覚えておきたい! “駅チカ・絶景・スペシャルメニュー”と三拍子揃ったダイニング
シティホテルはアクセスがいいところが多いけれど、特に利便性がいいのは新宿駅のほぼ真上にある〈小田急ホテルセンチュリーサザンタワー〉。こんな便利なホテルの20階にあって、東京タワーや東京スカイツリーから代々木公園を眺められるのが、“サザンタワーダイニング”。地上100mもの高層階から東、西、南という三方向のビューを堪能できるなんて、とても贅沢。
利用シーンごとに使い分けができる“バル”と“レストラン”のゾーンで構成されていて、オープンキッチンのダイナミックな調理も鑑賞できるから迫力満点だ。レストランゾーンで味わっておきたいコースが、“ムニュ・ド・シェフ”。“シェフのメニュー”という名前の通り、料理長の石川篤志さんが自信をもつ料理ばかりがラインナップされている。
宮城県女川の食材や熊本県産あか牛を用いたコースになっていて、アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザートというフルコース仕立て。特別な食材や仕込みが必要なことから、前日の17時までに予約が必須なのも、スペシャルなコースだから。
“ムニュ・ド・シェフ”1万3000円
季節によって内容が新しくなり、秋のコースでは、脂がのった秋刀魚と酸味のあるラビゴットソースの“秋刀魚のブルスケッタ”から始まる。温前菜の“平目のマリネ 瞬間スモーク 青森県蓬田村産福々たまごのロワイヤル フォアグラのソテーとともに”は桜のチップによる瞬間燻製で平目が香り立ち、魚料理の“宮城県女川産帆立貝のグリル 東京産ビーツのナージュ仕立て”は帆立貝の甘味にビーツの滋味が寄り添う。メインディッシュの“熊本県産あか牛ロースのグリル 東京産旬野菜と奥多摩産わさびを添えて”は、赤身の旨味が凝縮されたあか牛に、“内藤かぼちゃ”や“寺島なす”といった江戸東京野菜の佳味がピッタリ! 最後を〆るのは、シェフパティシエールの鎌内由希子さんが腕をふるう、秋の味覚の和栗を用いた麗しい“和栗のモンブラン”。
和洋のエッセンスが詰められたコースとパノラマビューで、他のホテルとはちょっと違うフレンチが体験できる。駅チカながらも隠れ家的なファインダイニングだから、覚えておくと重宝するよ。
●〈小田急ホテルセンチュリーサザンタワー〉サザンタワーダイニング
住所:東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー20F
営業時間:朝食 6:30~10:30(10:00LO)、ランチ 11:30~16:00(15:00LO)、ディナー 17:30~22:00(21:00LO)
※営業時間は公式サイトをご確認ください
TEL:03-5354-2172
URL:https://www.southerntower.co.jp/restaurant_lounge/st_dining/
※価格はサービス料込み
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1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。