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CULTURE カルチャー

2025.09.15


破天荒俳優ウディ・ハレルソンが実在の人物を演じた映画5選!

飽和潜水士たちに実際に起きた驚愕の潜水事故を描いた映画『ラスト・ブレス』が、9月26日(金)より全国公開される。本作は、水深91m、残された酸素はわずか10分――。絶体絶命の状況下でひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む仲間たちの姿を描き出すサバイバル・スリラー。2012年に実際に起きた潜水事故を題材に、『ゼロ・グラビティ』を彷彿とさせる圧倒的な没入感とスケールで映像化している。

主人公のひとりであり実在の潜水士ダンカン・オールコックを演じるのはウディ・ハレルソン。アカデミー賞に幾度もノミネートされた実力派でありながら、プライベートでは環境保護活動やヴィーガン生活、反戦運動や大麻合法化運動への参加など話題に事欠かない人物。逮捕歴すら持つという“超”破天荒な一面もまた、彼の魅力の一部。そんな彼のフィルモグラフィには、本作同様“実在の人物を演じる”作品が数多く並ぶ。新たな代表作となるであろう『ラスト・ブレス』の公開を前に、ウディ・ハレルソンがこれまでに演じてきた実在の人物に焦点を当て、その名演の数々を振り返ってみたい。

 

  

 


『ラリー・フリント』
製作年/1996年 製作/オリバー・ストーン 監督/ミロス・フォアマン 脚本/スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー 出演/ウディ・ハレルソン、コートニー・ラヴ、エドワード・ノートン

破天荒なポルノ王、ラリー・フリント
過激なポルノ雑誌“ハスラー”を創刊した男、ラリー・フリントの一代記。70年代のアメリカ。フリントは、自分がオーナーをつとめるストリップ・クラブの客寄せのため、ヌード写真入りの新聞を発行。この成功に目をつけた彼は、出版社を設立し、“ハスラー”を創刊。巨万の富を得るフリントだったが、その過激な内容に良識派からの非難を受け、それはやがて裁判沙汰へと発展していく……。

表現の自由を訴える男であり、見方によっては単なるお騒がせ屋と呼んでも差し支えのない希代のキャラクターをウディ・ハレルソンが不敵な存在感で痛快に演じ切る。監督は『アマデウス』のミロシュ・フォアマン、ラリーの妻、アルシア・フリントを演じた故カート・コバーンの妻コートニー・ラヴの自堕落ぶりも見応えあり。
 

  

 


『LBJ ケネディの意志を継いだ男』
製作年/2016年 製作・監督/ロブ・ライナー 脚本/ジョーイ・ハートストーン 出演/ウディ・ハレルソン、マイケル・スタール=デヴィッド、リチャード・ジェンキンス、ビル・プルマン

98分で大統領になった男、リンドン・ジョンソン
ジョン・F・ケネディ暗殺直後、第36代アメリカ合衆国大統領に就任したリンドン・B・ジョンソンに焦点を絞った政治ドラマ。1963年11月22日、ケネディが暗殺され、わずか98分後に大統領に昇格したジョンソン。過去に大統領選で大激突し敵対していたはずのケネディの意志を尊重して人種差別撤廃に力を注ぐ。だが司法長官ロバート・F・ケネディらと激しく対立。それは想像を絶する闘いのはじまりだった。

ハンサムなケネディに対しテキサス上がりの粗暴な性格で嫌われ者だったリンドン・ジョンソン。ケネディへの憧れと嫉妬を乗り越えケネディが国民に与えた“理想”を“現実”に変えるため闘う姿をウディ・ハレルソンが熱演。監督は『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー、リンドン・ジョンソンを完全再現したウディの特殊メイクにも注目。
 

  

 


『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
製作年/2017年 製作・監督・出演/ロブ・ライナー 脚本/ジョーイ・ハートストーン 出演/ウディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、ジェシカ・ビール、ミラ・ジョヴォヴィッチ、トミー・リー・ジョーンズ

信念を貫く記者、ジョナサン・ランデー
2002年、イラク戦争開戦の根拠とされた「大量破壊兵器の存在」にいち早く疑念を抱いた地方紙ナイト・リッダーの記者たち。愛国心に沸く世論や大手メディアの報道に抗いながら、真実を追い求めた彼らの実話を基に描いた社会派ドラマである。

ウディ・ハレルソンは実在の記者ジョナサン・ランデーを熱演。政府からの圧力や世論の逆風に屈せず信念を貫く姿を見せる一方、取材の場ではユーモアを交えることも。その真摯さと茶目っ気のバランスが素晴らしく、さすがの演技を披露している。
 

  

 


『ミッドウェイ』
製作年/2019年 製作・監督/ローランド・エメリッヒ 脚本/ウェズ・トゥック 出演/エド・スクライン、パトリック・ウィルソン、ルーク・エヴァンス、アーロン・エッカート、豊川悦司、ウディ・ハレルソン

米軍一の人格者、チェスター・ニミッツ大将
第2次世界大戦のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦を描いた戦争ドラマ。1941年12月7日、日本軍は戦争の早期終結を狙う連合艦隊司令官・山本五十六の命により、真珠湾のアメリカ艦隊に攻撃を仕掛ける。大打撃を受けたアメリカ海軍は、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツを新たな太平洋艦隊司令長官に任命。日米の攻防が激化する中、本土攻撃の脅威に焦る日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。そしてついに、空中・海上・海中のすべてが戦場となる3日間の壮絶な戦いが幕を開ける。

ウディ・ハレルソンが演じるのは太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ。不屈の精神と先見の明を持つ、ニミッツの姿をウディがいつになく鋭い眼で演じ切る。監督はハリウッドの破壊王こと、ローランド・エメリッヒ。大迫力の戦闘シーンはもちろん、米軍と豊川悦治演じる山本五十六との頭脳戦にもシビれる。
 

  

 


『ラスト・ブレス』9月26日公開
原作/ドキュメンタリー『ラスト・ブレス』(メットフィルム) 監督/アレックス・パーキンソン 脚本/ミッチェル・ラフォーチュン、アレックス・パーキンソン&デヴィッド・ブルックス 出演/ウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティス 配給/キノフィルムズ
2025年/アメリカ・イギリス/上映時間93分

世界一危険な海のヒーロー、ダンカン・オールコック
“地球上で最も危険な職業”と称される飽和潜水士に実際に起きた悪夢のような出来事を映画化した本作。物語は、水深91mの海底で作業中、母船に非常事態が発生したことからはじまる。制御を失った船が荒波に流され、命綱が切れた若き潜水士クリスは、深海にひとり取り残されてしまう。残された酸素はわずか10分。極限の状況下で、海底の潜水ベルに残った無鉄砲なデイヴと、経験豊かなベテランのダンカン、そして船上の仲間たちが、あらゆる手段を駆使して救出に挑む――それは、限りなく不可能に近い時間との闘いだった。

ウディ・ハレルソンが演じるのは、引退を目前にした潜水士ダンカン。軽妙な冗談を飛ばしながらも、会社の体制に屈せず現場に挑み続ける姿は、まるで彼自身を映し出すかのようだ。撮影現場を訪れた実在のダンカン・オールコックと対面したウディは、「彼は魅力的で愉快で、クールで頭も切れる。そんな彼を知って、この物語を演じる責任をより強く感じた」と語り、事件の真実を誠実に伝えようと固い決意を抱いたという。果たして深海91mに取り残された若き潜水士は救われるのか。人間の勇気と絆が試される極限のドラマを、ウディ・ハレルソン渾身の新たな代表作『ラスト・ブレス』で、是非劇場にて体感してほしい。

【ストーリー】
潜水支援船のタロス号が北海でガス・パイプラインの補修を行うため、スコットランドのアバディーン港から出航した。ところがベテランのダンカン (ウディ・ハレルソン)、プロ意識の強いデイヴ(シム・リウ)、若手のクリス(フィン・コール)という 3 人の飽和潜水士が、水深 91 メートル の海底で作業を行っている最中、タロス号のコンピュータ・システムが異常をきたす非常事態が発生。制御不能となったタロス号が荒波に流さ れたことで、命綱が切れたクリスは深海に投げ出されてしまう。クリスの潜水服に装備された緊急ボンベの酸素は、わずか10分しかもたない。 海底の潜水ベルにとどまったダンカンとデイヴ、タロス号の乗組員はあらゆる手を尽くしてクリスの救助を試みるが、それはあまりにも絶望的な時間との闘いだった......。
 

  

 

 
photo by AFLO
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