絶品ピラフ“赤”の正体とは?
〈帝国ホテル 東京〉に、知る人ぞ知るリピート率が高いシーフードピラフがある。魚介の具材もたっぷりで美味しそうなんだけど、普通のシーフードピラフと違って、なんだか赤い!? というわけで、その風変わりなピラフは一体どんな味なのかをチェック!
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- ホテルの名物メニューを彼女と♡ 甘味と酸味が絶妙!
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日比谷に構える〈帝国ホテル 東京〉は1890年に開業した帝国ホテルのフラッグシップであり、日本を代表するホテル。その中でも、伝統料理を味わえるレストランといえば、早朝から夜遅くまで営業している“パークサイドダイナー”。
帝国ホテル流ダイナースタイルを追求しており、ハンバーガーやアメリカンクラブハウスサンドイッチ、シーザーサラダや野菜カレー、パンケーキやフレンチトーストといった定番があるのだ。
そういった偉大なシグネチャーディッシュに隠れがちだが、実はリピート率が高いのが“シーフードピラフ パプリカ風味”2650円(税込・サ別)だったりする。
赤パプリカの甘味と酸味が調和したフレーバーが深い味わい!
一般的なシーフードピラフと大きく違い、見た目がほのかに赤いのが特徴で、実はその正体となるのが赤パプリカパウダー。赤パプリカの甘味と酸味が調和したフレーバーが加えられていて、味わいに深みが増しているのだ。
通常のピラフは、生米に具材やだし汁を入れて一緒に炊き上げるのだが、帝国ホテルの場合は少し違っている。下ごしらえして魚介のエッセンスが凝縮された煮汁を、オーダーが入ってから、バターライスと一緒に炒めているのだ。手間暇かけられ、できたてになっている分、バターや魚介の風味がしっかりと広がるので、上質なピラフに仕上がっている。
ホタテやカニ、マッシュルームを入れて味をじんわりなじませているので、旨味が増しているのも当然のこと。最後にコニャックを振りかけ、高貴な香りを漂わせているのは、さすが帝国ホテルならではのアクセント。
この赤いのはパプリカパウダーなんだってことをきっかけに食事をすれば、「どうして赤いんだろうって思っていたの!」と一段と話が盛り上がるんじゃない?
●〈帝国ホテル 東京〉パークサイドダイナー
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館 1F
営業時間:6:00~23:00(L.O.)
※“シーフードピラフ パプリカ風味”の提供時間は11:00~
TEL:03-3539-8046
URL:https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/parkside_diner/
1976年台湾生まれ、後に日本国籍。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。テレビや雑誌で活躍し、料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。2017年8月「一般社団法人 日本ブッフェ協会」設立、代表理事就任。
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です