アメリカのクラフトビール界の“語れる”パイオニアを味わいたい!
クラフトビール人気は、その種類の豊富さとそれぞれで個性的な味わいを楽しめることもさることながら、ロゴやパッケージのユニークさも一役買っている。なかでも、この印象的なロゴの由来を知ると、より飲みたくなる!?
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新垣結衣と松田龍平の大人の恋を描いた人気ドラマ『獣になれない私たち』で、2人の行きつけが、生のクラフトビールを扱うタップビール屋だったことでも、クラフトビール熱が高まったことは記憶に新しい。このドラマをきっかけに、その魅力にはまったという女性も多いと聞くが、それ以前より大人のビール好きの間では、いつものビールとは違う独特な苦みや香りを楽しめると人気だった、クラフトビール。そして、その人気に一役買っていたのが、瓶や缶のデザインにもあるということは、周知の事実。そんな中でも、デザインロゴに秀逸なエピソードがあるのが、〈ブルックリン・ブルワリー〉の“B”のロゴにまつわるものだろう。
今回紹介する〈ブルックリン・ブルワリー〉のフラッグシップビール“ブルックリンラガー”に象徴的にデザインされたこの“B”のロゴ。デザインしたのは、世界でも最も有名なロゴのひとつ“I♥NY”をデザインしたミルトン・グレイザーだということをご存知だろうか。1977年に制作され、ロゴがプリントされたグッズは、NY土産の超定番となり、数え切れないパロディのネタ元にもなってきたあのロゴを作った人物が、NYで最も有名なビールのロゴをデザインしているなんて、とっても気がきいた“語れる”エピソードではないだろうか? そんな話をしながら、“プシュッ”とやって、大きめのグラスに注げば、ちょっぴり赤みがかった琥珀色のホップの香りも、よりいっそう華やかに感じられるはずだ。そしてその飲み口は、最初はすっきり、あとからしっかり苦みがやってきて、飲みやすくバランスもいい。
ステイホームが続く中だけど、彼女との週末を“ブルックリンラガー”とともに過ごせば、ガッキーのドラマみたいな“大人な恋”に新たな展開があるかも!?
1800年代、アメリカのビールの一大生産地だったブルックリン。移民と職人が集まるなかで、当時人気だった“ウィーンスタイル”を再現したラガービールがこの“ブルックリンラガー”。アメリカの代表的なクラフトビールメーカーの看板ビールだ。実勢価格368円(ブルックリン・ブルワリー/キリンビールお客様相談室)
※実勢価格は編集部調べ
●キリンビールお客様相談室
TEL:0120-111-560
雑誌『Safari』10月号 P219掲載
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