価値がある!万年筆は人生の軌跡を 万年筆 描くライフパートナー!

「万年筆には、デジタルツールには置き換えられないエモーショナルなメッセージを伝える力がある」。そう話すのは、今春からモンブランジャパンのCEOに就任したシャルル・ラングロワだ。彼は最高峰の万年筆を生み出すこのブランドに勤める以前からの〈モンブラン〉ユーザーで、愛用歴は25年。 それだけに、シャルルが語る言葉には不思議な説得力が満ちている。 そんな彼ならではの万年筆へのロマンあふれる思いを語ってもらった。

 

シャルル・ラングロワ[モンブランジャパン CEO]
PROFILE
フランス出身。10年間の香港在住時代に、高級時計やジュエリーのマーチャンダイザーとして実績を上げ、〈ピアジェ〉のアジアパシフィック エクスポートマネージャとしてリシュモングループでのキャリアをスタートする。2015年に〈モンブラン〉に入社。ドイツ本社のトラベルリテール部門で活躍し、今年の4月から現職に。皇居周辺のランニングが日課で、本格的なトレイルランニングレースへの参戦歴も豊富なアクティブ派でもある。

 



最愛の人への手紙

 



親愛なる母へ
遠く離れていますが、こうして母の日を祝えることはいつも嬉しいです。最高の教育、指導、そして書くことへの情熱を僕に授けてくれたことに、ありがとうの言葉を送らなければなりません。今の世界で手書きで言葉を綴ることは、なによりも多くの意味があります。
̶愛をこめて、シャルル

 


人生をともに歩み、成長してきた万年筆!

 

「この万年筆は、私にとって非常に思い出深いもの。12歳のときに母から贈られて以来、今でも大切に使っています」

そういって、モンブランジャパンのCEOシャルル・ラングロワが見せてくれたのは、人生最初の万年筆の〈モンブラン〉の“マイスターシュテュック”だ。25年も所有しているにもかかわらず、そのコンディションは良好。しかも、いまだに現役で使っているというから驚きだ。「中学校に進学したお祝いにもらいました。現在、私は万年筆を10本ほど所有していますが、この1本に関しては毎日のように持ち歩くのではなく、自宅で思い入れのある文書を書くときにだけ使います。もらった当時の私は、ジャーナリストに憧れていて、毎晩その日のニュースをまとめたエッセイをこの万年筆で書いていました。懐かしい思い出ですね」

ほかにもお気に入りの万年筆として話してくれたのが、“プレシャスレジン ル・グラン”。これは、シャルルがはじめて読んだ絵本の『星の王子さま』をモチーフにしたモデルだ。このように、万年筆は彼のライフストーリーを物語る貴重な存在。人生のパートナーとして一緒に歩んできた万年筆だからこそ、思い入れも格別。そして、長く愛し続けていくためにも、密かな楽しみ方があるという。「数年前にパリの〈モンブラン〉ブティックに立ち寄ったときに、“ビスポークニブ”というサービスを利用しました。これは筆圧や筆記速度、傾斜角などのデータから最適なペン先を導き出してくれるもの。その結果をもとに、少し柔らかい書き味が特徴のエクストラファインに変更したのですが、濃淡のムラやにじみのない文字が書けるようになりました!」

そんな彼に万年筆を使い続ける理由を聞くと、こんなふうに答えてくれた。「効率が優先される現代だからこそ、時間を使って文字を書くことの価値があります。恋人や大切な人に贈る言葉でも、万年筆で時間をかけて書いたものはメッセージとしてのパワーが違いますよね」

 


愛用の万年筆
マイスターシュテュック
ル・プティ・プランス(星の王子さま)
/モンブラン

 





 

幼少時の記憶が蘇って
書くときも特別な気分に!


はじめて読んだ絵本として鮮明に記憶が残っている『星の王子さま』をモチーフにしたデザインに、ひと目惚れした1本。宇宙を思わせるダークブルーのプレシャスレジンに、星の王子さまが旅の途中で出合うキツネをモチーフにしたパターンが描かれている。

モンブラン M 万年筆
/モンブラン

 





 

内ポケにはマーク・ニューソンの
コラボモデルを入れて持ち歩く!


ジャケットの内ポケに入れて持ち歩くことが多いのが、“モンブラン M 万年筆”。キャップを閉める際に、シンボルを埋めこんだ平らな部分とクリップが自動的に揃うマグネットクロージングシステムを採用。スマートに使える点がお気に入りだ。


文具小物にもこだわり!


普段使うインクは定番のミッドナイトブルーだが、サマーシーズンはライトブルーやエメラルドグリーンを使い、文面に爽やかさを添えることも。メモ代わりにお使うのは“モンブラン オーグメントペーパー”。手書き文字をデジタル化して転送できるから、スタッフとの情報共有もしやすく手放せないんだとか

 

はじめての万年筆!


はじめて手にした万年筆がコチラ、不朽の名作として名高い“マイスターシュテュック”。また、同軸が太い“マイスターシュテュック149”も愛用しており、大切な書類への署名には“149”と決めているんだとか!


COMPANY DATA

 


MONTBLANC[モンブラン]
職人技が息づく伝統的な高級ブランド
1906年、ドイツ・ハンブルクで銀行家と文具商とエンジニアだった3人の創業者が設立。’24年に発表した“マイスターシュテュック”が高級万年筆として高い評価を得て、世界最高峰の筆記具ブランドに。’97年にはスイス工場を創設。高級機械式時計にも力を注ぐ。

 
Information

雑誌Safari』8月号 P194・195掲載

写真=川上 守 文=遠藤 匠 photo : Mamoru Kawakami text : Takumi Endo
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