
モダンな空間には、外の喧騒を忘れるほどの落ち着きと上質さが漂う
ミシュラン常連『鳥しき』の系譜を継ぐ焼鳥店『鳥おか』が、ランチメニューを一新。“日本の焼鳥を世界へ”という旗印のもと、ショートコースの導入とフリー入店制を取り入れ、より多くの人々がその味に触れられる場へと進化した。家族で楽しめるキッズメニューも新登場し、焼鳥文化の未来を担う一歩を踏み出す。
炭火に向き合う店主、大平貴紀の所作に、目を奪われるはず
2024年3月に麻布台ヒルズマーケット内にオープンした『鳥おか』は、目黒の名店『鳥しき』の分店として誕生。これまで提供していたのはランチ・ディナー共通の“おまかせコース”(1万7600円税込)のみ。しかし2025年11月11日より、より幅広い層が楽しめる新たなランチメニューがスタート。
福島県の銘柄鶏“伊達鶏”を使用した焼鳥。野菜串を加えた7本の内容は、季節やその日の仕入れによって変わるため、いつ訪れても新たな味わいに出会える
今回導入されるのは、約60分で味わえるショートコース(8800円税込)。内容は串7本に親子丼またはそぼろ丼、鶏スープを組み合わせた充実の構成。また、事前予約不要の“フリー席”を設けたことで、気軽に立ち寄れるランチ体験を実現した。混雑状況により14:30頃までの入店も可能だという。
栃木産の卵を使った親子丼は、まったりとした卵黄をかけて、“たまごかけご飯”のようにいただく。焼いたかしわを上に添えるのが麻布台店のこだわり
さらに注目すべきは、家族連れにも門戸を開いた点。これまで大人の隠れ家的な印象が強かった『鳥おか』だが、小学生以上の子どもが入店可能となり、特別な『キッズコース(2500円税込)』も登場。かしわ・つくね・せせりの串3本に、から揚げやそぼろ丼など、子どもでも親しみやすい構成で用意されている。
焼き場の様子を間近で見ることができるカウンター体験は、食文化を学ぶ原体験としても貴重だろう。
立ち上る香ばしい煙が食欲をそっとかき立てる
焼き場に立つのは、『鳥しき』池川義輝のもとで修業を積み、『鳥かど』元店主でもある大平貴紀。師匠直伝の“近火の強火”による焼きの技を駆使し、食材の旨みを最大限に引き出す。現代的なアート空間の中に、屋台焼鳥の距離感と温かみを共存させた設えも魅力のひとつだ。
焼鳥を愛するすべての人に開かれた新しい『鳥おか』で、特別なひとときを味わってみてはいかがだろうか。
●鳥おか
住所:東京都港区麻布台一丁目2番4号 麻布台ヒルズガーデンプラザ B1(麻布台ヒルズマーケット内)
営業時間:
ランチ
・第1部 12:00〜13:00
・第2部 13:30〜14:30
※混雑状況により14:30頃までフリー入店可
ディナー
・18:00〜20:00
定休日:月曜・祝祭日(祝日が月曜の場合は翌火曜)
座席:全9席(予約6席+フリー3席)
※ランチは予約6席+フリー3席、ディナーは完全予約制
URL:https://torishiki-ichimon.jp/






































































