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CULTURE カルチャー

2022.07.17

記憶を無くした男の正体をめぐるサスペンス!
ジェイミー・ドーナンが語る『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』の魅力とは?

 


Jamie Dornan[ジェイミー・ドーナン]
1982年イギリス生まれ。モデルを経て、2006年『マリー・アントワネット』で映画デビュー。ベストセラーの官能小説を映画化した『フィスティ・シェイズ』シリーズが世界的ヒットとなり、注目を浴びる存在に。最新作はガル・ガドットと共演する『Heart of Stone(原題)』。

「これまでにも記憶を失い、物事を組み立てようとするキャラクターを演じたことはありますが、これほど大規模で長い期間にわたって演じることはありませんでした。彼は常に自分自身と戦い、得られる情報すべてと戦っているのですが、それはほとんど常に悪い知らせなのです。このような混乱に対処することは、“男”を演じる上で非常に困難なことでした。いいことが起きていると思っていても、それが変化して、常に流動的で騒然とした状態になるのです。だから結果的に、私にとっては楽な毎日がないんです。でもそれは、このキャラクターを演じ、発見することの難しさであり、喜びでもありますね」

そう語るのは、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で一躍人気者となった俳優ジェイミー・ドーナン。シンプルでベーシックな着こなしが得意で、『Safari Online』にもたびたび登場。洒落者ぶりを披露しているのは、ご存知のところだろう。そんな彼が主演している新作『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』が、動画配信サービス“スターチャンネルEX”で7月8日から独占日本初配信されている。
 



本作は、オーストラリアの砂漠地帯を舞台に、記憶を失った男が何者かに命を狙われながらも、自分自身の正体を探し出そうと奮闘するクライムサスペンス。ドラマは、荒野を疾走する1台のクルマが大型トラックに激突される衝撃の場面からはじまる。そのクルマから命からがら這い出してきたのが、ジェイミー・ドーナン演じる“男”だ。

「基本的には、猫とネズミの追っかけっこスリラーであり、一人の男が自分探しの旅をするダークでコミカルな作品です。しかし、この作品には愛もあれば、恐怖、憎しみ、復讐、自責の念、すべてが含まれています」
 


”男”(ジェイミー・ドーナン)
大型トラックに衝突され交通事故で記憶を失った “男”。自分が何者なのかを探すなか、徐々に記憶を取り戻していく

自分の名前すらわからない記憶を無くした役柄は、演技をする手がかりがないだけに、難しいように思える。ジェイミーを惹きつけたのは、本作のどんなところなのだろうか?
「(脚本が)とにかくクレイジーなんです。この旅には、たくさんの糸があります。記憶を失い、すべてをつなぎ合わせようとする男という脚本の前提で、観客に明かされるのと同時に、彼にもすべてが明かされていきます。真実が何なのか、答えを見つけようとする人物の感覚に惹かれたんです。私たちは皆、人生につまずきながら、そうしようとしているのだと思いますが、この作品はより高い次元にあります。ダークなユーモアと過激なドラマが共存する作品に出会えるというのは、私にとって大きな魅力でした。そのふたつが共存する脚本は、なかなかありませんから。それと、この役では、自分のアクセントを使うという、普段はなかなかできないことをやっています。自分のアクセントを使うことで、より自分らしく演じることができるんです」
 



ヘレン・チェンバーズ(ダニエル・マクドナルド)
クーパー・スプリングス警察の見習い警官。真面目で優しい反面、自分に自信が持てず、奥手な性格。本来管轄外の”男”の事故を担当することに

ジェイミーが語るように、男の正体は不明。観る者は彼が極悪非道な悪者なのか、はたまた正義心のある“いいヤツ”なのか、さっぱりわからない。しかし、彼の正体を知る女性ルーシー・ミラーがどこか怪しかったり、男の行方を追う謎の人物が登場したりと、しだいに不穏な空気が漂いはじめ、男が只者でないというシグナルが発生する。

ところが、クライムサスペンスらしく全編シリアスなのかといえば、そうではない。ダニエル・マクドナルド演じる見習い警官ヘレンに代表されるように軽妙なキャラが緊張感を緩和させる。コミカルな要素に、「もしかして、思っている展開と違うかも?」と思わせるなど、とにかく予測不可能なのだ。

「(脚本と製作総指揮を兼任する)ハリー&ジャック・ウィリアムズの書き方は非常に高度で過激ですが、人間的でもあります。人間として、シリアスなものと笑いを誘うものとの境界線を常に歩くのが人生ですよね。私たちは皆、ひどいことを経験しながらも、暗い瞬間に笑ったりユーモアを見つけたりして、自分自身を驚かせてきたわけですし。ユーモアはドラマを盛り上げ、観客を引きつけるためには、非常にスマートな方法です。ただし、ドラマの雰囲気を壊すような使い方は気をつけないといけませんね」
 


ルーシー・ミラー(シャローム・ブルネ=フランクリン)
“男”が訪れる人里離れたダイナーの店員。どうやら何かを知っているような雰囲気を漂わす……

クライム作品だけに、アクションシーンも見どころのひとつ。その中心にいるのは当然ながら、ジェイミーだ。「(アクションシーンは)肉体労働ですね。40歳を過ぎた今でも、私の得意分野だと思いますし、これからもずっとそうしていきたいと思っています。というのも、私はまだ肉体的に多くのことを成し遂げられると自負しているので、その能力があるうちに成し遂げたいんです。この作品では素晴らしいスタントチームに恵まれているので、常に安全は感じていますよ」
 


ビリー・ニクソン(オラフル・ダッリ・オラフソン)
クーパー・スプリングスでトラック輸送会社を経営しているアメリカ人。”男”の行方を追いかける怪しい人物

記憶喪失の男が、様々なヒントからしだいに何者なのかを思い出していく物語は、語りすぎるとつまらないし、かといって情報が少なすぎると何も伝わらず、観るのに躊躇してしまう。けれども、ご安心を。本作は、本国BBC Oneの初回放送では約1200万人が視聴し、その反響から早くもシーズン2の製作が決定したというお墨付き。それに全6話という短さも実にイマドキ。可処分時間を振り分けても、さほど影響はないはず。

「視聴者には、“男”と一緒にこの旅に出て、彼と同じように混乱し、切り刻まれ、影響を受けてほしいと思っています。今はたくさんのテレビ番組があるので、その中で頭ひとつ抜きん出たものを作らなければなりません。そして、この旅はほかにはないものです。視聴者が私たちと一緒にこのおかしな旅に参加してくれることを願っています」
ジェイミーの自信満々なコメントが何より、本作の面白さを保証している。

『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』
製作総指揮・脚本/ハリー&ジャック・ウィリアムズ、監督/クリス・スウィーニー、ダニエル・ネットハイム 出演/ジェイミー・ドーナン、ダニエル・マクドナルド、デイモン・ヘリマン 配信/スターチャンネルEX
 

 


 

 

 
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