世界的に有名な“有機卵とトリュフ”をはじめ、4つのエリアで特別な食体験!
美食の食材として挙げられるのが黒トリュフ。妖艶で強烈な香りが食通の心を引きつけてやまないのだけれども、そんな黒トリュフと相性がいいのは卵。卵の濃厚な味わいと黒トリュフの豊かな香気が折り合って、食べる者を魅了する。相性抜群の卵と黒トリュフを究めた料理が、バスク地方に根ざしたモダンバスク料理店〈エネコ東京(ENEKO Tokyo)〉のシグネチャーディッシュである“有機卵とトリュフ”だ! 〈エネコ東京〉は、スペインでミシュランガイド3つ星を獲得し続けている〈アスルメンディ〉のエネコ・アチャさんによる、最先端のガストロノミーを体験できるレストラン。
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- アレが食べたいからこの店へ! vol.11〈エネコ東京〉
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ディナーコースより“有機卵とトリュフ”。“トリュフステーション”で提供される
“有機卵とトリュフ”は“ディナーコース”(2万9700円)で提供される定番の一品で、卵黄から注射器で中を抽出し、トリュフソースを加えてから注入して戻すという離れ業を行っている。食べるのにちょうどいい温度に仕上げられているから、口の中で卵黄がすっと溶けていくと同時に、トリュフの風味が駆け巡っていく! エネコさんが、新鮮な玉子の上にトリュフを重ね、香りを移していたという祖母の手法からインスピレーションを得たという料理で、シェフの磯島 仁さんが見事に日本で体現した一品。
左:エネコ・アチャさん 右:シェフの磯島 仁さん
バーで提供されるウェルカムドリンク
“シーステーション”で提供されるアミューズ
コースは4つのステーションに分かれていて、バーでウェルカムドリンクを味わってから、海をイメージした“シーステーション”でバスク地方の名産ワイン“チャコリ”とともにアミューズを楽しむ。
“ドーム”と名付けられたクローズドなスペース
まるでピクニックのようなあしらいも楽しいフィンガーフード
それから2階へと上がり、“ドーム”と名付けられたクローズドなスペースで、バスケットに入れられた創造的な4品のフィンガーフードを堪能。そして“トリュフステーション”で“有機卵とトリュフ”など、トリュフを使用した3つの料理を堪能してから、メインダイニングへと案内されるという流れ。
熊本県阿蘇のあか牛を用いた肉料理
コースの最後はボックスに入った小菓子が
メインディッシュの肉料理は赤身の旨味を讃えた熊本県阿蘇のあか牛。焦がしバターのエスプーマが和牛の旨味を引き出し、下には一週間煮込んだ牛スジとマッシュルームのデュクセルが敷かれている。コースの最後に、ボックスに配された美しい小菓子がサーブされるのも嬉しい。
東京・六本木に佇む一軒家。4つのエリアを擁するエクスペリエンス型のレストラン
4つものエリアそれぞれで、特別な食体験ができるなんていうレストランは他にない。世界的に有名な“有機卵とトリュフ”を味わえるのなら、彼女も喜んで一緒に行ってくれるんじゃない?
●エネコ東京(ENEKO Tokyo)
住所:東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON 西麻布
営業時間:木・金曜12:00~15:00(13:00最終入店)、水~金曜 18:00~22:00(19:00最終入店) ※土・日曜は要問い合わせ
TEL:03-3475-4122
URL:https://eneko.tokyo/jp
※サービス料別
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。