パリ2024オリンピックの開会式がセーヌ川で行われた。夏季オリンピックとしては史上初となる競技場外での実施となった。
スタート地点となるオステルリッツ橋には、フランス国旗をイメージした煙幕がたかれ、その後ギリシャ選手団を乗せた船を筆頭に各国の選手たちが登場。用意された船の数はおよそ90隻とのこと。
選手団を乗せた船が通るコースには噴水などの演出を用意。セーヌ川沿いに集まった人々を魅了していた。
セーヌ川沿いにある中洲サン=ルイ島の階段にステージを設置。そこに黒いドレスをまとったレディ・ガガが登場し、歌とダンス、ピアノ演奏のパフォーマンスを披露した。また他のエリアでは老舗キャバレー”ムーラン・ルージュ”によるフレンチカンカンが行われるなど華やかな演出が続いた。マリー・アントワネットが幽閉されたコンシェルジュリでは、フランスのメタルバンド”ゴジラ”が激しい演奏をする一幕も。
一方、謎の覆面男がパリの街の中を華麗な身のこなしで運んできた聖火が、オリンピックでも活躍したカール・ルイス、ラファエル・ナダル、ナディア・コマネチ、セリーナ・ウィリアムズの4人に手渡された。その後、船でルーブル美術館の近くまで運んだ。
聖火はサッカーの元フランス代表ジネディーヌ・ジダンにわたり、次に全仏オープンで14回の優勝を誇るラファエル・ナダルへとバトンタッチ。レジェンドの共演に、会場にいた人たちは歓喜。
今回の聖火台は22mの球体。そこに点火した、最終走者は柔道フランス代表のリネールと女子短距離で金メダル3つを獲得したマリージョゼ・ペレクの2人。聖火がともされた球体は、空へと浮かび上がっていった。その後、エッフェル塔ではセリーヌ・ディオンが登場。フランスの国民的歌手エディット・ピアフの『愛の讃歌』を熱唱した。
1924年以来100年ぶり3回目のパリオリンピックは、8月12日まで開催され、32競技329種目が行われる。
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